猫ちゃんにおもちゃを取って来させる方法があれば、飼い主さんもワクワクしませんか。犬でよく見かける芸を、猫ちゃんにも訓練を通して覚えさせる事が可能です。
しかし、犬とは違い猫ちゃんの個体差は大きいので覚えられない子もいますが、その時は怒らずに個性なんだと認めてあげて下さい。どの子も飼い主さんの笑顔が好きなのです。
覚えるのに最適な時期
生後3ヶ月から1歳くらいまでがベストな時期と言われています。ちょうど躾もしやすい時期です。これより若いと、教え込んでも何をしているのかをあまり理解できずに、おもちゃにじゃれているだけになってしまいます。
一方で成猫となった猫ちゃんは基本的に本能に従って生きるので、自分のしたい事しかしようとしません。芸を教え込まれるのが好きな猫ちゃん以外では、もはや飼い主さんと練習にすら付き合ってもらえないかもしれません。
猫本来の習性を利用する
好きな音
猫ちゃんの本能を刺激する音の存在をご存知でしょうか。よくチラシや新聞紙をクシャクシャと丸める音が、猫ちゃんの好きな音の周波数にとても近いようです。試しに丸めてみて下さい。猫ちゃんの反応が良いと、芸を覚えるのに適性を持つ子である可能性が高いです。
動くものも好き
またその他の習性にチョロチョロと動くものも好きです。よくネズミのおもちゃなどを夢中になって追いかけたりしていませんか。もしくはどこぞで捕まえた虫などを飼い主さんにプレゼントしようと持ち帰って来たりしたことはないでしょうか。これらの習性を利用して、猫ちゃんに芸を覚えさせていきます。
訓練方法
新聞紙で構いませんのでクシャクシャと丸めて(その音を聞かせて)猫じゃらしのように左右に振りながら猫ちゃんの興味を引きます。猫ちゃんの狩猟本能から目が丸くなり体制を低くなります。そのタイミングで丸めた紙ボールを投げて下さい。
猫ちゃんは恐らく手で戯れるだけで持ち帰ってきてはくれません。猫ちゃんがじゃれてくれたら、「持ってきてー」と声かけながら飼い主さんがボールをとって再び投げて下さい。これを何度も何ども毎日繰り返し続けて下さい。猫ちゃんが疲れたやめても大丈夫です。
やがて猫ちゃんがボールを口にくわえはじめて、ポトっと飼い主さんのそばに落としていきます。捨てないでそのままボールを放っておくと、猫ちゃんの方から遊んで欲しい時に持ってきてくれるようになります。
まとめ
今日のねこちゃんより:りり / ♀ / 1歳 / 雑種(ミックス) / 4.5kg
猫ちゃんの習性を利用しながら上手く教え込んで下さい。ご褒美に関しては餌やおやつをあげる必要はありません。それよりも飼い主さんのプラスの反応の方が、猫ちゃんにとっては良好なようです。一緒に楽しむ気持ちを忘れないで訓練して下さい。