【私と愛猫との出会い〜林じゅん子さんの体験談〜】
飼育放棄された猫
私はある日、友人に教えられた家に行くと、やせこけた猫、アメショーがいました。
元々オス猫を飼っていたところに、パートナーにと彼女(アメショー)を購入。子猫が生まれ、養子に行った後、なんと夫婦共に脱走してしまったのです。
その後、戻ってきたのはアメショーの彼女だけ。飼い主は飼育放棄…。アメショーらしくない、ガリガリで情けない姿でした。
引き取ることに
私はその猫を引き取ることにしました。
元々17歳の爺さん猫がいたので不安でしたが、時間をかけ何とか一緒に住むことができるようになりました。
太った?のではなく妊娠でした
先住猫と仲良くなるといいなと思っていた矢先、ふと気が付くとお腹が…。
太ったかなと思いつつも、念のため獣医に行くと…なんと妊娠だったのです。
母猫の様子がおかしい
その後、しばらくした後無事出産。ほっとしたのも束の間でした。
生後3週間後、授乳中にぷーちゃん(アメショーの猫)の息が荒く早いのに気付きました。
獣医へ行くと診断は子癇、低カルシウム症と診断。もうちょっと遅かったら危険でした。前回の出産から日が浅かったようなので、カルシウム剤はあげていたのですが、それでも足りなかったようです。
この日から母猫の母乳はストップさせ、5匹の子猫にミルクを1日4回人工哺乳。戦争が始まりました。
育った子供がストレスのもと?
その後、ぷーちゃんの体調も回復。1日1回は授乳できるようになり子猫は2ヵ月を迎えました。
ところが子猫が大きくなるにつれ、ぷーちゃんに問題発生。本当に子供好きのママだったのに、子離れ時期を迎えた子猫と一緒にいるせいか、粗相が続きました。寝ている横で布団におしっこをされたり、外出中財布を出したらびっしょり…とか。
家族と相談し、泣く泣く母猫のぷーちゃんは動物好きの姪の元へ。手塩にかけた子猫は誰にもやれず、結局うちで全員キープです。
その後
母猫のその後
ぷーちゃんは1匹になって落ち着いたのか、トイレ問題も解決。今では姪の大事なお姫様になりました。
判断は間違っていなかったようです。最初とは見違えるくらいに立派に太りました。
子猫のその後
先住猫のじいじも子猫がやってきてからは、うかうかできなくなったようで…。若返ったようです。いっぱい食べる19歳になりました。ぼけかかっていたのがしっかりものに。
子猫もすっかり大きくなり、5匹で遊び、楽しく過ごしています。大変な分幸せも大きいです。
まとめ
まさか1匹貰ったはずが6匹に増えるとは。でも本当に嬉しいサプライズ。出産を見れたのも、ミルクで苦労したのもいい思い出。神様に感謝です。
縁は異なもの味なもの!そして、つくづく思ったのは、おじいさん猫だから新入りは無理と二の足を踏んでいた2匹目でしたが、そんなことはありませんでした。むしろ、今回は良い方向に向かいました。
個体差もあるので、まずはトライアルをお勧めします。奇跡が待っているかも!