猫嫌いの夫が今では猫を溺愛!保護猫出身の我が家の女王様

猫嫌いの夫が今では猫を溺愛!保護猫出身の我が家の女王様

いつか保護猫を迎えたい、それが私の夢でした。4年ほど前に夫の実家に住むことになり一軒家になったのでお迎えできる!となったものの保護猫をどこでお迎えするか、さらに夫は猫に興味がなく猫のアレルギーもあって……。

ネットで保護猫の情報を検索する日々

ブログに掲載されていた愛猫の写真

保護猫を飼いたいけれどどうやったら飼えるのかがわからなかった私は、毎日夜な夜なパソコンやスマホで保護猫に関する情報を調べる日々が続きました。

そんな中で見つけたのが同じ地域で犬や猫の保護活動をしている団体のブログ。そのブログに里親募集中の情報があがっていて見つけたキジトラの子猫に一目ぼれ。というのも私が子供の頃に飼っていた猫に似ていたのです。

子供の頃は家の中に猫がいるのが普通でした。でもお世話はほぼ親がしていて私はたまにごはんをあげるくらいだったのと家の中にいる猫はほとんど寝ていました。それでもその寝ている姿が愛らしくてかわいらしくて永遠と眺めていたことが思い出されます。その時に飼っていた猫に似ているなぁと思ったことが最初でした。

そのブログに掲載されていた名前は「あずき」。性格の欄には、「ツンデレです。控えめで穏やかです。甘えたい時は自分から膝に乗ってきます。気分じゃない時の抱っこはきっぱりお断りします」と書いてあってあまりの猫らしいツンデレらしさに笑ってしまいました。

そしてそのブログでもう一点気になったのは兄弟猫と一緒に保護されているということ。子供の頃猫がいたことがあるとはいえ、自分が初めて一から十までお世話するのは初めて。兄弟猫と一緒に引き取れるのが一番いいんだろうけど一気に2匹も大丈夫なのだろうか?という心配がありました。

手探りでお迎え準備!トライアルの様子とは?

2ケージの中で怯えるあずきさんの写真

緊張しながら保護活動しているその団体さんへ初コンタクト。1週間のトライアルが可能ということや譲渡契約書などが必要なこと、最低限準備しておかないといけないことなど色々と教えてもらうことができました。

そして気になっていた兄弟猫はすでに貰い手が決まっていて、あずきの方だけが決まっていない状態だということも教えてもらい勝手にもこれは我が家にあずきさんが来る運命なんだと思い込み俄然迎え入れる気持ちが強くなりました。

1週間のトライアルをすることになりましたが一生我が家の子にするという気持ちでした。その為急ピッチでトイレやケージ、猫ベッドからごはん、食器、おやつ、おもちゃまで一通り一気に揃えました。

それも何が良いのかさっぱりわからなかったので一つ一つ調べたり、実際に見に行ったりして休みの日はあずきさんの向かい入れの準備に追われました。でもそれさえもとても楽しく充実していて、夫婦や家族との会話も増えました。

トライアル初日。ボランティアで面倒を見てくれている方が直接あずきさんを我が家に連れてきてくれました。テレビが好きなこと、洋服についているフードの中に入るのが好きなこと、トイレはシートでちゃんとできることなど性格やお世話に仕方を教えてもらいました。

ケージの中で怯え気味のあずきさん。そして同じくどうしたらよいかわからず怯え気味の私と夫。あまりの小ささと細さにどう扱ってよいかわからずも、その可愛さにあまり近くにいかず見ないほうがいいんだろうなと思いながらも気が付くとあずきさんの姿を見てしまっていました。

1日目はケージの外に少し出すも怯え気味だったのでほぼケージの中で過ごしたものの、2日目は慣れたのかケージの外でも遊んだりくつろいだりしてくれるように。このスムーズさにこれはボランティアの方がちゃんと人間に慣れるように育ててくれたおかげだと思いました。

緊張していた愛猫。トライアル2日目から感動の連続!

初めて腕に寄りかかって寝るあずきさんの写真

そしてなんとトライアル2日目にして私の腕によりかかって寝てくれたのです。この時の感動といったらもう…言葉では表現できません。この子は私がしっかり育て、守る!と心に誓った瞬間でした。

夫に寄り添いテレビをみるあずきさん

ただ気がかりだったのは猫が苦手な夫のこと。あずきさんのことはかわいいなとは思ってくれ猫アレルギーもそこまでひどいものは出ず安心しましたがどう扱ってよいのかわからないとなかなか近づかず、お世話もする気がない夫。

夫に添い寝するあずきさん

こんなそっけない関係が続いてしまうのだろうか…とちょっと不安に思いながらもトライアル3日目に突入。夫がベッドで寝ながらテレビを見ていたのですが、とことこと近くに行き一緒にテレビを観ているではないですか。しかも最終的には夫にピタッと寄り添ってスヤスヤと寝てしまったのです!

夫は突然のことに緊張して体が固まっていましたが、とっても嬉しかったようでそこからすっかりあずきさんの虜に。

夫のフードに入ってご満悦なあずきさん

洋服についているフードが好きだと聞いていたのでフードに入れてあげたりしてあずきさんを喜ばせようと必死になりあずきさんのお世話にもより協力的になってくれました。

あくびをするあずきさん

それ以降も特段問題も起きず、ものすごくスムーズにトライアル1週間を終えて正式に我が家の子になったのでした。

我が家の女王様になったあずきさん

我が家の女王様あずきさんの写真

その後、すっかり猫嫌いを克服した夫があずきさんにメロメロになり、超猫好きになったこともあって保護猫をその後も2匹我が家に迎え入れることになりました。

その2匹は男の子ということもあるのですが、あずきさんは他の猫の中でも、我が家の人間の中でも一番威厳がある存在で女王様のように君臨しています。

ねこきょうだい3匹で仲良く暮らす日々

あずきさんと弟たちの写真

保護猫を譲渡してもらうまでもわからないことだらけ、猫を自分で飼う事も初めてでわからないことだらけだったので右往左往しながらあずきさんにたどり着き、あずきさんと共に飼い主としても成長させてもらいました。

あずきさんが我が家に来てくれたおかげで、家族の会話が増え笑顔が増えました。本当に我が家に来てくれてありがとう。という気持ちでいっぱいです。あずきさんのおかげで保護猫の世界を知り、世の中には不幸な猫ちゃんがまだまだ沢山いるということを知り心が痛くなりました。

私にできることはちっぽけかもしれませんが、まずは我が家の猫を目いっぱい幸せにしてお外にいる猫やずっとのお家が決まっていない保護猫たちのためにできることを少しずつでもやっていきたいと思っています。

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