緊張で目がまんまるに
通報・発見
ノラ猫が出産したと保護依頼を受けて、ロスアンジェルスの保護弾代Hope for Paws が急行しました。
民家の脇のフェンス越しに立つ隣の空き家の下からのぞいている猫をさっそく発見。
出産して授乳する母猫はいつもおなかをすかせているため、食べ物を用意して保護を試みることに。そこでケージトラップを設置してみました。
すると、ほんの数分後にはツナ缶のにおいに誘われて、すんなりケージの奥まで進んでくれました。
踏み板に体重がかかったら、フタが落ちるはずですが…。
すると、黒白猫ちゃんの姿が。
実はこのあたりにはTNR(捕獲して、避妊/去勢して、元いた場所に放す)の猫が数匹ほど暮らしているのだそう。外で暮らすこの猫ちゃんたちは、繁殖と伝染病の拡散をしないように処置を受けています。
この黒白さんもその猫たちの1匹で、保護対象ではありません。健康状態もよさそうなので、おそらく近所の人が普段から食べ物を与えているのでしょう。
保護対象の母猫だけ、ケージに入ってもらいました。
「心配しないでね。子猫たちもみんな連れて来るからね」と彼女に約束。
そうして、子猫たちも発見!
狭い場所でかがんだり腕を伸ばしたりして、なんとか子猫たちの保護に成功!
全部で3匹です。
ケア
その日は職員が自宅に連れていきました。母猫は元飼い猫だったのか、人の手から食べ物を受け取り、体をなでさせてくれました。
そして抱っこも!緊張して顔がこわばっていますね。この人はきっと、やさしいんだ、大丈夫なんだ、と頑張っている感じ…。とっても健気です。
そして子猫たちと対面。すぐに授乳を始めました。
翌日は病院で、まずは体を洗います。
みんなに名前をつけました。子猫たちは「ソイソース」、「ビーンズ」、そして「スプラウト」。母猫は「ミヤ」です。
3週間後
ミヤと子猫たちは健康そのもの。一時預かり施設に移動しました。
ミヤはここでもすっかり落ち着いています。子猫たちは2まわりぐらい成長しましたよ。そう遠くない未来、きっと里親さんとの出会いに恵まれることでしょう。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
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