おかえにゃ~!猫がス~リスリする理由とは?
飼い主が帰宅したとたん、出迎えてくれた猫がスリスリをするのは、どんな理由があるのでしょうか?
1.匂いの上書き
飼い主が外から帰ってくると、猫の匂いが消えて、知らない匂いがたくさん付いています。
飼い主には分からないレベルの匂いも、嗅覚がはるかに優れている猫には分かってしまうので、落ち着きません。そこで、スリスリして自分の匂いをつけることで、安心しようとしているのです。
「寂しかったの?ごめんね~」と思うかもしれませんが、それは勘違いで、猫のスリスリには「早く匂いを付けて、安心したい!」という気持ちが隠れています。これが1番、多い理由のようです。
2.何かの要求
「ご飯が欲しい」「甘えたい」など、何か要求があってスリスリをする場合もあります。この場合、飼い主が帰宅するのを心待ちにしているので、玄関で待ち構えていることも多いでしょう。
筆者宅の猫は、大抵お腹が空いているときに出迎えてくれます。特にお腹が空いていないと出迎えてくれないことが多いので、ちょっと寂しいような気も…。
3.挨拶
帰ってきた飼い主に対して、挨拶のためにスリスリすることも。この場合は特に深い意味はなく、単に挨拶をしているだけなので、撫でるなどしてお返ししましょう。鼻を近づけて挨拶しても良いですね。
スリスリ以外の飼い主帰宅時の猫の仕草
飼い主の帰宅時に、猫がスリスリする理由は分かりましたが、スリスリ以外に猫がする仕草を見ていきましょう!
鳴く
何か飼い主に訴えたいことがあるかのように、鳴く場合があります。「嬉しい!」「遊んで!」「構って!」など伝えたい気持ちがあるのでしょう。
帰宅時のにゃ~にゃ~が激しい猫もいます。大歓迎してくれているということで、思わず嬉しくなりますね。
ただそんなときにナデナデして猫が喜ぶと、「飼い主が帰ってきたときに鳴く=ナデナデしてもらえる」と覚えてしまい、後々困ることがあるかもしれません。
ちょっと可哀想ですが、猫が大歓迎してくれたらこちらも喜ぶのではなく、ふだん通りに対応した方が良いかもしれません。
隠れる
飼い主が長期間外出していて、拗ねている猫に多く見られる行動です。「にゃんで置いていったの?」と抗議している意味もあるのでしょう。
又は、まだ家に来てから日が浅く、飼い主との信頼関係ができていないために警戒心が解けていない場合も。
一緒にいる時間が長くなり、十分に信頼関係が築ければ、隠れることはなくなると思われます。
あくび
ちょっと寂しいのが、帰宅して猫に声をかけると、あくびされる瞬間です。寝ていたのを邪魔されたとでも思っているのか、こちらが恐縮してしまいます。ツンデレ猫に多い行動です。
無反応
あくびよりも更に寂しさを感じてしまうのが無反応です。好きの反対は無関心と言いますから、もしかして飼い主に興味なし?と思ってしまいますが、そうではありません。
気まぐれな猫ですから、きっと熟睡したりリラックスしていたりして動けなかったのです。一緒に過ごす歴が長い猫ほど、無反応になりがちです。きっと音や匂いで飼い主が帰ってきたことは分かっているので大丈夫。
一日中家にいる猫からすると、「飼い主が帰ってきたくらいでいちいち反応していられない」というところではないでしょうか?留守番を寂しがられるよりも、飼い主としては気楽で良いかもしれませんね。
まとめ
飼い主帰宅時の猫のスリスリには、匂い付けの意味が強いようです。「寂しがってくれてるの?」と思っていた方には、少しショックな理由だったかもしれませんね。
理由はともあれ、猫のスリスリする姿は可愛いので、それを満喫させてもらいましょう!!