1.猫と飛行機移動する際のメリット・デメリット
メリット
正直、飛行機での移動のメリットはこの理由しか思い浮かびません。長距離の移動が必要な場合、圧倒的に飛行機が早いです。ただし、空港までのアクセスや、さらに離陸までに猫を預けることを考えると、実質移動時間に+最低1時間は必要となります。
デメリット
- 移動中は猫ちゃんの様子が確認できない
- 気圧の変化や揺れなど、他の乗り物よりも酔いやすい
- 輸送費がかかる
飛行機の一番の欠点は、万が一なにかあった場合、すぐに対処できないということです。最悪、命を落としてしまう可能性もあります。高齢や疾患がある猫ちゃんの飛行機での移動は、お勧めできません。飛行機に乗せる前に、断られる可能性もあります。ただし、病気がなくても、飛行機内はかなりストレスを感じる環境であることに違いはありません。繊細な猫ちゃんは強いストレスで呼吸状態が悪化することもあります。どうしても飛行機に乗せないといけない場合は、日ごろからケージに入ることに慣れさせておく必要があります。
2.猫と電車で移動する際のメリット・デメリット
電車移動のメリット
- 猫ちゃんの様子を確認しながら移動ができる
- 道路状況に左右されない
私も東京から福岡まで猫と一緒に新幹線に乗車したことがあります。新幹線移動を決めた理由は、猫の様子を確認しながら移動できるということでした。比較的、他の交通機関と比較して揺れも少なく、万が一の場合、途中で下車できることも安心のひとつでした。
電車移動のデメリット
- 他の乗客への配慮が必要
- 長距離の場合、移動時間がかかる
やはり猫と一緒に乗車した場合、どうしても他の乗客の方に気を遣わなければなりません。私の場合、あえて指定席はとりませんでした。万が一、隣の乗客の方が動物が苦手な可能性もあるからです。もしくは、電車内で鳴いてしまう可能性もあったので、席を移動できるように乗車券は自由席で購入しました。ちなみに電車に猫を乗せる場合は、駅の改札で手回り品切符(片道280円)を購入し、ケージにとりつける必要があります。
3.車で猫と移動する時のメリット・デメリット
車移動のメリット
- 猫ちゃんの様子を確認しながら移動ができる
- 万が一の場合、すぐに病院へ連れていくことができる
- 休憩しながら、移動することができる
- 他の交通機関よりもストレスはかからない
もし、比較的距離が遠くなければ、車での移動が飼い主も猫ちゃんにとっても、一番安心できる移動方法だと思います。公共の交通機関と違い、他人に配慮する必要もないため、鳴き続けてしまう猫ちゃんや、病気があっておしっこの量が増えている猫ちゃんなどは一番適していると思います。
車移動のデメリット
- 長距離の場合、移動時間がかかる
- 渋滞など道路状況に影響される
車移動の最大の欠点は移動時間です。結局、一番融通が利く車移動ではありますが、移動時間が12時間超えるようであれば、その間お水を飲まなければ、脱水してしまったり、空腹で嘔吐してしまうかもしれません。移動時間が長くなればなるほど、車酔いするリスクも高くなるため、もし長時間移動する場合は必ず休憩できるような環境や時間を作るようにしましょう。
まとめ
移動方法はさまざまですが、猫ちゃんの性格や年齢、体調に合わせてその猫ちゃんにあった方法で移動することが一番です。
長距離の移動をする前に
どの乗り物にも猫ちゃんを乗せる前に気を付けることがあります。
- 移動前は余裕をもって動物病院で診察を受ける
- 公共の交通機関を利用する場合、使用可能なケージを事前に確認しておく
- 使用するケージは移動前に必ず慣れさせておく
事前に動物病院で診察を受けることで、病気のチェックや必要に応じて酔い止めや鎮静剤を処方してもらうことができます。移動する方法も先生と一緒に相談できることはかなり心強いと思います。飛行機や電車の場合、規定のケージがありますので、今使用しているケージが乗車可能か前もって確認し、必ずそのケージに慣れさせておきましょう。
私の猫は、かなりの臆病者でもともと動物病院まで移動する距離ですらもパニックを起こしていました。引っ越しが決まった時に、どうやって一緒に移動するかかなり悩みましたが、事前に部屋の中でケージに入れる練習を行い、引っ越し当日は、鎮静剤を使用し薬が効くまでは多少興奮気味でしたが、約7時間の新幹線移動を無事に乗り切ることができました。
これから、長距離の移動が必要になってしまった同じような境遇の猫ちゃんの飼い主さんたちに少しでもこの記事が参考になればと思います。