1. マーキング
猫が壁や家具にスリスリっとするのは、マーキングです。顔周辺に臭腺があり、そこからフェロモンを分泌しています。スリスリすることで自分の匂いをつけ、マーキングしているのです。
縄張り意識がありますので、家の中も匂い付けすることで「ここは自分の領地だ!」と主張しています。多頭飼いの場合や家の外に見知らぬ猫がいる場合、その傾向が高まるでしょう。
2. 邪魔してる
飼い主さんが何かに集中していて、猫がそれを邪魔したい時。パソコンやテレビなどにスリスリして見えなくしてくるかもしれません。
「そんなのばっかり見てにゃいで、こっち見て!」と訴えているのです。きっと飼い主さんが相手にしてくれなくて、寂しいのでしょう。プライドが高い場合は自分の方を向いていないことが許せないのかも。少し構ってあげると満足してくれるでしょう。
3. ツンデレ
ツンデレ傾向にある猫は素直に飼い主さんに直接スリスリするのではなく、壁や家具にします。どうやら、撫でて欲しいみたいです。でもそれを素直に表すのはちょっと気恥ずかしいのかも。
飼い主さんに直接スリスリしない猫がいたら、ツンデレなのだと思ってください。本当は思いっきり甘えたいのに、他の猫の手前もあるのでしょうか。きっと飼い主さんのことは大好きなので、温かい目で見てあげましょう。
4. かゆい
ただ単にかゆいので、壁や家具にスリスリすることも。自分でかけばいいのに…。と思いますが、背中などはかきづらいので、何かの角でカキカキするよう。孫の手的な…。
たまにスリスリしているなら問題はありませんが、あまりに頻繁に行う場合は皮膚に炎症などがあるかもしれません。猫の行動ををチェックして、おかしいと感じたら体を見てみましょう。早めに対処することが大切です。
5. アピール中
以前に壁や家具にスリスリしたら飼い主さんが何かしてくれたのかもしれません。可愛いと褒めてくれた、おやつをくれたなど、良いことがあったのを覚えているのです。
ですのでまた同じことをすればきっと、良いことが起きる!と思ってスリスリします。変なクセがついてしまった状態です。毎回このアピールに応じているとますます強化されていってしまうので、時には無視することも大切。
寂しそうな猫の顔が見えても堪えて、クセを直して貰いましょう。特に問題があるわけではないので、直さなくても大丈夫ですが…。頻繁にスリスリされていると白い壁などが変色してしまうことがあります。気になるのはそのくらいでしょうか。
まとめ
今日のねこちゃんより:なつ♂ / 3歳 / 雑種(ミックス) / 5.4kg
猫が壁などにスリスリするのは、何かしらの要求が隠れているよう。いち早く察するのが、優秀な下僕です。というのは冗談ですが、どうしてスリスリしているのか理由を探ることは大切です。猫とのコミュニケーションになりますので、ぜひどうしてなのかを考えてあげましょう。