子猫が走り回るのはなぜ?理由と対処法、落ち着く時期について解説

子猫が走り回るのはなぜ?理由と対処法、落ち着く時期について解説

子猫は元気いっぱいです。走り回る子猫は、見ていてほほ笑ましいですよね。ただ、あまりうるさく走り回られたり、夜中に走り回るのは、ちょっと困ります。子猫が走り回る時は、どのように対処したらよいでしょうか? 子猫が走り回る原因に、ストレスが隠れていることもあります。子猫が走り回る原因と対処法をまとめました。

子猫が走り回る理由

玄関前を走り抜ける2匹の子猫

好奇心

子猫のうちは眠っている時間が長いものですが、目が覚めると走り回ることがあります。元気が有り余っている子猫は、人間の子供と一緒で好奇心いっぱいです。身の回りのものなら何でも興味を引かれて、走り回るのです。走り回るだけでなく、じゃれたり、飛びかかったりしてきます。

本能

子猫が夜中に走り回るなら、夜行性という猫の習性が理由のこともあります。猫は昼間に寝ることで体力を温存し、夜間に狩りをします。

子猫であっても、猫の本能で夜になると走り回ることがあるのです。狩りの練習をしていると言ってもいいでしょう。また、子猫のうちは走り回ることで筋力をつけています。走り回ることで、狩りに必要な力を備えていくのですね。

ストレス

子猫が走り回る原因に、ストレスが隠れていることもあります。子猫でも、他の猫からストレスを受けることもあるのです。多頭飼いならなおのことですが、親猫や兄弟猫からもある程度のストレスを感じることはあります。

逆に子猫1匹で飼っているなら、遊び相手がいなくて寂しいことがストレスになっている可能性もあります。早くに親猫やきょうだい猫から離されてしまった子猫は、ストレスを感じています。

走り回る行為は、子猫がストレスを発散させているといえます。また、走り回るだけでなく、ニャーニャーと鳴くことがあります。子猫の鳴き声は、か細くてかわいいものですが、いつまでも鳴いていると心配になりますよね。子猫が鳴くのは、寂しさや不安なことがあるのです。

パニック

猫はパニックになりやすい動物だと言われています。突然大きな音がした、知らない人が来たなどで、パニックを起こすことがあります。パニックになった子猫が走り回ることもあるのです。パニックになって走り回る子猫を、無理に捕まえようとすると飼い主の手を噛むことがありますので、注意が必要です。

子猫が走り回るときの対処法

おもちゃのボールと寝転がっている子猫

たくさん遊ぶ

好奇心旺盛で元気が余っている子猫なら、おもちゃなどを使ってたくさん遊んであげてください。夜中に走り回ることが多い子猫なら、夕方から夜にたくさん遊んであげると、よく眠ってくれるでしょう。

飼い主が十分に遊んであげられないときや、昼間お留守番をさせるときなどは、子猫が一人でも遊べるおもちゃを用意しておいてあげるといいですね。キャットタワーなどを設置してあげると体を動かすことができ、走り回ることが少なくなります。

寂しさから走り回る子猫も、気がまぎれることでしょう。ただし、子猫には持久力がありませんのですぐに疲れてしまいます。体の負担にならないよう、1回の遊ぶ時間は10~15分にしておきましょう。

夜中にかまわない

静まり返った深夜に子猫が走り回ると、うるさいので飼い主の方も眠れません。でも、夜中に走り回る子猫は放っておきましょう。

子猫を落ち着かせようと夜中におやつを与えたり、遊んであげたりすると、夜中に走り回るといいことがあると子猫が思い込んでしまいます。遊んであげるなら、寝る前です。たくさん遊んで疲れれば、子猫はよく眠ってくれます。

スキンシップ

子猫は、親猫やきょうだい猫と離れたばかりで寂しい思いをしていることがあります。それがストレスとなって走り回るという行為につながります。

昼間、飼い主が留守がちなら、よけい寂しがっていることでしょう。帰宅したら、たくさん撫でてあげたり、子猫と触れ合ったりするようにしてくださいね。

落ち着くのを待つ

子猫がパニックを起こして走り回るようなら、無理に追いかけると恐怖を与えてしまいかねません。急に捕まえると、パニックを助長して飼い主の手を引っかいたり噛んだりすることがありますので、子猫が落ち着きを取り戻すのを見守りましょう。

走り回る子猫のそばに、割れ物や刃物などがあったら、すぐに取り除いてください。ただし、紐が子猫の首に巻きついているなど、命の危険やケガの恐れのある場合は、タオルで子猫の体を包んで捕まえましょう。

子猫が走り回る時期はいつまで?

走る横向きの子猫

子猫が1歳半から2歳1歳半から2歳になれば、落ち着いて走り回ることも少なくなります。

子猫が好奇心や猫の習性から家の中を走り回るのは、一時的なものです。ストレスが原因の場合は、ストレスを解消してあげれば走り回る回数もぐっと少なくなりますよ。

まとめ

人の手に抱かれて見上げる子猫

子猫は元気いっぱいに走り回ります。でも、時にはうるさいことも。子猫が走り回るのは仕方のない面もありますが、夜中などは困りますよね。夜中に子猫が走り回らないようにするには、夕方から夜に十分遊んであげてください。

ストレスで走り回ることも考えられますので、ストレスを取り除いてあげると、走り回ることが少なくなるでしょう。走り回るという行動が子猫の時期特有のものなら、1歳半から2歳くらいで落ち着くはずです。

それまでは、大変な面もありますが、子猫はすぐに大きくなってしまいます。今だけの子猫の時期を楽しみながら、大切に育ててあげてくださいね。

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