元野良猫が家族に…警戒する愛猫と築いた信頼の絆

元野良猫が家族に…警戒する愛猫と築いた信頼の絆

名前はロビン、猫種はロシアンブルー、性別は男の子。我が家に来てから今年の夏で3年目となり、推定3歳から4歳と思われます。そんな元野良の保護猫ロビンさんが、我が家に引き取られた時から今に至るエピソードを辿っていきます!

猫を初めて飼うことに決めた我が家の話

保護猫ロビンさんを引き取るに至った経緯

母の知り合いが野良猫の保護活動をしており、引き取れないかという話を受けた事がきっかけでした。元々うさぎを飼っていた為、ストレスになったりはしないだろうかという心配もありましたが、部屋を分けて面倒を見れば大丈夫だろうという判断になり、お迎えする事に。

最初のうちはケージから出てこようとせず、入口をあけても動かずにこちらを観察するばかりでした。写真は家に来て2日目の写真です。

家に来て2日ほど経ったロビン

実際にお迎えしてみて大変だった事

当時は元野良である事からも人間への不信感も強く、警戒心剥き出し状態でした。常に「シャーシャー」と威嚇してきたり「うぅー」と低く唸ってばかりいました。

最初の1ヵ月ほどは触れるのも困難な状態で、家に迎えたその当日はカーテンレールの上に飛び乗り逃げるという、とんでもない行動をして見せたほど。

カーテンレールに乗るロビン

家族に迎えてから見られた変化について

最初こそ怯え、警戒心剥き出しだったロビンさんですが…当初、想像していたよりも早く家に慣れてくれたのか、人に触れられても怒らなくなりました。今では、タオルなどの目隠しなしにも抱っこが出来るようにまで。爪切りもブラッシングも怖がらなくなりました。

誤飲をしたりと手を焼いた部分もありますが、ご飯の好き嫌いは少なくトイレに関しても問題なく出来ていて、しつけの面はそんなに困りませんでした。お風呂に入れても騒がず、基本的には良い子にしてます。食の好みに関しては、若干グルメになりつつあるのでは?と感じる面もなくはないですが…。

また、最近は慣れてきたからか、男の子特有の甘えん坊を発揮して「ボイスレスキャットの面影どこへやら?」といった感じで鳴く事もあります。気まぐれながらも自らすり寄ってくるようになった姿を見ると、家族の一員になったのだなと感じます。

野良のまま過ごしていたらどうなっていた事かと、天気が荒れる度に思っていた身としては家猫として馴染んだ様子をみて、本当に良かったなと思う瞬間でもあります。

寝そべりちょっかいを出す様子

ロビンさんの今現在の様子

ご飯前とお出迎えの際には必ず「おすわり」をするお利口さんなロビンさん。たまにハイテンションで動き回ったり、遊んでアピールやご飯アピールが強まったりと、ワガママな少年のような一面も覗かせるように。最初の頃からは考えもつかないような変化です。

今では初対面の人に対しても唸りません。怯えて出てこなくなりますが、引っ掻きもせず大人しくしてます。また、最近では加減する事も覚えたのか遊んで欲しくてちょっかいを出す時にはちゃんと爪をしまって、ちょいちょいと前脚を伸ばしてくるようになりました。

我が家のロビンさんは芸達者なだけではなく、何かを見つける野性的な本能もちゃんと残っていて、たまに人の目には見えづらいものも少しの動きで姿を捉えては見つけ、私達家族に知らせてくれたりもします。

のんびりと食っちゃ寝して過ごすばかりじゃない、賢い我が家のロビンさんの現在のお話でした。

アイコンタクトを試みるロビン

まとめ

いかがでしたでしょうか?他の猫飼いさんや猫が好きだけど飼えないという方に、楽しんでいただけたら幸いです。

人に捨てられたり、繁殖しすぎてしまったりと様々な理由で野良猫も多く居ます。保護猫カフェのように訳ありで保護されている猫達も多いです。

相性や家の事情などもありますし、犬や猫は今は20年近くは長生きしますので、もしもこの記事を読んだ方が自分も家族に迎えたいと感じてくれたならば、そうした先の事も考えた上で覚悟を持って家族に迎えてあげてくださいね!

最後に、決意表明のようなものを書かせていただきます。乗り気な時と放っておいて欲しい時との差は激しく、そこは猫特有の気まぐれな性格故に、猫飼いあるあるとも言える愛猫に翻弄される日々を送っておりますが、これからも健康面に気をつけてあげつつ共に過ごしていきたいと思います。

なにせ彼らは、隠して健康なふりをするのが大得意なので、飼い主が気をつけて見てあげなければ守ってあげられません。今後も細かな変化に気づいてあげられるように、言葉が通じないなりに寄り添う努力を続けていきます。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

ご飯前のお決まりの芸を披露

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