２度の驚き。子猫じゃなく、オスじゃない！
通報・発見
ロスアンジェルスである女性が、出勤途中に、パイプに頭から突っ込んだ状態で詰まって動けない子猫に気づき、いつも動画を閲覧している保護団体Hope for Paws（ホープ・フォー・ポーズ）に助けを求めました。
なるほど、パイプの少し奥にモフモフしたものがちらりと見えています。
救出
腕をパイプに突っ込み、子猫の状態を確認します。手は子猫を触っていると思われます。かすかに子猫の鳴き声が聞こえます。
「わかってるよ、大人しくしててね～。」思わずそんな声をかけながら少しずつ子猫を引っ張っている様子。急に動かして背骨にダメージを与えないように慎重に、慎重に。
後足２本をつかんで引っ張ると、出てきました！ミャー！大きな声で鳴く子猫。足裏が大きく開きます。
頭が出ました！初めまして！子猫と聞いていたけれど、成猫でした。このサイズだからこそ詰まって抜けなくなってしまったのですね。怖いです、猫の好奇心。
ケア
逃げないように細心の注意でケージに移しますが、猫は抵抗する様子もなく、素直に入ってくれて、病院へ。うながされてゆっくりと出てきます。暴れ猫でなくて助かります！
茶トラはオスが多いので、すっかりオス猫と思っていたのですが、ここで初めてこの子は珍しい茶トラのメスだとわかりました。
湯あみも鳴きながら頑張って耐えます。
それから
マイクロチップはありませんでしたが、人にまかせてくれる様子から、飼い猫だったことはほぼ確実です。動画中も「もしこの子を知っている方は連絡してください！」と呼びかけました。
猫は好奇心のかたまり。猫の自由を尊重して出入り自由にするのもひとつの考え方ですが、こんな危険があることは忘れないようにしましょう。
この子はとりあえず「ディーヴァ」と名づけられ一時預かり施設で暮らし始めました。元の飼い主が見つかると一番良いのですが、そうならなかった場合も、すっかり場に馴染んでリラックスするこの子には、きっと引き取り手があるでしょう。
動画を観ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル：Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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