ヤマネコの赤ちゃんを育てるチャトラ猫さん
ヤマネコの赤ちゃん
ニュー・ハンプシャー州にある保護猫団体スパイシー・キャット・レスキューに保護されたのは、母親が育児放棄したボブキャット(オオヤマネコ)でした。
幸いなことに保護されたボブキャットの健康状態に問題はありませんでしたが、まだ幼いこの子は母親を恋しがって鳴き続けていました。
チャトラ母さん
そんなボブキャットの赤ちゃんは、チャトラ猫の「ハニバン」に預けられることになりました。ハニバンは本能的にこの寂しがって鳴いている子を慰める必要があると察し、さっそく寄り添います。
ハニバンの存在は、母親と離れ離れになって傷ついた赤ちゃんの心をすぐに癒しました。
ハニバンは、この少々ヤンチャな幼いボブキャットを忍耐強く、そして愛情たっぷりにケアしてくれました。
幼いといっても体の大きなボブキャットにもみくちゃにされながらも動じず、あるがままにさせてあげている懐の深いハニバン母さん。
ヤマネコとイエネコ
ヤマネコとイエネコは、種族は同じでも異なる分類がなされています。ヤマネコは成猫になると、体長65cmから100cm超、体重4kgから18kgということですからイエネコに比べるとはるかに大きいですね。
愛情深く育て、心を癒してくれる育ての親ハニバンですが、人間と一緒に暮らせるように変化した家猫であるハニバンには、ボブキャットの赤ちゃんに野生で生き残るのに必要なスキルを教えてあげることができません。ですから、時がくれば必要なスキルを伝えられるヤマネコに預けられることになります。
すでにハニバンと同じ大きさになったボブキャットの赤ちゃん、もうすぐ巣立つことになるでしょう。
まとめ
本能的にケアが必要と察し愛情深くケアしてくれたハニバンの役割は一時的なものかもしれませんが、傷ついた心を癒し慰めてくれた大きな存在であったことは間違いありません。ハニバンに感謝すると共に、ボブキャットの赤ちゃんがすくすくと成長し野生で逞しく暮らしていけますように。
- ボブキャットの赤ちゃんとハニバンの微笑ましい光景はこちら。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
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