感謝のハグが止まらない老猫
野良猫コロニーの老猫
長い間、野良猫のコロニーで暮らしていた老猫が保護され施設へとやってきました。この猫ちゃん、地元で保護猫活動をしているリンジーさんの “顔見知り” のようです。何度かTNR (捕獲、避妊処置、元の場所に戻す) を試みましたが、すばしっこくていつも逃げられていたのだとか。
そんなある日、リンジーさんがいつものようにエサやりをしていると、この猫ちゃんが具合が悪そうなことに気がつきました。「すぐにでも保護したいけど、いつも逃げてしまうからどうしたらいいかな」と考えていると、まるで「助けてください」と言っているかのように自ら捕獲器の中に入ってくれたのです!
安楽死を勧められる
施設へと運ばれ診察を受けた老猫は約10歳、身体中ケンカによる傷だらけで、ひどい疥癬と耳の感染症を患っており、FIV (猫エイズ) 陽性でした。獣医さんからは、安楽死を勧められるほどひどい状態でしたが、老猫の目に “生きる力” を見たシンジーさんは家に連れ帰りお世話をすることにしました。
治療開始
リンジーさんは猫に「ベルヴェデーレ」と名付けました。まずは木のスプーンを使ってコミュニケーションを図ります。疥癬で痒いところを掻いてもらって気に入ったようです。
そして、スプーンに慣れた老猫は手で撫でさせてくれるようになりました!リンジーさんとの信頼関係を築くことができたのですね。
気持ちよさそうにしています。
永遠の家族の元へ
適切なケアのおかげで、保護から4ヶ月が経ったころには体調も良くなり里親募集ができるまでになりました。特別なケアが必要な子として永遠のお家を探さなければなりませんでしたが、ベルヴェデーレをとても気に入ってくれたノースカロライナに住む獣医助手の女性が新しいママになってくれました。
フロリダ州からノースカロライナ州にお引越ししたベルヴェデーレは、すぐに新しいお家にも慣れリラックスして過ごせるようになりました。
長い間、野良猫だったにも関わらずベルヴェデーレは、すぐにとてもフレンドリーで甘えん坊な家猫になりました。
新しいママに感謝のハグが止まらないベルヴェデーレなのです!
まとめ
自ら捕獲器に入るなど、よほど具合が悪かったのでしょう。人間に頼ってくれて本当によかったですし、それに応えてくださった皆さんに感謝です。過酷な野良猫生活を引退したベルヴェデーレの穏やかでハッピーな老後がいつまでも続きますように。
- ベルヴェデーレの保護当時とハッピーな現在はこちら。
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