猫とキャンプに行くときの注意点
猫とキャンプに行く時の注意点を、お伝えします。
- 愛猫の性格チェック
- ワクチン接種、迷子札、マイクロチップ装着
- ハーネスとリードに慣れさせる
- 車に慣れさせる
- 猫を1匹にしない
- 愛猫がリラックスできる環境作り
- キャンプ場のルールを守る
- トイレは持っていこう
- 虫よけ対策
愛猫の性格チェック
キャンプに行く前にまず、愛猫が外に興味を持っているのかどうかを確認しましょう。猫によっては家の外は縄張りの外なので、出たがらない子もいます。
臆病な性格の猫は、外に出ただけでパニックになってしまう可能性もあります。まずは愛猫を家の外に連れ出しても大丈夫か、慎重にチェックしてからキャンプに連れて行くようにしてください。
外に興味がある猫であっても、初めてキャンプ場に着いた時はパニックになる可能性があります。逃げて迷子にならないよう、少しずつ外の環境に慣れさせてあげましょう。
ワクチン接種、迷子札、マイクロチップ装着
猫をキャンプに連れて行くなど外に出す場合、感染症に感染するリスクがあります。キャンプに出かける前にかかりつけの獣医師と相談した上、適切なワクチン接種を行ないましょう。またキャンプ場で、万が一はぐれてしまった時の為、迷子札やマイクロチップの装着は必ず行ってください。
ハーネスとリードに慣れさせる
猫とキャンプに行く上で、必須となるのがハーネスとリードです。猫が走って逃げてしまわないように、必ずハーネスとリードを付けることに慣れさせてから、キャンプに出かけましょう。子猫の場合は比較的慣れるのが早いですが、成猫の場合、慣れるまで多少時間がかかるかもしれません。焦らずにゆっくりと、慣れさせてあげましょう。
ハーネスにも様々な商品がありますので、愛猫の体にピッタリとフィットするものを選んでください。猫は体が柔軟なので、ハーネスを抜けようと思えば抜けられてしまうからです。尚、首輪に直接リードを付けるのは、テンションがかかった時に危険ですので、止めましょう。
車に慣れさせる
キャンプ場への移動は、車の場合がほとんどでしょう。車に慣れていない猫は酔ってしまったり、ずっと鳴き続けてしまったりする可能性があります。猫にとってストレスとなりますので、キャンプに行く前からマメに車に乗せて、慣れさせてあげましょう。車も自分の縄張りと思ってくれれば、落ち着いて移動することができます。尚、移動中は必ず、愛猫をキャリーケースに入れ、ケースの上からシートベルトをしておきましょう。
猫を1匹にしない
キャンプ場では決して猫を1匹にしないようにしてください。どんな危険があるか分かりませんし、猫が行方不明になってしまう可能性もあります。思いがけないトラブルが起きる可能性がありますので、充分注意してください。
愛猫がリラックスできる環境作り
いくら外に興味がある猫だからと言って、慣れない環境にはやはり、ストレスを感じがちです。キャリケースやお気に入りの隠れ場所など、猫がリラックスできる環境を作ってあげましょう。疲れを感じた時にふっと、一息つけて安心して眠れる場所があれば、猫も落ち着いてキャンプ生活を楽しむことができるでしょう。
キャンプ場のルールを守る
キャンプ場には、利用する上でのルールが設けられています。猫がいるいないに関わらずですが、しっかりとルールを守って使用しましょう。
トイレは持っていこう
自然の中だからと言って、猫にその辺りで用を足させるのは止めましょう。猫の排泄物は匂いが強く、他の利用者に迷惑がかかる場合があります。衛生的にも決して良いとは言えません。持ち運び用の簡易トイレが市販されていますのでそれらを使用し、キャンプ場はキレイに使いましょう。排泄物を入れておく為の、バケツやビニール袋なども持っていきましょう。
虫よけ対策
自然が豊かなキャンプ場では、蚊やダニなどの虫がたくさんいます。虫被害を防ぐ為の対策を、しっかりと行っておきましょう。除虫菊100%の蚊取り線香や殺虫剤を使用していない虫よけスプレー、ニーム茶やにんにくローションで作ったスプレー、ビーンエッセンススプレーなどが猫に優しく、オススメです。
キャンプに行く2~3日前から、にんにくやイースト、ビール酵母をご飯に混ぜて食べさせるのも有効です。にんにくは食べる量によっては危険がありますので、少量を与えましょう。猫によって感受性が異なりますので、初めて与える場合はごく少量から様子を見つつ、与えていきます。また、1歳未満の子猫には与えないようにしてください。
猫とキャンプに行く時の持ち物
猫とキャンプに行く時は、どのような物を持っていけば良いでしょうか?
- ハーネス、リード
- キャリーケース
- 猫トイレ、猫砂、スコップ
- 排泄物用バケツやビニール袋
- 猫のご飯、水、食器
- お気に入りの隠れ場所(ペット用テントなどでも)
- 虫除けグッズ
- 毛布
以上の物は必ず持っていきましょう。キャンプ場は日が落ちると、気温が下がり予想以上に寒くなる事があります。毛布を何枚か持っていっておくと、愛猫の体温維持に便利でしょう。
猫とキャンプに行くということ
猫とキャンプに行くというのは突飛な考えに思えますが、昨今の猫ブームや震災などの影響で、愛猫を連れてキャンプに行く飼い主さんも増えているようです。猫をキャンプに連れて行くにはいくつかの注意点がありますが、決して無理な話ではありません。
飼い主さんにとって、愛猫とキャンプに行くことは楽しい思い出となりますし、愛猫にとっても豊かな自然と触れ合う良い機会となります。注意点をしっかりと抑え、安全に楽しめるようにしましょう。
まとめ
- 愛猫がキャンプに行けるかの性格チェック
- キャンプに行けないような性格であれば無理に連れて行かない
- キャンプに行く前にワクチン接種、迷子札、マイクロチップ装着を済ませる
- 猫用のハーネス、リードがつけられるようにする
- キャンプ場では猫が迷子にならないように1匹で放置しない
- キャンプ場内では猫がリラックスできる環境を作っておく
- キャンプ場のルールを守る
- キャンプに行く時は猫の用品を忘れないようにする
愛猫と出かけるキャンプ、楽しそうですね!でも行きたい気持ちがはやり、準備が出来ていないのに決行してしまうのは危険です。しっかりと愛猫の準備が出来てから、少しずつ慣れさせていきましょう。
40代 女性 ねこ太
20代 女性 うづきまる
準備する物も多いですし、何よりも猫ちゃんのその日の気分や健康状態によってキャンプを楽しめるかどうか左右されるからです。
感染症の心配や、虫除け対策も万全でないといけませんし、猫ちゃんが迷子にならないように気を遣ってあげなければなりません。
猫にとっても人間にとっても一歩間違えるとキャンプを楽しめなくなる可能性も高まります。
出来るならば、キャンプをする間は猫ちゃんはペットホテル等に預ける方がベストだと思われますが、行動範囲をテント内などに制限し、飼い主のうち誰か1人が側にいてあげられるならばキャンプに連れ出してもいいと考えます。
しかし、猫にとってキャンプは大きな負担となるので無理だけはさせないように注意しましょう。