ミヌエットの抜け毛は多い?少ない?被毛の特徴や抜け毛対策

ミヌエットの抜け毛は多い?少ない?被毛の特徴や抜け毛対策

ミヌエットはふわふわな長毛で可愛いらしい猫です。そんなミヌエットは抜け毛が多いのかな?というこれから飼いたい方に向け、被毛の特徴などを述べていきます。

ミヌエットの抜け毛は多い?

かわいいミヌエット

ミヌエットは、ダブルコートという2層になっている被毛の構造で抜け毛の量は多いです。

換毛期である春と夏は特に毛が抜けるため、しっかりとブラッシングをするなどのケアが重要です。抜け毛が多いミヌエットのケアを怠ると、毛玉が体に溜まったりと愛猫が苦しむことになります。

これからミヌエットを飼いたいと思っている方は、下記でミヌエットの被毛の特徴や抜け毛対策についてご紹介しますので、ご参考にしていただければと思います。

ミヌエットの被毛の特徴

ゴロンとしているミヌエット

ダブルコート

ミヌエットの被毛の特徴はダブルコートという構造です。ダブルコートとは被毛が2層構造になっていることで、「オーバーコート」と「アンダーコート」という被毛が2層になっています。シングルコートという1層構造の猫よりも多く毛が抜けます。

オーバーコート

オーバーコートはミヌエットの身体の表面にある毛で、一番上にある毛のため上毛やトップコートなどと呼ばれています。毛の特徴は毛がしっかりとしていて硬さがあり、トップコートということからも、水を弾いたりでき、猫の身体を守る役割も果たしています。

アンダーコート

アンダーコートとは2層構造の下に生えている毛で、下毛とも呼ばれています。毛の特徴はオーバーコートとは違い、毛が細く柔らかめです。また、毛の密度がとても高いことが特徴で、密度が高いことにより身体を暖かく保つ役割があります。

換毛期である夏などには密度の高いアンダーコートが多く抜けることにより夏の暑さに対応しており、体温調節をすることができます。

短毛種と長毛種

ミヌエットは長毛種が多いですが、短毛種の子もいます。ミヌエットはダブルコートであることから、もともと抜け毛の量は多いですが、長毛種と短毛種を比べると、長毛種のほうが抜け毛が多いです。

短毛種も抜け毛が少ないわけではないですが、毛が短いため抜け毛が目立ちにくく、長毛種のほうが抜けた毛が長いため、より多く抜けているように感じる面もあります。

ふわふわの被毛

ミヌエットは見てわかる通り、毛がとてもふわふわもふもふで可愛らしいです。ですが、ふわふわであることから、グルーミングなどで良く舌に毛が絡み身体に毛が溜まりやすいです。

身体の中に毛が溜まってしまうと、毛玉症という毛がお腹の中に溜まって出てこなくなり、ご飯を食べることができなくなったりします。また、最悪の場合は開腹手術などをする可能性もあります。そのために、日ごろのケアをしっかりとしましょう。

ミヌエットの抜け毛対策

2匹のミヌエット

  • 毎日のブラッシング
  • 定期的なシャンプー
  • 被毛のカット

毎日のブラッシング

ミヌエットのような抜け毛の多い猫は、毎日のブラッシングがとても重要です。ブラッシングでしっかりと毛を取ることは、家に抜け毛が落ちることを防ぐこともできますが、毛玉症を防ぐことや、ダニやノミなどの害虫を除去できます。

また、ブラッシングは体のマッサージ効果もありますし、愛猫をリラックスさせ、飼い主さんもコミュニケーションを深めることもできます。

ブラッシングのやり方ですが、ブラシはラバーブラシを使って優しく頭から背中、お尻のほうへ撫でるように毛並みに沿ってブラッシングしてあげましょう。そのあと、お腹などの毛も取ってあげるといいです。ラバーブラシはとても柔らかい素材で、猫の身体にも優しく傷つきずらいので、気持ちよくブラッシングできるでしょう。

硬いブラシで強くブラッシングしてしまうと嫌がることや痛がることもありますので、注意してください。ラバーブラシのあとは、獣毛ブラシを使って仕上げをしてあげるのがおすすめです。

獣毛ブラシは毛を取るというより、艶を出したり整えたりするブラシで、ブラッシングの最後に獣毛ブラシで綺麗に整えてあげましょう。

ブラッシングの後は毛が身体に残っていることがありますので、最後にぺット用のウエットシートなどで残った毛を取るように、身体全体を拭いてあげると綺麗になります。

定期的なシャンプー

シャンプーは短毛種のミヌエットで毎日のブラッシングをしていればあまり必要ないですが、長毛種は月1回ぐらいで定期的にやってあげると抜け毛対策としてとても効果的です 。

長毛種はブラッシングをしていても絡まった毛が残ったり汚れも溜まりやすいので、シャンプーで日ごろの汚れも落としてあげましょう。

シャンプーは子猫の頃からやってあげるのがおすすめです。猫は基本的に水が苦手で、シャンプーも苦手な子が多いです。大人の猫になってから急にシャンプーをしようとしても、嫌がって逃げてしまったり暴れてしまう場合も多く、シャンプーをするのが難しくなってしまいます。そのため、小さいころから水に慣れさせて、シャンプーを身につけるようにしましょう。

シャンプーのやり方についてですが、まずはシャンプーを始める前にブラッシングで毛を綺麗に整えて洗いやすくするのと、取れる毛は事前に取ってから始めましょう。ブラッシングで整えたら、ぬるま湯で水圧も低くし身体を少しづつ濡らしていきましょう 。

人間と同じで顔は嫌な猫も多いので、顔は無理に濡らさずに身体全体を濡らしたら、猫用のシャンプーで優しく飼い主さんの手で体を洗ってあげましょう。抜け毛を防ぐためにシャンプーは効果的ですが、普段汚れを落とすことが難しい肉球の汚れなどもこの時に一緒に綺麗にしてあげるのもいいですね。

シャンプーが終わったら、タオルで拭いてあげて、そのあと低温のドライヤーでしっかりと乾かしてください。しっかり乾かさずに濡れた状態であると風邪をひくことがありますので、注意しましょう。

シャンプーは大事ですが、あまり頻繁にやるのは良くないです。猫はある程度自分のニオイが身体についていると安心しますし、身体の皮脂などを落としすぎてしまうと皮膚を傷めることもあるためです。

被毛のカット

長毛種が多いミヌエットは、毛をカットすることも抜け毛対策になります。毛が短くなると家の抜け毛も目立たなくなり、猫自身がグルーミングをしたときに身体に入ってしまう毛の量も短くなった分減ります。

必ずカットしたほうがいいというわけではないですが、長毛の場合は毛が絡まりやすいことや古い毛が残っていることで不衛生なこともあるので、カットして毛の絡まりを防いだり、古い毛をカットして無くすことで清潔な状態を保つことができます。

夏は換毛期で毛が抜けるといっても、長毛種やダブルコートであるミヌエットは暑さが身体に溜まりやすく、体調を悪くする場合があります。抜け毛と身体の健康を守るためにもカットはおすすめです。

ですが、あまり切りすぎると体温調節が難しくなる場合もあるため、飼い主さんでカットに慣れていない場合は、トリミングサロンなどでやってもらったほうがいいかもしれません。

まとめ

茶色のミヌエット

ミヌエットはふわふわでとても可愛いですが、その特徴であるふわふわな毛のため、とても抜け毛が多いです。ブラッシングなどの日々のケアを怠ると、身体の中に毛が溜まったりして、命の危機に関わることもあります。

ブラッシングはたまにでいいだろうと思っている場合も多いかもしれませんが、ブラッシングはミヌエットにとって一番大事なことです。

これからミヌエットを飼いたいという方は、ブラッシングやシャンプーなどのケアをしっかりできる、という場合に家に迎え入れてあげましょう。

また抜け毛対策として、ブラッシングやシャンプーは重要ですが、それとともに猫と飼い主さんのコミュニケーションを深める良いコミュニケーションツールにもなります。

愛情を込めて優しく丁寧に毎日ケアしてあげることで、猫も飼い主さんをしっかりと信じることができ、信頼関係を深めることもできます。

ミヌエットを迎え入れる場合は、抜け毛が多くケアが大変かもしれませんが、コミュニケーションを深めつつ楽しみながら日々のケアをすることで、長く一緒に過ごしていけるようにしましょう。