猫がトイレでおしっこをしない理由
猫はトイレの砂場でおしっこをするため、トイレのしつけは犬に比べて難しくはないと言われています。猫はもともと砂漠で生活していた動物であり、本能的に砂の上でおしっこをすることを覚えているからです。では、なぜ粗相をするのでしょうか。
猫が粗相をする理由
- ネコ砂やトイレ自体が気に入らない
- トイレの場所が気に入らない
- トイレが汚れている、トイレの場所が遠過ぎる
- 飼い主に不満を持っている
- 精神的なストレス
- 環境が変わって落ち着かない
- 転居や部屋の模様替えにより、環境に慣れていないなど
- スプレー行為
- 年齢によるものや病気
猫が粗相をした場合
怒鳴ってはいけない
異なる場所で粗相したことではなく、おしっこをして怒られたと思ってしまいます。おしっこ自体を我慢するようになり膀胱が炎症を起こし、病気にかかってしまう可能性があるのです。
粗相した場所の臭いを消す
臭いが残らないよう拭き取り、処理をしましょう。猫は自分の排泄物の臭いがする場所をトイレにするため、また、同じところで排泄をする可能性があります。しっかりと消臭することが大切なのです。
改善するまで気長に対応
しっかりとトイレで排泄するようになるまでに、数日から数週間かかります。
猫の粗相の予防策
トイレを清潔にする
まずは、こまめな掃除を心掛けましょう。臭いが強い場合は、猫砂をすべて取替え、トイレ自体も洗うことをお勧めします。
猫砂を変える
今は、いろいろなタイプの猫砂があります。素材や形状などもさまざまです。こまめにトイレ掃除をしても粗相が直らない場合は、猫砂を代えて試してみるのもよいかと思います。
トイレの場所を変えてみる
トイレまでの距離が遠かったり、人がよく通る場所や騒がしい場所に設置したりすることは避けた方がよいでしょう。猫が安心のできる場所で、静かな場所に設置しましょう。
トイレ本体を変える
トイレ本体が気に入らないこともあります。形状が体型に合っていない、臭いがこもる、フードの有無など、様子を見て、できる限りその子に合ったものを用意してあげましょう。少々広めのトイレの方がよいと思います。
トイレの数を増やす
特に多頭飼いの場合、他の猫と同じトイレを使うことを嫌う子もいます。トイレの数を増やすことによって問題が解消する可能性があります。
ストレスを減らす
飼い主に構ってもらえていないと感じている場合などに、粗相をする傾向があるようですので、まめにコミュニケーションをとり、ストレスを解消させてあげましょう。
スプレー行為の場合
避妊手術や去勢手術をしていない猫で発情期を迎えた場合、スプレー行為の可能性が考えられます。この場合、通常の尿よりも臭いが強く、おしっこをする姿勢とは異なり、足をあげるような体勢で行います。
本能的なものですので、防ぐことはできません。避妊手術や去勢手術をすればこのような行為は落ち着いてきます。ただし、スプレー行為を覚えてしまうと、完全に解消するとは限りませんので早めの対処を検討し、獣医への相談をお勧めします。
高齢猫や病気の場合
高齢の猫の場合は足腰が弱っていたりします。トイレまでの距離を考えたり、トイレの入り口の高さが低いものを用意したりしましょう。また、泌尿器系の病気の場合はトイレまで間に合わないことや、体調の異常を知らせるためにトイレ以外の場所で排泄することもあります。おしっこの色や状態、いつもの臭いと異なる場合は、病院に連れて行ってあげましょう。
まとめ
猫がおしっこをトイレ以外の場所でするのは彼らなりの理由が存在するのです。猫の立場になって考えてあげましょう。彼らは言葉で意思を訴えることはできません。だからこそ、行動で示している彼らの気持ちを汲み取ってあげることや、理解を深めていきましょう。
40代 女性 かえで
長男猫は、猫砂とシートでしたし、次男猫はシートのみでしたし、末っ子猫はチップを買ってきて猫用トイレに敷き詰めました。
こうして、それぞれのトイレが決まるまでには、時間がかかりました。
まずは場所に困りました。結局チップの入ったトイレはベランダの入り口のすみに置くと気に入って使ってくれました。
シートのみのトイレは納戸の広い場所に置きました。あと猫砂とシートのトイレはいがいとリビングの片隅に置きました!
それぞれが使う場所が違うので、掃除が大変でした。が、掃除しがいがありました。
トイレは、最初にしっかりみて好みのトイレを作ってあげないと使ってくれないので、しっかりと好みのトイレを作ってやらないといけませんね。
50代以上 男性 エイト