1. 聴覚No.1!
猫の五感で優れていると言えば、それは「聴覚」です。猫が音を聴き取れる範囲の周波数は、人よりもはるかに高く、6万へルツ程度と言われています。人が2万へルツ程度ですから、かなりの高周波を聴き取ることができるのです。
これは、ネズミなどの小動物が発している高周波を聴き取るためだそう。ですから、猫には人が聞こえない高い音も聞こえているのです。
猫が急に一点を見つめじっとしているのは、何かの音が聞こえている時だと考えられます。人には何も音がしないので、「猫が幽霊を見てる?」と勘違いしてしまうのです。猫の五感で1番優れているのは、聴覚です。
2. 次は嗅覚
2番目に優れているのは、「嗅覚」です。猫は匂いで様々な判断を行なっています。匂いを嗅いで相手のことを知りますし、匂いで食べ物かどうかを判断しています。食欲がそそられない匂いがしないと、食べないと言う便利さ?です。
とは言え、犬の嗅覚にはかないません。猫の嗅覚は犬の嗅覚の10分の1程度と言われています。それでも、猫の生活に嗅覚は重要な役割を果たしていることに違いありません。
3. 続いて触覚
3番目に優れているのは、触覚です。触覚には、「痛み」「かゆみ」「温度」「触圧」などがありますが、猫も普通に、痛みやかゆみを感じます。温度には、結構敏感ですね。熱いものは食べないですが、冷たいものはたまに興味を持って口にすることがあります。
触圧とは体に触れられた時の感覚ですが、これは身を守るために、かなり敏感になっています。突然触ると、ビクッとなるのは、触圧が発達しているからです。そして猫には、非常に高性能なひげがあります。猫のひげはわずかな空気の動きも感じられるので、猫が目を閉じているのに近づくとすぐに目を開けるのは、このひげがあるからです。電磁波を感じる受容器が、皮膚の下や目、耳などにある、とも言われています。3番目とは言え、すごいですね!
4. 視覚は部分的にすごい!
猫の視力は、それほど優れていません。はっきりと見えるのは75cm程度先と言われており、25cmよりも近いものは、ぼんやりとしか見えていない、と言われています。
ですが動体視力と暗闇で見える力は、すごいです。素早く動く物体も、はっきり見ることができます。逆にゆっくりと動くものを見るのは、あまり得意ではないようですが…
更に猫の目には、「タペタム」と言う反射板があるので、それによって目に入る光を増幅させることができ、暗闇でもはっきりと見ることができます。
5. 味覚は最後…
最後の味覚ですが、猫の舌は酸味と苦味を感じ取ることが得意ですが、塩辛い味と甘みは、ほぼ感じないようです。ただ、水の味を感じ取る受容器があり、水の種類を判別することができるのだとか。水ききが出来るにゃんて、すごいです!
まとめ
今日のねこちゃんより:コタロー / ♂ / 雑種(ミックス) / 5kg
猫の五感の優劣をつけてみましたが、人よりも劣る部分があれば、とっても優れている部分もありで、驚かされます。猫の身体能力は目を見張るものがありますが、五感も相当、すごいです。あんな可愛いのに、びっくりですね!