猫から壁紙を保護するには?
壁掛けタイプの爪とぎを複数置く
猫が立った姿勢で壁で爪をとぐのが好きなら、壁掛けタイプや縦置きタイプの爪とぎがおすすめです。いつも猫が爪とぎをしてしまう場所に置いてあげましょう。爪とぎはひとつだけでなく、家の中の数カ所に置くようにします。爪とぎのついているキャットタワーもおすすめです。
猫に爪とぎの場所を教える
猫が壁で爪とぎをしないようしつけることで壁を保護します。猫が壁で爪をとぎ始めたら、爪とぎの場所まで連れていき、前脚を持って爪とぎにこすりつけ、ここで爪をとぐということを教える方法です。
壁の前に障害物を置く
障害物があると、猫はそこで爪とぎができません。そこで、観葉植物などを置いて、壁を保護します。ただし、観葉植物が倒されてしまうと後片付けが大変ですので、要注意です。また、観葉植物の中には猫にとって有害なものもあります。購入する際は確認することをおすすめします。
猫の欲求を満たしてあげる
猫が壁に向かってオシッコをしてしまうのは、猫が欲求不満になっていることが多いです。フードが気に入らなかったり、飼い主にあまり構ってもらえないような時にオシッコをすることがあります。フードを見直してみたり、猫と十分に遊んであげましょう。
トイレが汚れている場合も、猫は他の場所にオシッコやうんちをしてしまうことがありますので、トイレもこまめに掃除をしてあげて下さい。
猫から壁紙を保護する時役立つ商品3選
1.リンテックコマース ペット壁保護シート(弱粘) M PETP-02M
商品情報
特殊粘着剤使用しているため、使用後もはがすことができます。
猫から壁紙を保護するために一般的な壁紙の上から貼って使用する保護シートです。弱粘着タイプの特殊粘着剤使用で、きれいに剥がすことができます。半透明タイプで貼った部分が目立ちません。
2.壁に貼れる爪とぎボード 1枚
固定具をネジで留めるだけなので、取り付け簡単。壁を保護しながら、猫が爪とぎができます。複数枚つなげることも可能で、幅広い範囲の壁を保護することができます。真ん中に折り目があり、そこで折るとコーナーにも取り付けることが可能です。猫が爪とぎしやすいシナ材でできています。
3.腰壁PURAPAN チーク
猫の爪とぎで傷ついた壁を隠すなら、腰壁にするのもおすすめ。木目調でおしゃれに傷を隠してくれるだけでなく、プラスチック製で表面がつるつるしているので、爪とぎをしなくなります。水にも強くお手入れ簡単です。猫のオシッコからも保護してくれます。両面テープで貼るだけの簡単施工です。
猫から壁紙を保護する必要がある時に知っておきたいこと
猫が壁でオシッコをしてしまう理由
猫は、欲求が満たされていないと、壁にオシッコをしてしまうことがあります。ただむやみに猫を叱るのではなく、猫が何を訴えているのか考えてあげて下さいね。保護シートなどで壁を保護すると同時に、猫の不満も解消してあげましょう。
猫はスプレーと呼ばれる濃いオシッコをトイレ以外ですることがあります。縄張りを主張するマーキングの行動ですが、スプレーの匂いは強烈なので、壁にされると大変です。拭いても匂いは残ってしまいます。去勢したオスやメスでもスプレーをすることがあります。新しく猫や他の動物を飼った時などに見られる行動です。猫が壁でオシッコをしてしまったら、すぐに拭き取りましょう。その後クエン酸やお酢を溶かした水を霧吹きなどで吹きかけ、拭き取ると匂いが落ちます。
猫が壁で爪をとぐ理由
猫はよく爪とぎをしています。猫の爪は、薄い層のようになっていますが、古い層を剥がして新しい爪が出るようにするための行動です。また、爪をとぐことで自分の匂いをつけ、縄張りを主張する意味もあります。ですから、猫が爪をとぐのは自然なこと、仕方のないことなのですね。猫は、爪が引っかかりやすいザラザラした面であれば、どこででも爪をといでしまいます。壁紙などは細かな凹凸があることが多いので、猫が爪をとぐのにちょうどいいというわけです。ですから、壁を保護するには、猫の爪が引っかかりにくいようにすることが大切です。
まとめ
猫の爪とぎやオシッコ行為は、欲求不満から来るものもありますが、猫の本能で自然な行動です。ですから、叱る前に何が理由で爪とぎやオシッコ行為をしてしまうのか考えてあげる必要があります。とはいえ、壁でガリガリやられたり、匂いをつけられるのは、困ったものです。壁以外で爪をとげるように工夫したり、猫の欲求を満たしてあげながら、便利なグッズを使って壁を保護しましょう。