【米国】巨大ハリケーンで「9日間行方不明」の猫が奇跡の生還!帰ってきた人気者に住民たちも歓喜

竜巻により崩壊したオフィスビルにいた飼い猫が行方不明に

2021年12月、米国ケンタッキー州を含む6州で竜巻(ハリケーン)が発生し甚大な被害をもたらしました。

その驚異的な竜巻がケンタッキー州メイフィールド襲ってから9日後、ソニー・ギブソンさんの飼い猫マディックスが瓦礫の下から奇跡的に発見されました。

ギブソンさんがマディックスを発見したのは、12月19日の日曜日のこと。

今回の竜巻でメイフィールドのダウンタウンにあるギブソンさんのオフィスビルが崩壊し、ビルの中にいたマディックスも行方不明になっていたのです。

諦めかけていたなか鳴き声が…

竜巻の後、ギブソンさんとその家族が崩壊したビルの片づけを手伝っている間、マディックスの鳴き声が聞こえてくることはありませんでした。数日も経つと、ギブソンさんはマディックスを見つけることを諦めていたそうです。

ところが週末の19日、ギブソンさんがオフィスビルの瓦礫に分け入り、以前自分のデスクがあった場所に座っていると微かに「ニャー」という鳴き声が聞こえました。

ギブソンさんは鳴き声の主がマディックスであることを確信し、心臓が止まるほど驚きます。

すぐに従業員2人にも応援を要請し、名前を呼びながら瓦礫の中のマディックスを捜索しました。

ようやく瓦礫の下の隙間にいるマディックスを見つけたとき、マディックスは怯えて震えていたそうです。

マディックスの生還を多くの人が喜ぶ

ギブソンさんがマディックスを自宅へ連れ帰ると、マディックスは3杯分の餌を平らげボウル一杯の水を飲み干しました。

獣医師の診察も受けましたが「特に問題はない」とのこと。メイフィールドに住む多くの人々が、マディックスが生きていたことを聞いて歓喜します。

ギブソンさんによると、マディックスはいつもオフィスの入り口の側に座ってやって来る人々に挨拶をしたり、窓の外を眺めたりしていたそうです。

オフィスを訪れる顧客はみんなマディックスが大好きで、多くの人がオフィスへ来ると「マディックスはどこ?」と尋ねたそうです。

マディックスは現在ギブソンさんの自宅でゆっくりしており、日常を取り戻しつつあります。

住民にとってはまだまだ大変な状況が続く中、人気者の猫が無事に生還できたことが多くの人々を勇気づけたようですね。