ご飯を食べることができない猫…治療を終えてつかんだ幸せとは?

ご飯を食べることができない猫…治療を終えてつかんだ幸せとは?

口の中に何か問題があるようで、うまくものを食べられない状態にある猫を保護します。他にも健康問題を抱えていたことが判明しますが、とても落ち着いた性格は、猫自身を助けることにもなりました。

つらい時も猫は黙っているけれど

通報・発見

「チキータ」と名づけられた猫は、口内に問題を抱えているらしく、まともに物を食べられない状態でした。連絡を受けた保護団体Hope for Paws がチキータの保護に向かいました。

猫の保護では定番のトラップをセットしました。ケージトラップの中にツナ缶を置いて誘い出します。うまく食べられない日が続いて、きっと空腹でしょう。警戒しながらも、早めに中に入ってきました。

そして、食べているようです。柔らかいものは何とか飲み込めるのかもしれません。

ケア

板に体重が乗るとスムーズにフタが落ちて、チキータを確保することができました。この瞬間は猫にショックを与えてしまいますが、少しだけの辛抱です。すぐに病院に連れて行きました。

興奮して暴れる猫もいますが、チキータは取り合えず落ち着いている様子。しかも職員が指先でなでていますね。口のケガ、あるいは病気の状態はどうなのでしょう。

口内炎とその他の口腔内病変に加えて、心臓がかなり弱っていることもわかりました。つかまったショックを耐えてくれてよかったです。

体を洗った後ですね。全体にきれいになっています。そしてチキータ、とても落ち着いている。これは本当によかったです。チキータの心臓のためにも、そして里親さん探しにも。

それから

現在、チキータは優しい里親さんのもとで暮らし始めました。先住猫とも穏やかに共存している様子。成猫の里親探しは子猫よりも難しいですから、本当によかったです。

子猫のかわいさと、小さいうちから関係を築きたいと思うのは里親として自然なことですが、縁(えにし)があれば、成猫を引き取ることも考えたいですね。

※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
 掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel

Hope for Paws

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