忍耐力を試された猫の保護活動。子猫の里親さんに名乗り出たのは誰?

忍耐力を試された猫の保護活動。子猫の里親さんに名乗り出たのは誰?

民家の前に停めた自動車の下に隠れて4日間も出て来ない子猫。明るい時間帯にトラップを仕掛けましたが、暗くなるまで全く姿を現しません。やっと出てきた子猫の一瞬のすきを逃さずに保護に成功。誰がこの子を引き取ってくれるのでしょう?

緊張の一瞬

通報・発見

もう4日間も車の下に隠れて出て来ない子猫の保護要請を受けて、ロスアンジェルスの保護団体Hope for Paws が出動です。

しかし教えられた車の下をのぞいても、子猫の姿は見えないし、声も聞こえません。下手に動くよりも、トラップを仕掛けて待つことにしました。忍耐力の勝負。数時間経ってすっかり暗くなっても、まだ現れません。

しかしついにその時が来ました。トラップの下に置いたツナ缶につられ、空腹の子猫が警戒しながら姿を現しました。ある程度成長して、子猫と成猫の中間ぐらいでしょうか?トラップの真ん中まで進んだ一瞬を逃さず、ヒモを引いてトラップを落とします!

うまくとらえることができました!子猫はトラップに突進し激突するなど興奮しています。猫にしてみれば恐ろしいことこの上ないのです。少しの辛抱です。

時間はかかりましたが、最後はすんなりと保護完了です。

ケア

病院に到着。「シャーム」という名前をつけました。明るい所で、初めてしっかりと猫を確認できます。緊張していますが、案外大人しく抱かれていますね。これから体を洗うのです。じっとしてくれるでしょうか?

シャームはもう、あきらめの境地なのでしょうか、それとも助けてくれると予感したのでしょうか?けなげに耐えています。

お風呂が済んで、体が乾いたところで初めて、シャームが声を上げました!安心して声が出るようになったのでしょう。あごの下に焼きのりを張り付けたような黒い部分がチャーミングです。

それから

すっかり安心しきったシャームは、ナデナデされて気持ちよさそうにしたり、遊んだり、おやつをもらったり。

そしてなんと、もうすでに里親さんが決まったそうです。保護要請をしてきた家族が自らシャームを引き取ってくれました。最初からそのつもりだったのかもしれませんね。自分たちでは上手に保護できないので、プロの手を借りたということなのでしょう。よい選択です。保護に失敗すると驚いた子猫は逃走する可能性が高いですからね。

どうして1人で隠れていたのか、どこから来たのかわかりませんが、幸運を呼び込んだ子猫のシャームでした。

動画を見ることは保護活動支援につながります。

※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
 掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel

Hope for Paws

▼▼ 公式サイトはこちら ▼▼
https://www.HopeForPaws.org

▼▼ Facebookページもあります ▼▼
https://www.facebook.com/HopeForPawsCalifornia

スポンサーリンク