Q:猫はなんで「ニャー」と鳴くの?
A:人間とコミュニケーションをとるためです。
猫と言えば、「ニャー」という鳴き声をイメージしますよね。実は、成猫が可愛く鳴くのは人間にアピールするためだと考えられています。
今回はどうして猫がニャーと鳴くのか?についてご紹介していきます。
本来猫はあまり鳴かない生き物
元々猫同士のコミュニケーションにおいて、「鳴く」という行為はあまり行われません。
発声するのは、子猫が母猫に甘えるときやケンカや威嚇時に低く唸ったりする程度。それ以外は鼻や身体をこすりつけるなどで交流します。
一方、人間に対しては可愛く「ニャー」と鳴くことが多いです。一説によると、これは猫が人間に対して甘えたり、おねだりしているサインとのこと。
食事を与えてくれる人間と共生するために、可愛くニャーと鳴くようになったと考えられています。
サイレントニャー
猫の飼い主さんの中には鳴いてるような仕草なのに鳴き声が聞こえない、という経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はこれ”サイレントニャー”と呼ばれる行為。
猫は人間が聞き取れない音域で声を発することができます。
通常は母猫などに対して行いますが深く信頼している飼い主さんにも、このサイレントニャーを行うケースがあります。
サイレントニャーを見かけたら、愛されている証拠と言えるでしょう。
猫がニャーと鳴くのは人間とのコミュニケーションのため
今回の内容をまとめると以下になります。
- 猫は本来鳴き声で交流しない。
- 人間に対してニャーと鳴くのは共存のため。
- 鳴き声を発しないサイレントニャーと呼ばれる行為もある。
当たり前だと思っていた猫のニャーという鳴き声は、人間と交流するための猫なりの工夫です。
猫は意外と抜け目のない動物。ただ、ニャーと鳴くだけで、ここまで人間と共存できるようになるとは本当に頭がいい生き物ですね。