飼い主の在宅ワーク明けは、愛猫の心のケアが大切って聞いたけど本当?

Q: 飼い主の在宅ワーク明けは、愛猫の心のケアが大切って聞いたけど本当?
A:本当です。飼い主さんの在宅ワーク明けは、猫にとって精神的に負担になってしまう場合があります。

在宅ワーク中は自粛生活が求められたこともあって、外出もほとんどせずに毎日家で愛猫と一緒に過ごしていた飼い主さんも多いのではないでしょうか。

そばにいる時間が長いと、そのぶん猫に構ってあげる時間も長くなり、甘やかしてしまうことも増えたという方もいるかもしれませんね。

しかし在宅ワークが明ければ、猫は何時間も留守番をするという生活に戻ります。

淋しさが募り分離不安症になる可能性も

一緒にいられるのが当たり前になってきた頃、また一人で留守番することになると、淋しさや不安感が募って分離不安症という心の病気になってしまうことがあるので注意が必要です。

分離不安症になると飼い主さんが外出しようとした時に、落ち着きがなくなったり鳴いたりします。

留守番中にも鳴き続けたり、粗相をしたり、不安やストレスを紛らわせるために物を壊したり自分の体を傷つけたりするケースもあります。

分離不安症の予防のためには、在宅ワークで一緒にいる時間が長くなっても、必要以上に構いすぎたり甘やかしすぎたりしない方が良いでしょう。

あらかじめ留守番に慣らしておく

甘えん坊になってしまった猫は、飼い主さんの不在に対する不安感が強くなってしまいます。

久しぶりに出社するなど長時間の留守番を猫にさせる前に、あらかじめ留守番の練習をさせて慣らしておくことも大切です。

家を出る時に飼い主さんが過剰に別れを惜しむと、猫も不安な気持ちになります。猫を刺激しないように、そっと出かけるようにしましょう。

また飼い主さんの不在時でも気を紛らわせられるようなお気に入りのものがあれば、猫の寂しさや不安が軽減されます。ぜひ愛猫の大好きなおもちゃなどと一緒に留守番させるようにしてください。

猫が「ひとり」でも大丈夫なよう工夫を

可愛い愛猫が留守番中にずっと不安な気持ちで過ごしていると思うと、飼い主さんもとても辛いですよね。愛猫が一人でいる時間に気を紛らわせられるものを用意しておき、快適にいい子で留守番ができるように工夫してみましょう。

そして忙しい毎日の中でも愛猫に構ってあげる時間を確保して、心のケアをすることを怠らないようにしましょう。留守番を頑張った時には、しっかり褒めてあげてくださいね。