猫と犬が一緒に暮らすコツ

猫と犬が一緒に暮らすコツ

猫と犬は仲良くなれるの?犬を迎える場合、先にいる猫はどうすればいいの?など、猫と犬の共同生活には、不安がつきものです。猫と犬が一緒に暮らすコツやポイントを紹介します。猫と犬がほどよい距離感が保てるように、飼い主さんも上手に工夫しましょう。

猫と犬は仲良くなれる?

猫2匹が並んでいる写真

犬と猫が仲良く遊んでいる映像を見ると、ほのぼのとした気持ちになりますよね。犬に猫が寄り添うようにしながら一緒にお昼寝する姿は、何ともいえない癒しの光景です。そういった映像を見て、犬と猫は同じ空間で生活していると自然と仲良くなるものだと思い込んでいる人は、案外多いのではないでしょうか?

我が家では先に猫を飼っていて、後から犬を家族の一員に迎え入れたのですが、自然と猫と犬は仲良くなるだろうと思い込んでいました。ところが家の中は大パニック状態になったのです。犬と猫は、仲良くなれるのでしょうか?

犬の登場に猫は大パニック!

ドアを挟んだ猫と犬の写真

初めて犬を迎え入れたときの猫たちの様子をお話します。我が家には2匹の猫がいて、どちらも8歳を超える立派な成猫です。1匹は人見知りの性格で知られるロシアンブルー、もう1匹は雑種で割とおおらかな性格です。どちらもメスで、争いもなく平穏な生活でしたので、気軽な気持ちで犬を迎え入れたのです。

しかし、予想だにしない展開が繰り広げられました。ブリーダーさんから小犬を連れて帰り、家のリビングでそっと小犬を出したのですが、猫たちは初めて見る犬の登場に大パニック状態に!恐怖心からか、所かまわず高い所に飛び乗ろうとしました。

しかも普段乗らないような所にパニック状態で飛び乗るので、ガシャガシャと音を立てながら飾り物の雑貨が床に落ちて、リビングが一瞬にして不穏な空気に包まれたのです。ヨチヨチ歩きの小犬、どこに隠れたのか分からない猫達、床に落ちた雑貨類…。

何から手をつけていいのか分からずで、私の方がパニックになりそうでした。今だから分かる事ですが、いきなり猫達のいるスペースの中で小犬を登場させたのが悪かったのですね。事前に知識を入れておくべきだったと後悔しています。

猫と犬が仲良くなりやすいパターン

仔猫と仔犬

猫と犬が最も仲良くなりやすいパターンは、猫と犬どちらも生後1才未満の場合です。どちらも仔猫と仔犬なので、敵対心もさほどなく、相手のことを自分のいい遊び相手として認識するようです。仔猫と仔犬を同時に飼い始めると、最初から同じスペースを共有するのでお互いを仲間として認識しやすく、仲良くすごす傾向にあるようです。

犬が先で仔猫が後

先に犬が家にいる状態で後から仔猫を迎え入れても、仲良くなりやすいようです。この場合、犬は仔犬と成犬どちらのパターンでも仲良くなりやすいようで、一週間もしないうちに犬と仔猫が一緒に寝ている姿を見たという声も耳にします。

猫と犬が仲良くなりにくいパターン

成猫と成犬

大人同士の猫と犬を同時に飼い始めるのは、仲良くなりにくい傾向にあります。それぞれの性格や相性もあるので、必ずしも仲良くなれないという訳ではありません。猫も犬もある程度の年齢に達して性格が穏やかなら、お互いにほどよい距離感を保ちながら温厚な関係を築くこともあるでしょう。

猫が先で仔犬が後

先に猫が家にいる状態で後から仔犬を迎え入れると、仲良くなるのは難しいようです。ちなみに我が家もこのパターンでしたが、大人の猫は警戒心が強いので、犬の存在を受け入れさせるのはとても難しいです。

仔犬は好奇心が旺盛なので猫に興味深々になりますが、それがより関係を悪化させてしまうかもしれません。また飼い主さんが無理に仲良くさせると逆効果になり、関係をさらに悪化させる可能性がありますので注意が必要です。

猫と犬の共同生活のコツ

ドアに入る2匹の猫

猫と犬が同じ家の中で暮らす場合のコツを紹介します。

スペースの区画整備

猫は安心できるパーソナルスペースがあると、穏やかに過ごすことができます。家の中を猫のスペース・犬のスペース・共有スペースと分けるなどして、ある程度の区画整備をしましょう。特に猫の食事の場所やトイレの場所は、犬が入れないようにしっかりと分ける必要があります。

猫の逃げ場の確保

首をかしげている猫

犬がやたらと猫に興味をもつと、追い回す可能性があります。そのことを踏まえて、猫の逃げ場を確保してあげましょう。猫は高い場所を好み、犬も近づくことができません。キャットタワーなどを設置して猫の逃げ場を確保すると、猫は落ち着くことができます。

徐々に距離を縮める

猫は警戒心が強いので、いきなり犬を近づけると怖がります。猫にとって近すぎず遠すぎずの距離を保ちながら、徐々に距離を縮めるのが理想的です。飼い主さんは犬をしっかりコントロールできるように「待て」「おすわり」などは日頃から躾けておきましょう。そういった姿を見ると、猫の警戒心も徐々に薄れるかもしれません。

まとめ

ベッドルームに並ぶ2匹の猫

我が家は先に猫で後から仔犬を向かえたのですが、残念ながら仲良くできないようです。仲良くさせたいという願望はありましたが、飼い主さんの思うようにはいきませんよね。猫のスペースと犬のスペースを分けて、お互いにストレスがかからないことを意識して生活しています。

猫は仔犬を迎えたことで、リビングでくつろげなくなりました。代わりに寝室を猫用スペースに改装したのです。キャットタワーを設置したり、猫用のオモチャを置くなどして猫達がくつろげる空間にしました。猫は賢い生き物なので、臨機応変に順応してくれます。猫と犬が一緒に暮らす一番のコツは、飼い主さんがあせらない事かもしれませんね。

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