【私と愛猫との出会い〜かっぱさんの体験談〜】
子猫の「リンクス」が我が家にやって来たのは、4月3日。旦那さんが「猫を飼うなら保護猫を動物愛護センターから」と。
なので、私はパソコンで動物愛護センターの譲渡猫のページをチェックするのが日課になっていました。
リンクスの写真にひとめぼれ!
いつものように譲渡猫のページを見ていた時、リンクスの写真を見て首を少しかしげている姿が可愛くてひとめぼれ。2日後に、たまたま仕事が休みだった旦那さんと2人で動物愛護センターへ行きました。
子猫はすぐに譲渡されてしまうので、「もういないかもしれないな」「いてくれたらいいな」と思いながら車を走らせました。
動物愛護センターに着いて、猫たちのいる大きなケージの中に入ると…いました!まだ譲渡されていませんでした。
でも、旦那さんが近づくと「シャーッ」っと威嚇!人に慣れてない子だったら難しいなと思いながら、今度は、私が近づいてみると大人しく撫でさせてくれました。センターのスタッフの方も「シャーッは、最初だけだから大丈夫ですよ」と。その言葉で我が家に迎えることを決めました。
センターで付けられていた名前が、「リンクス」でヤマネコ座という意味だと聞いてぴったりだと思い、そのまま「リンクス」と決めました。
その時、6ヵ月だったのですが、6ヵ月にしては小さくてフワフワしていて丸っこくて。いかにも子猫という感じでした。
大変!いなくなっちゃった!
初日は家に着てキャリーから出すと、テレビ台の中の狭い隙間に入って出てきませんでした。
翌日、一人にして仕事に行くのは、不安でしたが仕方なく仕事へ。その時は、まだテレビ台の中でした。
仕事から帰ってくると姿が見えなくなっていました。どこを探してもいなくて、私は泣きそうになりながら旦那さんに電話して「いなくなっちゃった!」と訴えました。旦那さんに「いや、家のどこかにいるから…探してみて」と言われ「わかってるけど…」深呼吸をしてもう一度冷静になって探してみました。
いました!2階のカーテンの中の暗い棚の隙間に。このまま、出てこない子で慣れてくれなかったどうしようと本当に心配しました。
寂しさの限界が来た?
しかし、更に翌日。仕事から帰ってくるとニャーニャーと鳴いて私の膝の上で何時間も丸まって寝る甘えん坊になっていました。ずっと丸まって寝ているのでトイレにも行けないほどでした。
寝顔を見ながら、ほんとにほんとに安心しました。
家族になりました
病院へ健診と予防接種計画へ…そこで発覚したもの
動物愛護センターから1週間目に病院に行って健診を受けて予防接種の計画をしてくるように言われていたので連れて行きました。
すると、耳ダニがいること、歯肉炎になっているということ。更には肺の膨らむ場所が小さいので、すぐ息切れしてしまうということまで発覚。とにかく治療のできるものは治療することになりました。
2、3週間で耳ダニもいなくなり、歯肉炎もよくなりました。肺の膨らむ場所が小さいのは治すことができないので、先生に太らさないように気を付けるようにしてくださいと言われました。
子育てより、ずっと過保護に猫育て!
旦那さんとの会話は、ほぼリンクスのこと。心配性の私が「大丈夫かな?」と心配すると、おおらかな旦那さんが「大丈夫だよ」とバランスを取りながら、それでも子ども達の時よりずっと過保護に育てています。子ども達に「私たちの時より、ずっと過保護だね」と笑われるほどです。
離れている家族をつないでくれる「リンクス」
独立して家を出ている子ども達の代わりに、夫婦の会話の中心で笑顔にしてくれるリンクス。子ども達も電話してくるとまずは「リンクスどうしてる?」と聞いてきます。「写真送って」「動画送って」と話はリンクスの事ばかり。
娘は、リンクスの写真から絵を描いて送ってくれました。離れている家族を1つにつないでくれているリンクス。本当に我が家に来てくれて良かったと思います。
ただいま、1歳2ヵ月
まだまだ悪戯盛り、遊び盛りです。
しかし、我が家ですっかり安心してへそ天したり爆睡してくれる姿を見ると、とても幸せな気持ちになります。
まとめ
今はすっかり大きくなり膝の上で寝ることはありませんが、私が寝ていると一緒の布団に寝てくる甘えん坊です。
これからも夫婦と1匹で楽しい時間を過ごしていきたいと思っています。リンクスが、元気に成長してくれることが1番の願いです。心配性の私は、病気やケガをすることが何より心配です。
1匹でも多くの保護猫が、優しい家族に迎えられて幸せに暮らせるように祈っています。私も、リンクスに我が家に来て幸せだと思ってもらえるようにしたいと思っています。