猫の毛がボサボサになる理由
1.老化が原因
猫が歳を重ねていくと毛がボサボサになることや毛割れ、毛艶が悪くなったりしていくようです。
人間も加齢とともに髪に艶がなくなり髪がぱさついたり、うねったり、髪質も変化してしまいます。それと同時に、髪が薄くなったり白髪も出てきたりするのです。
猫にも同じ現象が見られるのは自然現象なのです。
2.病気が原因
猫の毛がボサボサになるのは、老化が原因だけではないようです。病気が原因で毛のボサボサ、毛割れなどになるのです。
『猫風邪』『糸球体腎炎』などによるウイルス感染、ホルモンバランスが崩れると起こる『甲状腺機能亢進症』や寄生虫などにより、栄養が失われていく『慢性胃腸炎』、内臓疾患による『慢性腎不全』などの病気が原因で、被毛に影響がでてしまうのです。
3.毛繕いできない
猫が毛繕いをしなくなると考えられるのは病気です。猫はもともと、とても綺麗好きで毛繕いが日課なのですが、何かが原因で毛繕いをしなくなってしまうことがあります。
毛繕いをしなくなると毛がボサボサになり、ベタベタしてきたり、毛質も悪くなってしまうのです。
猫が口内炎やアレルギー性皮膚炎が原因で、痛くて毛繕いができない場合も考えられます。
猫の毛質改善を心がける
1.バランス、栄養のある食事
猫の食事は、毛質に影響がでるといわれています。栄養が足りていないと毛にも現れてしまいます。肉食である猫にとってタンパク質は必須なのです。
猫は食事により炭水化物を多くとり過ぎることや、カロリーや脂質を抑えすぎたりすると、毛がボサボサになり、毛質が悪くなるのです。
食事を高品質で良質なタンパク質に変えてあげれば毛質も改善されると思います。
2.こまめなブラッシング
人間でも生まれつき毛が硬い人や、くせ毛の人もいます。猫の毛質も個体差や遺伝からくる個性であると言うことです。
私の家の猫もそれぞれに毛質が違います。柔らかい毛並みや、硬い毛並みと個性があります。
猫の毛がボサボサになりやすい場合には、こまめにブラッシングをしてあげたいです。毛の表面についた脂汚れや毛並みを整えてあげ、しっかりお手入れをしてあげたりするのも大切なのです。
3.精神的ストレスに気をつける
ストレスは髪や肌にでると言います。猫も同じように、毛や皮膚に影響がでてしまいます。環境の変化や、精神的なストレスが原因で毛がボサボサになることも考えられます。
猫の毛がボサボサ、抜け毛、毛割れなどにならないよう、ストレスに注意してあげるようにしましょう。
4.乾燥を防ぐ
猫の毛がボサボサになるのは、乾燥が原因の場合もあるようです。暖房などにより、部屋の中が乾燥していたら、猫の毛もパサつき、乾燥してしまうのです。
また乾燥してしまうのは水分が不足していることもあります。猫にたっぷりと水分をとってもらうようにしましょう。
部屋が乾燥しているときは、加湿器や霧吹きなどで部屋の乾燥を防ぎましょう。
まとめ
猫の毛がボサボサになる理由を紹介しました。猫の毛がボサボサになるのは老化が主な原因になりますが、それ以外に食事や病気やストレスなどでも毛に影響がでるようです。
食事やブラッシングに気を使っているのに毛がボサボサになるときは、老化が原因と思っていいかもしれませんが、まずは他に原因がないかを追求することが大事だと思います。
体調が悪いときは、毛に影響がでることも頭に入れておかなければいけません。
私の飼っている猫の場合、ある日、毛並みが悪くボサボサなときがありました。
それはフードに原因があり、主原料を良質なたんぱく質に変えることで毛並みが良くなりました。それと、一日に必要な水分を摂取できる工夫をすることでも変化がありました。
あとは猫の体に触れてあげ、マッサージをしてあげると、猫の毛も落ち着いてサラサラになってくれました。