1. イライラし始めたとき
- シッポをバタバタ
- 耳を伏せる
- 急に噛みつく
- 「シャー」と声を上げる
猫はイライラし始めたとき、このような仕草を見せます。例えば撫でているとき。最初はうっとり気持ち良さそうにしていても、しつこく長時間撫でたり、触ってほしくない場所を触られると猫は不快に感じます。
このような仕草は「これ以上やめて」のサイン。距離を置くべきタイミングなのです。構うのはやめて、そっとしておいてあげましょう。
2. 急に隠れたとき
猫はとても警戒心が強い動物。騒音や来客など、人間にとっては日常であっても、猫は不安に感じることがあります。そして、不安や警戒心を抱いたとき、静かで狭い場所に身を隠してじっとします。
突然、逃げるようにその場を去ることがありますよね。我が家の猫は雷が大嫌い。「ゴロゴロ」の音と共に、逃げ出します。血相を変えて逃げ出す姿を見たら、心配で隠れている場所を覗いたり、声をかけたくなるかもしれません。
でもそんな心配は無用。猫は安全が確認できたら、自分から出てきます。そのときまで静かに待ってあげましょう。
3. 寝始めたとき
猫の寝姿は、愛らしいもの。つい撫でたくなりますよね。「1日の3分の2は寝ている」と言われますが、そのほとんどが浅い眠り。目を閉じていても、実は耳はピクピク動かしていることもあります。
野性時代は、いつ敵に襲われるかわからない状況の中、熟睡出来なかった名残なのでしょう。もちろん人間に飼われるようになってからは安心し、お腹を出してスヤスヤ…。なんてことも。
しかし、寝ているところを邪魔されるのは、猫にとって大きなストレスとなります。寝床に向かい、寝る体勢に入ったときが、距離を置くべきタイミング。ゆっくり眠れるよう、そっと見守ってあげましょう。
4. 毛繕いを始めたとき
猫が毛繕いする理由は、体を綺麗にするだけではありません。不安や恐怖を解消したり、ストレス発散のためでもあるのです。普段よりも時間をかけて、荒々しく毛繕いをしていることはありませんか?猫はイライラし気晴らししたいとき、毛繕いに熱が入ります。
毛繕いをすることでリラックスしたり、気持ちをリセットしているのでしょう。どんな理由であっても、毛繕いは猫にとって集中したい大切な時間。触ったり声を掛けたりせず、そっとしておいてあげましょう。
まとめ
可愛さ故に、いつでも触っていたい。見ていたい。と思う飼い主さんは多いと思います。飼い主さんの顔を見て鳴いていたり、体をすり寄せて来たときが、絶好のコミュニケーションのチャンス。
しかし、猫にとって「邪魔してほしくない」時間はたくさんあります。猫が好きな飼い主さんとはまさに、構いすぎない人。猫が心地良いと感じる距離感を知り、猫も人も快適に過ごしましょうね。