猫とドライブする時の注意点
楽しい猫とのドライブですが、注意したい点がいくつかあります。
猫とのドライブで注意する7つの事
- 猫とのドライブで起こる車酔い
- ドライブ中の脱走
- 猫に気を取られての事故
- ドライブによる猫のストレス
- 熱中症
- ドライブする時は適度な休憩を
- 猫の為にドライブ中は緩やかな運転を
猫の車酔い
人と同じで、猫の体質によって車酔いしやすい子もいます。長時間のドライブに出る前に短距離を走ってみて、愛猫の様子を確認すると良いでしょう。
ドライブ中車酔いしやすい子は、よだれを垂らす、嘔吐する、排泄をするなどします。動物病院で酔い止めを処方して貰えますので、相談してみてください。猫とドライブに行く時は市販の酔い止めもありますが、慣れるまでは処方してもらった酔い止めの方が安心です。
ドライブ前は絶食をさせるのが基本ですが、猫によってはお腹が空くと車酔いする子もいます。ここは愛猫の様子を見て、判断していくしかありません。
ドライブ中猫が脱走しないように注意する
猫とドライブ中窓やドアを開けたスキに、脱走する可能性は高いです。必ずドライブ前にハーネスとリードに慣れさせて、ドライブ中は装着させておきましょう。また、窓やドアを開ける時は、猫をキャリーバッグに入れておくようにしてください。そのように気をつければ、不意の脱走を防ぐことができます。
猫に気を取られてドライブ中の事故
特にドライバーと猫だけでドライブする時に気をつけたい点ですが、猫に気を取られて事故を起こしてしまっては大変です。ドライバーと猫だけの場合、絶対にキャリーバッグから猫を出さないようにしてください。
ドライブによる猫のストレス
一般的に猫は、乗り物に乗って移動するのが苦手です。猫とドライブ中強いストレスを感じる場合がほとんどですので、なるべく猫がストレスを感じないように工夫してあげましょう。猫とドライブに行く時はお気に入りの毛布やおもちゃを持っていったり、フェイシャルホルモン剤を使ったりしても良いでしょう。
猫は住み慣れた家の中にいるのが一番落ち着くので、猫とドライブ以外にも引越しなどでどうしても連れて行かなければいけない場合を除いては、連れて行かない、という選択もあります。ペットホテル、もしくはペットシッターを頼んで、愛猫のストレスを軽減してあげてください。
猫とドライブに行く時は熱中症に注意
猫とドライブに行く際、特に夏は締め切った車内の温度はすぐに高温になるというのは、様々な報道がされていますので、ご存知の方も多いでしょう。猫とドライブに行く時猫を真夏の車内に置いていく事は、大変危険です。
猫とドライブに行く時は車を離れる時は猫も連れて行くか、日陰の涼しい場所に車を止めて窓を細く開け、車中の温度が上がらないようにしていきましょう。
また、ドライブ中も車内が暑くなりすぎないよう、注意が必要です。冬でも、暖房のかけ過ぎは猫の熱中症を引き起こす可能性があります。温度管理には十分、気をつけましょう。
猫とドライブする時は適度な休憩を
猫とドライブに行く時は猫の為にも飼い主さんの為にも、適度な休憩を取りましょう。2時間に1度は、トイレや水飲み、食事休憩をすると良いですね。
あらかじめ、猫にキャリーバッグの中でご飯を食べるのに慣れさせておくと、何かと便利です。ドライブで緊張した猫は、水さえ飲まないこともあります。その場合はシリンジを使って、水を飲ませるようにしてください。猫とドライブに行く時は常に猫の様子に気を配ってあげましょう。
猫とドライブする時は穏やかな運転
猫とドライブに行く時はいつも以上に運転に気を配りましょう。急発進、急ブレーキ、急ハンドルに人は不快感を感じますが、猫も同じです。なるべく穏やかな運転をするように、心がけましょう。
猫とドライブする際に必要なもの
猫とドライブする時は、以下のものを用意しておきましょう。
猫とドライブに行く時の6つの持ち物
- 猫用トイレ
- ご飯、お水(お皿、シリンジ)
- キャリーバッグ
- ハーネスとリード
- (必要ならば)酔い止め
- 潜り込み防止対策
猫とドライブに行く時は『猫用トイレ』を忘れずに
猫用のトイレは、必ず持っていきましょう。休憩時などに使わせると良いですが、緊張のあまり、全くトイレをしなくなる猫もいます。逆に車酔いでしょっちゅう排泄する子も。
猫の『ご飯、お水(お皿、シリンジ)』をドライブに持って行く
食べ慣れた愛猫のご飯とお水も必需品です。ご飯を入れるお皿も、忘れずに。シリンジは万が一愛猫が緊張でお水を飲まない場合を考えて、持って行くと安心です。
猫の『キャリーバッグ』をドライブに持って行く
キャリーバッグも、猫とのドライブをする上で必須です。これがなければ、猫とのドライブはしてはいけないというくらい、重要なアイテムです。ドライブ中の猫の居場所としてはもちろん、脱走防止、隠れ場所としても使えます。ドライブ前に、猫をキャリーバッグに慣れさせておくと、良いでしょう。
ドライブ先で使う猫の『ハーネスとリード』
ハーネスとリードも、猫とお出かけする時の必須アイテムです。猫を家の外に出す前に、十分な時間をかけて、少しずつ慣れさせていきます。できれば子猫の頃に慣れさせるとスムーズです。
ドライブで酔いやすい猫は『酔い止め』
前述しましたが、愛猫が車酔いする子ならば、動物病院で酔い止めを処方して貰いましょう。ただ、猫の体質によっては効き目がないこともあるようです。
猫とドライブに行く時は『潜り込み防止対策』を持って行く
締め切った車中であれば、猫をキャリーバッグから出しても大丈夫ですが、狭い隙間に入り込むのが好きな猫です。外の脅威から身を守る為、車の中の隙間に入り込んでしまうかもしれません。
思わぬ怪我や体が汚れてしまうこともありますので、猫が入り込みそうな隙間には、タオルなどを詰めておきましょう。
猫にドライブを好きになってもらう方法
子猫のうちからドライブに連れて行く
愛猫をドライブ好きな猫にしたい場合は、子猫からドライブさせていきましょう。最低でも月に1度は、ドライブに連れていくようにします。子猫は育った環境に順応するので、ドライブに行くのが当たり前、と覚えさせれば良いのです。
実際、子猫の頃から飼い主さんと旅に出ていたので、旅行好きな猫として有名な子もいます。タレント猫を育てるトレーナーさんは、様々な環境に慣れさせる為、子猫の頃から車に乗せてドライブするようです。
ドライブが好きな性格の猫か?
また、ドライブ好きにさせるには、猫の性格も重要です。
好奇心が強く、ちょっとの事では動じない猫であれば、ドライブできるようになる可能性は高いでしょう。逆に、臆病な子や警戒心が強い猫は、多大なストレスを感じさせてしまう事が多いので、必要な時以外はなるべく、ドライブをさせないようにしましょう。
ドライブ時の猫のストレスを軽減するには?
ドライブに向いていない猫は連れて行かない
どんなに猫がドライブ中、ストレスを感じないように気をつけても、大小の差はあれ、猫はストレスを感じるでしょう。ドライブに向いていない性格の猫は、無理に連れて行かないこと。ドライブできそうな猫でも、短距離から少しずつ、慣れさせていく事が大切です。
ドライブ中の猫のストレスを軽減できるアイテム
ドライブ中のストレスを軽減できそうなグッズとして、猫の顔から出るフェイシャルホルモンを模した、ホルモン剤を試してみるのも良いでしょう。ホルモン剤を使うと、猫の気分が落ち着き、ストレスを軽減できると言われています。個体差はあるものの、試してみる価値はありそうです。
商品情報
猫用フェロモン製品です。猫のフェイシャルフェロモンF3(※類緑化合物)が含まれており、ストレスによる猫の問題行動を軽減します。
まとめ
猫とのドライブは、用意する物やする事がたくさんあって大変そうですが、そこを乗り越えれば、楽しいドライブとなりそうです。
ただ、愛猫の性格を見て、ドライブさせるようにしてください。無理強いはいけません。ドライブを楽しめそうな性格の猫を選んで、ドライブに慣れさせてあげましょう。
40代 女性 しほり
二匹をつれて行くには荷物が多くなりますが、車なので気が楽です。
トイレは、あらかじめ深めの段ボール箱の中に作っておいて、トイレに行きたそうにしたら段ボール箱の中に入れます。
飲み水は、ペットボトル二本分を持っていきます。水を飲むときの容器は必ずおうちで使っているものを持参します。快適に過ごせるように色んなアイテムを用意したいですね。
おもちゃも持っていって、一時間に一回は、車の窓を閉めて猫じゃらしで遊ばせます。ストレス解消も、大切ですね。