社会性が高い犬よりは厳格ではないものの、猫も人間の家族に上下関係をつけます。
正確には上下関係というより「役割付け」という意味合いが近く、”この家族は〇〇してくれる”と認識していると言われています。
「飼い猫が家族に対しどう思っているか?」
これについて理解することは、猫と円満な関係を築く上で重要です。
今回はそんな猫と家族の上下関係についてご紹介していきます。
猫は人間を「自分より大きな猫」だと思っている
そもそも猫は人間のことを何だと思っているのか?
一説によると猫は「人間を自分よりも体が大きい猫」だと思っているそうで、別の生き物と認識していないと言われています。
すり寄ってきたり、膝上に乗ったりするのは、母猫に甘えている感覚なのかもしれませんね。
女性は猫に好かれやすい
「うちの猫はお母さんに懐いている」
主婦など女性の方に猫はよく懐く、という意見をよく聞きます。
これは家庭内で一緒に過ごす時間が長く衣食住のお世話をする機会が多いため、重要度が高いと猫に認識されているからです。
猫の好き嫌いには、人間の性別も関わってきます。
人間の女性が発する高いトーンは、猫にとって聞き取りやすい音域であるため好かれやすいと言われています。
逆に猫にとっての上下関係が低くなりがちなのが、働き盛りのお父さんです。普段、仕事で外出し一緒に過ごす時間が少ない・お世話をする回数が少ないと、猫にとっての重要度も低くなります。
また女性とは反対に男性の低い声は猫にとって聞き取りにくいことも、上下関係が低くなる理由の一つと言われています。
猫は家族に上下関係をつけている
今回の内容をまとめるとこのようになります。
- 猫も家族に上下関係をつけている。
- 猫は人間を”大きな猫”と認識している。
- お父さんよりお母さんの方が上位にランクインしやすい。
猫の上下関係の基準はシンプルで、自分にとって人間の家族が重要であるかで左右されます。
一緒に過ごす時間が長いほど猫の家族に対する順位付けは上位に位置づけされやすくなりますので、この機会に猫との関係性を見直してみるのもいいかもしれません。