子猫に爪とぎを教える方法

子猫だろうと成猫だろうと、爪とぎをするのは本能のため手ごろな場所を見つけてはガリガリと爪研ぎを行います。ちゃんとしつけをしている猫ならば、爪は専用の爪とぎでするものと理解していますが、まだまだ何も知らない子猫は爪とぎをいきなり目の前に置かれても意味がわからず、手ごろな壁や柱やカーペットで爪をとぎます。
そうなるとお部屋を傷つけられてしまうので飼い主様としては困ってしまいますよね。そんな子猫に爪とぎを教えるにはある程度のしつけが必要です。まずは、子猫に爪とぎを教える方法をご紹介しましょう。
1.爪とぎに子猫を触らせる
まずは用意した爪とぎはどういう用途の物なのか、子猫に教えてあげる必要があります。好奇心旺盛な子猫ならば、興味を持ってすぐに近づいたり触ったりしてくれるでしょうが、臆病な子猫ならば得体の知れない物体が目の前に置かれた時点でたじろいでしまいます。
そのため、まずは子猫に爪とぎを触らせて、危険がないものだというのを教えてあげましょう。
2.手を取って爪とぎをさせてあげる
爪とぎに対して子猫の警戒心が薄れたら、今度はこの爪とぎが爪を研ぐものだと教えてあげる必要があります。その方法として有効なのが、子猫の手を取って爪とぎをするしぐさを一緒にしてあげることです。
こうすることで、子猫は爪とぎで爪を研ぐ感覚を覚えてくれますので言葉は通じなくてもここで爪を研ぐと気持ちがいいと覚えてくれるはずです。最初は遊び感覚で楽しみながら爪とぎをしてくださいね。
3.壁などで爪とぎをしているときは止める
子猫に爪とぎを与えたのにもかかわらず、爪とぎでしないのに壁で爪とぎをするという場合は早めにしつけを行う必要があります。子猫だからと爪とぎ以外で爪を研ぐのを黙認していると成猫になってもその癖が抜けず、部屋の壁がボロボロになってしまいます。
せっかく子猫に爪とぎを用意してあげているのですから、壁で爪を研ごうとしたら優しく爪とぎまで誘導してあげましょう。根気よく続ければ、爪とぎで爪を研いでくれるようになるはずです。
子猫が爪とぎをするのはいつから?

子猫が爪とぎをするのは個体差によって違いがありますが、早い子ならば生後7週から始めます。爪とぎをするのは、自分の縄張りを主張するために行うものなので、縄張り意識が芽生えたときから始める子が多いようです。
もっとも、子猫が爪とぎをするのは本能ですから爪とぎを無理にさせようとするのではなく、子猫の成長に合わせてあげるようにしましょう。
子猫に爪とぎを教えないといけない理由

壁やカーペットや家具を守るため
子猫に爪とぎを教える理由として上げられるのが、この家の中のものを爪とぎをされてしまうのはとてもつらいですよね。そのような事態を防ぐためにも、爪とぎで爪を研ぐというのを教えてあげるのが大切です。
ストレス発散方法
稀にですが、成猫になっても爪とぎをしない猫もいるようです。そのような場合は、無理に教える必要はないという意見もありますが、猫にとって爪とぎはストレス解消や背伸びをするという意味もあります。
そのため、爪とぎを嫌がっているのに無理にさせる必要はないでしょうが、爪とぎを買ったなら前述で紹介した方法を試しながら楽しんで爪とぎを教えてあげてはいかがでしょうか?
子猫の爪とぎおすすめ3選

MEWTOGO 猫用爪とぎ - 子猫用
背の小さな子猫が爪とぎをするなら、やはり体のサイズに合わない大きな爪とぎはやりにくく、爪とぎをしてくれないという事態に陥る可能性があります。そのため、子猫に爪とぎをかってあげるならば、こちらの商品のような高さが低い爪とぎを用意してあげましょう。
IDEAPRO ネコ用品 バリバリベッド
縦に長いタイプの爪とぎではなく、横に広いベッド型の爪とぎもおすすめです。こちらの爪とぎなら高さもそこまでないので子猫でも使いやすく、爪とぎとしてもベッドとしても使えます。見た目もかわいいのが嬉しいですね。
Docamor 爪とぎマット
こちらはどうしてもソファで爪とぎをしてしまう子猫におすすめの商品です。ソファに置くだけで、ソファーカバー兼、爪とぎとなりますので大変便利で実用的ですね。見た目も麻素材でおしゃれなので、お部屋に置くのに抵抗が無い方も多いのでは?理想を言えばソファで爪とぎをしないのが一番ですが、どうしてもやめられない子猫ならば爪とぎから守るためにこのようなカバーを購入するのも有効ですよ。
まとめ

子猫に何かを教えようと思うと、コミュニケーションも満足にとれませんし、世間を知らない子供なのでどうしても上手にしつけが行えないことが多くあります。
しかし、子猫に爪とぎを教えてあげられるのは飼い主様だけなので、うまくいかなかったとしても根気よく、楽しみながら教えてあげるようにしましょうね。