猫がトイレで用を足してくれない
捨て猫から室内飼いの家猫へ
捨て猫を、家で飼うことになりました。種類はグレーのmixといった感じでした。公園で鳴いていたのですが、餌や水も置いてあって、あきらかに捨て猫でした。
まだ子猫だったこともあり、逃げることもなくすんなりと捕まえることができました。とてもかわいく人懐こいので、家で面倒を見ることになったのです。
人を怖がらないところから、誰かに飼われていて、母猫が子猫を産んで面倒を見られずに捨てたのかな、といった感じでした。
すぐに問題行動が発覚
先住猫ともすぐに仲良くなり、餌も食べ、トイレでしっかりおしっこもできたのです。ひとまず安心、と思っていたところ、問題行動が・・・。
トイレには行くのですが、うんちをトイレでしてくれないのです。おしっこはトイレ内で出来るのですが、なぜかうんちはトイレの横にしてしまうのでした。
しばらく見守っていましたが、数日たっても、おしっこはトイレ内、うんちはトイレの外、という行動が続きました。
猫がトイレでうんちをしてくれない理由を探る
捨て猫だった頃、どのくらい公園にいたのかわかりませんが、公園の砂がある場所で用を足していたものと想像されます。
トイレをわかっていない?
拾われて室内飼いになって、トイレが与えられました。急な変化でトイレがわからないのかとも思いました。
しかし、おしっこはためらいもなくトイレに入って、猫砂の上でしています。トイレの場所もわかっているということです。
トイレの場所も問題ない…
おしっこの時はわかるけど、うんちになるとトイレがわからない、ということはないであろうと考えられました。
また、おしっこが出来るので、トイレの場所が気に入らないわけではないだろうと考えました。
それでも、もしかしたらと、静かな場所や薄暗いところなど、色々と場所は変えてみましたが、粗相してしまうこととは関係ありませんでした。
トイレの砂が気に入らないと判明!
公園の砂の上で用を足していたものが、急に室内の猫トイレになったので、違和感があるのではと考えました。
おしっこの時にはあまり砂を掻きませんが、うんちの場合は猫砂を前足で掻く回数が多くなります。さらに砂の上の滞在時間も長くなります。
この点から、砂が気に入らないのでトイレに入らないのだろうと想定しました。トイレの砂が嫌で迷っているうちに、我慢できずにトイレの横でうんちをしてしまっているのではないかという事です。
猫が気に入る猫砂を見つける
トイレの砂が嫌なのだから、砂を変えれば良いのです。とても簡単だと思ったのですが、すんなりとはいきませんでした。
砂を色々と変えてみる
猫砂の種類は、たくさんあります。素材だけでも、紙、おから、木、ベントナイト(鉱物)、シリカゲルなど。そのほか、匂いつきや色つき、粒の大きさが違うもので選択肢はいくらでもあります。
紙製の猫砂を使っていて、粗相をしたので、紙以外のトイレ砂で試してみることにしました。木製、ベントナイト、おからと順番に、試して見たのですが、どの砂でもうんちをトイレの外にしてしまいます。
一緒に住んでいる別の猫は順応してどの砂でもトイレを使ってくれましたが、グレーの子はどうしてもうんちをトイレの外でしてしまうのです。もう、治らないから仕方ない、掃除さえすれば・・・と諦めかけた時もありました。
本当の砂と猫砂を混ぜてみた!
やはり、実際の砂がいちばん良いのだろうということから、いちばん砂に近いものを探すことにしました。その結果、一度使ってダメだったベントナイトを、本物の砂と混ぜて使ってみたのです。
だんだんトイレでしてくれるようになった!
最初の数回は、トイレの中でうんちができたり、やっぱり外でしてしまったりと行ったり来たりでしたが、そのうちに必ずトイレでうんちをしてくれるようになったのです。
本当の砂を減らし、猫砂だけでできるように!
そして少しずつ砂を減らしていき、最終的にはベントナイトのみでもトイレでうんちをしてくれるようになりました。
まとめ
- 猫のトイレ環境は大切!
トイレ砂探しを初めて、うんちをトイレでしてくれるようになるまでに1年以上経っていました。
その間、ずっとグレーの子が排泄のたびに不快な思いをしていたと考えると、長い期間とても申し訳ないことをしていたことになります。
ずっと猫トイレのことが気になっていた生活から解放されて、飼い主としても楽になっただけでなく、多分猫もトイレが楽になっているだろうと思います。
猫が過ごしやすい環境で生活できるよう、問題行動が解決できるように、飼い主は諦めないで行動しなければならないな、と感じた出来事です。