猫がダンボールをかじる心理とは
猫がダンボールをかじる時に心理には、以下のものが考えられます。
- ストレス発散
- 狩りの練習
- 飼い主さんの気を引きたい
- ダンボールが好き
- 歯がかゆい為
ストレス発散のためにダンボールをかじる
完全室内飼いの場合、特に活発な猫では運動量が足りずに、体力が有り余ってしまう事があります。また、多頭飼いでストレスを感じている、その他諸々の理由で溜まったストレスを発散する為、ダンボールをかじる、という行為に出ている可能性が考えられます。
適度な運動量を確保できるよう、上下運動ができるスペースを作ったり、飼い主さんが遊んであげたりすると良いでしょう。
多頭飼いのストレスは仕方ない部分もありますが、ダンボールをかじる猫を十分に可愛がってあげると、ストレスの解消に繋がることもあります。ストレスを感じる原因を突き止めて、可能であればその原因を取り除いてあげましょう。
狩りの練習のためにダンボールをかじる
元野良猫など、狩りをしていた猫で多く見られる可能性があります。狩りは猫にとって、生命を保つだけの手段ではなく、遊びの部分もあるようです。
ですから、狩りの楽しさを知っている猫の場合、室内で飼われることで狩りが出来ずに、その衝動をダンボールにぶつけているのかもしれません。
さすがに狩りをさせる事は中々できないと思いますので(外出する猫さんは別ですが)、猫の狩猟本能を満足させられるような猫用おもちゃを買い与え、飼い主さんが毎日5分程度でも良いので、遊んであげると良いでしょう。
飼い主さんの気を引きたいのでダンボールをかじる
試しにダンボールをかじってみたら飼い主さんが何らかの反応をしたので、ダンボールをかじると構って貰える、と学習した可能性があります。
猫が甘えたい時は顔をすりつける、体をぶつけるなど色々な方法で飼い主さんにアプローチをかけますが、その1つとして「ダンボールをかじる」という方法が、猫の中で確立されているのでしょう。
この場合は可哀想ですが、ダンボールをかじっても無視しつづけるようにしましょう。ダンボールをかじっても、構ってくれない、と学習し直せば、以後はかじらなくなるでしょう。
ダンボールが好きだからかじる
ダンボール箱好きな猫は多いです。新しいダンボール箱には必ず、一度入ってチェックする、という猫はたくさんいるでしょう。
あの密閉された空間、そして暖かさ、そして、独特の匂いがたまらないようです。好きが高じて、思わずガリッとかじりたくなってしまうのかもしれません。かじった感触が気に入る猫も、少なくないとか。
歯がかゆいのでダンボールをかじる
生後3ヶ月〜7ヶ月の猫は、乳歯から永久歯に歯が生え変わる時期です。生え変わりの時期になると歯がムズムズとかゆくなりますので、固いものを噛むようになります。
その固いものの1つとして、ダンボールが対象となるのです。できればダンボールではなく、固めの猫用おもちゃを、与えましょう。
生え変わりが終わればかゆみがなくなりますので、自然とダンボールをかじる事もなくなります。確かにかじり甲斐が、ありそうですものね。
猫がダンボールをかじる時の注意点
猫がダンボールを飲み込んでも大丈夫?
猫がダンボールをかじったとしても、食べている訳ではなく大抵は吐き出しています。ですが、多少飲み込んでしまう場合もあるでしょう。
よほど大量に飲み込まなければ問題はありませんが、ダンボールのかけらが腸に詰まり、腸閉塞になる可能性もゼロではありません。
猫がダンボールをかじる時の対処法
愛猫にとって危険があるものは、できるだけ排除しておいた方が安全ですので、ダンボールを室内に置かないようにすると良いでしょう。
ダンボールが好きでかじる場合の対処法
ダンボールが好きでかじっている場合は、なるべくダンボールのかけらが出ないように、ダンボールをビニールテープで被うなどすると良いでしょう。
それでも、猫が飲み込んでしまう可能性はありますので、なるべく近くで見て、可能ならば他の安全なおもちゃを、与えるようにしましょう。
飼い主の気を引きたくてダンボールをかじる場合の対処法
飼い主さんの気を引きたくてダンボールをかじっている場合は、とにかく愛猫に「構ってるよ。気にかけてるよ。」アピールをしましょう。
ちょっとばかり大げさに、スキンシップをはかるのも良いでしょう。愛猫が満足すれば、ダンボールをかじらなくても良くなります。
特に、日中留守番をさせる事が多い場合は室内にダンボールを置かないようにして、愛猫と過ごす時間は蜜にコミュニケーションをはかりましょう。
我が家の場合、ダンボールをかじるクセのある猫がダンボール製の爪とぎしかつかわないので、一時期は爪とぎをかじってしまい、ボロボロになっていました。
そこで爪とぎのサイズにぴったりなケースを購入し、そこへ爪とぎを入れるようにしたら、かじることはなくなりました。
愛猫がダンボールをかじる時の対処法は、原因によって異なります。ストレスや狩りの練習でダンボールをかじっている場合、ただ単にダンボールをなくすだけでは、愛猫の鬱憤が溜まってしまいます。
この場合はダンボールではなく、別にストレス発散や狩りの練習ができる方法を、考えてあげましょう。
まとめ
- 猫がダンボールをかじるのはストレス発散のため
- 猫がダンボールをかじるのは狩りの練習
- 猫がダンボールをかじるのは飼い主さんの気を引きたいから
- 猫がダンボールをかじるのは歯がかゆい為
我が家の猫も1匹、ダンボールをかじる子がいましたが、少し前に新入りのオスのやんちゃ猫が来て、2匹で良く遊ぶようになったら、ダンボールをかじることがなくなったように思います。
ダンボールをかじっていた子は元野良猫さんだったので、やはり狩りの楽しさが忘れられなかったのかもしれません。メスにしてはやんちゃなので、体力を発散していたのかも。
もう1匹いる先住のメス猫は、まねしてダンボールをかじっていた事はありましたが、あまりお気に召さなかったようで、全くかじらなくなりました(笑)。
猫によってダンボールをかじる理由は様々です。愛猫の事を良く理解して、原因を探してあげてくださいね。
40代 女性 ひまわり
我が家の猫ちゃんも、宅配便が入っていた深めのダンボールをすぐにおもちゃにします。初めは爪研ぎをして、口を擦り寄せたりしばらく、寝たりと半日は楽しんでくれます。ダンボールの匂いが好きなのでしょうか、匂ってはゴロゴロしていました。ダンボールを咬みちぎったりするのも成長期にしていましたが、成猫になると共に咬みちぎったりはしなくなりました。我が家は、新聞紙を広げて、ダンボールの切れ端をつくってそれを爪研ぎのひとつとして使用していた時期もありました。
子猫の時は、クッションがわりと温かいのとでシートの下に敷いてあげていました。いまだに上に乗って幸せそうにしています。
ダンボールは、猫ちゃんにとったら、遊び道具として好都合なのかもしれません。
30代 男性 影千代
30代 女性 のりちゃん
我が家の猫ちゃんも、拾った時にダンボールにいれていましたが、カジカジ噛んでいました。
飲み込まないのですが、どうしても噛みきってしまいます。
飲み込まないように注意していましたので、大丈夫だったようです。
大きめのダンボールを見つけると高齢になった今でも噛みついたり引っ掻いたりして遊んでいます。
匂いも好きみたいで幸せそうに遊んでいるのを見ると幸せになります。
2匹でひとつのダンボールで仲良く遊びます。トンネルを作ったりして遊具をつくってあげたりしますと、気に入ってトンネルに潜ったりして遊びます。ダンボールをかじって遊ばないように、コミュニケーションをとって遊んであげることをオススメします。
30代 女性 まきこ
我が家の猫ちゃんも、あまり走り回れないときには、段ボールをちぎり、遊んでストレス解消していました。
ただ、単に段ボールが好きなだけという猫ちゃんもいるかもしれませんね。段ボールは、暖かで猫ちゃんは入りたがりますよね。
段ボールに絵を描いてあげて、部屋がわりにして遊ばせていた時期もありました!
子猫の時には、トンネルを作ったりしていました。とても、喜んで遊んでいましたよ。
段ボールは、倒れても危なくないので安全ですね。材質的に皮膚が切れないので、安心です。