猫との旅行の移動手段
旅行に行くときは目的地に合わせて移動手段を検討しますが、猫と一緒の旅行の場合、移動手段にはどのようなものを利用すればいいのでしょうか。
飛行機
猫との旅行で飛行機を利用する場合、航空会社や国内線、国際線で預け方が異なりますが、ペットは主に貨物として扱われ、貨物室で移動することになります。客室よりも温度変化などを受けることがあるので、熱中症、低体温等の対策が必要です。飼い主と離れ猫が強いストレスを感じることもあるので、飛行機の移動が必要な場合は、事前に獣医師に相談しておきましょう。飛行機の利用が混雑しない時期に、猫と旅行に行くのも大きなストレス対策になります。
バス、電車
会社によってペットの運賃が違うようです。スムーズに乗り降りできるように確認しておきましょう。他の乗客もいることから猫が安心できない場合があるので、まずは短時間の移動から試してみてください。
自家用車
自家用車は猫に合わせて必要な物を積めるので、猫との旅行時に利用するには最も安心です。注意したいのが車内に猫を置いていかなければならないときです。季節によっては車内の温度はとても高くなります。夏は熱中症対策、冬は寒さ対策が必要となりますし、場合によっては行動が制限されることがあります。また、猫によっては車酔いをする子がいます。あくび、よだれ、嘔吐などの症状が出ます。過去に猫が車酔いの症状が出ていたなら、旅行の事前に獣医師に相談をしておきましょう。酔い止めが処方されることがあります。車に乗る前の食事のとり方、運転の仕方、車内の温度などで車酔いさせないように注意します。
猫との旅行の宿泊先
猫との旅行時は目的地や移動手段と合わせて宿泊先についても決めておきます。ペットも泊まれるホテルや旅館がありますが、犬はOKでも猫は対象外になっていることがあるので、事前に良く調べておくことが大切です。また、ペットOKでも、ペットは別の場所で夜を過ごす場合や、キャリーやケージが必要となっているホテルや旅館もあります。
自家用車での旅行なら、車中泊という方法もあります。車中泊なら家にいるときと同じように旅行中ずっと猫と一緒に過ごすことができます。猫と一緒に車中泊できるように車を改造してしまう飼い主もいます。
猫と旅行するのに必要な物
トイレ
猫の旅行で気になるのがトイレです。いつもと違う環境になるとトイレに行かなくなる猫もいるのでなるべくいつも通りに用意してあげましょう。旅行時など持ち運びに便利な猫トイレもあります。ファスナーでふたができるので省スペースで設置でき、砂を入れないときは折りたためるので、災害用に用意しておく人が多いです。
キャリーケース
旅行中、乗り物での移動時には基本的にキャリーを使用し、飛び出しや事故を防ぎます。ホテルや旅館によっては宿泊に必要になります。
首輪、ハーネス、迷子札、リード
普段は首輪や迷子札を着けていなくても、旅行中に迷子になってしまうことも考えられます。首輪だけでは頭が抜けてしまうこともあるので、ベスト型ハーネスも着用するのがおすすめです。
消臭スプレー、粘着ローラーなど
旅館やホテルの退室時のマナーとして、車内でのトイレの後などに最低限の掃除道具を用意しておきます。
キャットフード、飲み水、食器
猫は繊細なので旅行時もできるだけいつもと同じものを用意しましょう。
この他にも、旅行中の暑さ寒さ対策や、新聞紙やタオルなど汚れ防止や汚れを拭きとる道具などがあると良いです。また、猫は環境が変わるとストレスを感じるので、家で使っている猫ベッドやおもちゃ、爪とぎなど自分のニオイのする物があると安心します。旅館やホテル、車内だけではなく、外を散歩するときやアウトドアなどをするときは、ノミダニ対策もしておきましょう。
猫との旅行についてのまとめ
猫はストレスを感じやすいため、猫と旅行に行くには事前に様々なことを調べておくことが重要です。猫を一番に考えて行動をしなければならないので、普通の旅行に比べて用意する物も多くなります。周りの人への配慮も忘れないようにし楽しい旅行にしましょう。
40代 女性 ここ
飛行機では猫ちゃんは貨物室に、乗ることになるので、体調の変化に気を付けたいものですが、見に行けないので心配ですね。飛行機は気圧の変化もあるので、できれば避けたいですね。
我が家の猫ちゃんと移動の時には自家用車を使っています。酔い止めを獣医さんに処方してもらい飲ませてから出発しています。道中も、様子を見ながら休憩も入れて、目的地へ向かいます。少しの変化も気付くことができるので、安心です。