お出かけをするための事前の準備
トイレ、食事、食器を用意
愛猫自身の臭いのついたトイレや、普段食べている食事やおやつ、通常入れている食器を持っていきます。
キャリーバッグの購入
最近は色々と工夫のあるバッグがあります。愛猫が中で伸びが出来るような大きさで、扉がしっかりと閉まる物を選んでください。家から出る時は常に必要となります。
リードやハーネスに愛猫の情報のついた名札をつける、マイクロチップを体内に入れる
抱っこをしていて逃げ出した時はリードやハーネスでたぐりよせられます。万が一逃げてしまった場合は、名札が付いていれば保護した側も届け出がしやすくなります。体内に埋め込むチップもあります。
ワクチン接種、ブロードラインなど予防薬を塗布する
他の猫や犬と接触の可能性があるペット可の施設は、おおむねワクチン接種が必要となってきます。その他、ブロードラインなど予防薬を塗布する事も必要でしょう。
呼んだら声を出すように訓練
本能的に猫が恐怖に対して行う事は、狭くて暗い場所に隠れることです。行方不明になった時に名前を呼んだら愛猫が返事をしてくれるように訓練するのは大切です。
車の移動に慣れさせる
外出が決まっていなくても、普段から短い距離でも車内の雰囲気や動き方に慣れることが必要です。
因みにレンタカー会社も、猫可の所も多くなっています。詳しくは、ねこちゃんほんぽの姉妹サイトである「わんちゃんほんぽ」の「ペット可のレンタカー会社まとめ」をご参照下さい。飛行機や電車移動の場合は、代金や規則をあらかじめ調べておきましょう
旅行や外泊の場合は近所の動物病院の所在地を確認
猫の体調の変化や怪我に備えて、外泊場所近くの動物病院を調べておくと安心できるでしょう。
猫とお出かけ中の注意
キャリーバックから出さないようにする
外での新しい事にびっくりして逃げ出す事がありますので、キャリーバッグのドアを外では開けないようにします。
4〜5時間位の長時間移動での配慮
安全で衛生的な場所を見つけ、猫をキャリーバックから出しリードをつけて外の空気を吸わせたり、トイレに行かせたり、おやつや飲み物を与える必要があります。
人間のいない車の中に猫だけを置いたままにはしない
特に、暑い日や直射日光のあたる場所での放置は熱射病のおそれがありますので放置をするのは厳禁です。
猫と出かけて目的地に着いてからの注意
猫を落ち着かせてから出す
新しい場所のため、猫と飼い主自身が落ち着いてから扉を閉め切ったところで出します。
他の猫との接触はなるべくさける
感染症予防もありますが、猫同士のけんかも避けたいところです。
猫とお出かけするときの注意点のまとめ
猫種やそれぞれの猫の性格により、お出かけが好きな子も嫌いな子もいます。お出かけが好きな猫でも、新しい事にびっくりして臆病になったり、逃げ出そうとしたりします。
しかし、普段からの準備や訓練によりお出かけが習慣となり猫の楽しみになるかもしれません。キャリーバッグに入る事や、車に乗る事を嫌がらないようにすれば病院の通院も楽に行えます。
そして、愛猫と共に楽しめる喫茶店やアミューズメントスポットなど旅行や外泊も、準備を万全に行う事により安全に楽しめるのではないでしょうか。
ただし、クシャミや咳をしたり、鼻をぐすぐすしていたり、お腹がゆるくなって具合が悪そうならお出かけは見合わせてくださいね。
愛猫の具合や気持ちを最優先し、柔軟な対応をして愛猫とのお出かけを楽しめると良いですね。