狭い空間で苦しむ猫を保護
狭いキャリーの中で
保護猫団体でボランティアとして働くサンドラさんは、小さなキャリーの中に閉じ込められて苦しむ猫を発見し保護しました。
1年以上もの間、狭い空間で暮らしていたものと思われます。
狭いキャリーの中だけの世界から一歩踏み出す瞬間です。「出てきていいんだよ」というスタッフの声に導かれるように恐る恐る外の世界へ。
もともとフレンドリーな様子のこの子は、長い間、人や他の動物との交流や愛情から遠ざけられ、ただただ寂しく辛い思いをしたことでしょう。「出てもいいの?」とでも言っているかのように顔をだす様子を見ていると涙が出ます。
獣医の診断と治療
弱りきった猫を獣医に連れて行くと、数々の病気を患っているのがわかりました。目も開けられないほどの酷い疥癬、免疫不全症、その他の感染症に侵され衰弱した猫は助からないのではと思われました。
ガリガリの体が痛々しいです。
しかし、諦めずに頑張ってくれたサンドラさんのおかげで、重篤なケースにも対応できる最適なクリニックが見つかり治療が受けられることになったのです。
複数回の手術の後、徐々に回復した猫は「サム」と名付けられました。
里親募集ができるまでに
保護から数ヶ月後、サムの被毛はすっかり生え揃い、日に日にしっかりした体型に。こんなにふわふわだったんですね!
そして、里親募集ができるまでになりました!SNSの投稿を見てやってきたという男性がサムの新しい “パパ” になってくれることに♪
サム、良かったね!
まとめ
狭いキャリーに閉じ込められていた理由や詳細は明かされていませんので、虐待なのか元飼い主に精神疾患などの問題があったのかはわかりません。しかし、サムが苦しく辛い思いをしたことに変わりはありません。どのような環境でも受け入れるしかない弱い立場の動物を守ってあげなければならないと改めて考えさせられるお話です。
どの子も幸せになるために生まれてきました。サムが、これからずっとパパさんと一緒に幸せな時間を過ごせますよう切に願います。
- サムの保護当時の様子とふわふわもふもふの現在のお姿はこちら。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
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