ネコ科最強ランキング!生態や特徴とは

ネコ科最強ランキング!生態や特徴とは

ネコ科の動物はこの世にたくさん生息していますが、最強なのはどの種類なのでしょうか?可愛い姿をした猫たちも肉食動物と呼ばれていますね。つまり、小さくて可愛い猛獣と言える存在です。もちろん、猫たちの仲間であるネコ科最強とも呼ばれるライオンやチーターなどは猛獣のイメージの代表的存在ですね。ですが…本当にライオンがネコ科最強の動物なのでしょうか?ここでは、ネコ科動物の大きさなどを比較して『ネコ科最強ランキング!生態や特徴』をご紹介します。是非ご覧くださいね。

ネコ科最強の動物について

岩の上に立つ2匹のチーター

人に飼われるイエネコに限らず、アムールトラやライオン、チーターなどのネコ科動物は、野生での狩りに適した筋肉質でしなやかな体を持つため、瞬発的な動きが可能になっています。

ネコ科動物は、「ネコ科食肉類(食肉目しょくにくもく)」に分類される動物です。このため、ネコ科動物たちは野生では捕食者として特化した動物であるということです。
実は、ネコ科の動物は系統や生態など関係なく、ネコ科最強と言われる大型ネコと小型ネコに分けられます。

ネコ科最強『大型ネコ』

母チーターと子供たち

大型ネコには、ネコ科最強と言われるネコ科動物が多く分類されており、「アムールトラ」や「ライオン」、「チーター」などが代表的存在です。
今回、ネコ科最強ランキングの上位に入るのは、やはりネコ科最強ともいわれる大型ネコ科動物のアムールトラやライオンなどです。

大型ネコ科動物は、「猛獣」としてのイメージが強いだけでなく、大型ネコ科動物は小型ネコを上回る個体としての大きさや力など、ネコ科最強と呼ばれるにふさわしい能力を有する野生動物です。

小型ネコ

一方、小型ネコには馴染み深い「イエネコ」や「ヤマネコ」、野生で生息する「オオヤマネコ」や「ピューマ」「ボブキャット」なども小型ネコに分類されます。

ネコ科最強を決める猛獣ランキング!

草原の中のライオン

ネコ科最強を決める猛獣ランキングは以下のメンバーでご紹介します。

  • アムールトラ
  • ライオン
  • チーター
  • ジャガー
  • ヒョウ

今回のネコ科最強を決める猛獣ランキング!の決め手は、比較する大型ネコ科動物、5種の固体としての能力(大きさや力など)や生態、特徴です。

ランキングが低くても、ご紹介する皆さん(ネコ科動物5種)は猛獣なので十分に強いネコ科「最強」と呼べる動物たちです。
それでは、ネコ科最強を決める猛獣ランキング!を見ていきましょう。

ネコ科最強ランキング 5位 チーター

すらりとした身体のチーター

ネコ科最強を決める猛獣ランキング!ベスト5位チーター。
特に地上で最も速いことで知られるチーターは、最強とも呼ばれる大型ネコ科動物としては華奢であり、他の動物から獲物を横取りされやすいという欠点があるため、ネコ科最強を決める猛獣ランキング!ベスト5位はチーターです。

生息地域

チーターはアフリカ大陸やイランなどの森林地帯や草原地帯に生息。
(ただし熱帯雨林には生息していないので注意が必要です。)

体つきの特徴

  • 体長:約110cm~150cm程度
  • 尾長:約60cm~90cm
  • 体重:約30kg~70kg程度

基本的に模様が似ているジャガーや、ヒョウに見間違われやすいチーターですが、チーターの顔にはジャガーやヒョウにはない、目から口にかけて黒い筋の模様があります。

体格はジャガーやヒョウに比べて華奢であり、毛色は薄いクリーム色と黒い斑模様(点)という色の違いがあります。写真を並べてみると大変分かりやすいので一度試してみるのもおすすめです。

チーターの足の速さ

チーターはネコ科最強の足の速さで有名です。3秒で瞬間時速100㎞に達し、スポーツカーを上回る加速力を持ちます。
しかし反対に、チーターは狩りの成功率が低いという話を耳にしますが、実際は全体の50%の成功率があるため低くはありません。

実はチーターは3秒で瞬間時速100㎞に達することができますが、その時速を維持できるのは200mまでに限ります。
このため状況を判断して狩りを途中で中断することもあるため、成功率が低いという認識になってしまうようですが、狩りの成功率の全体は50%と厳しい野生の中では高水準を維持しています。

ネコ科「最強」を決める猛獣ランキング!では惜しくも5位ですがネコ科の中では、最速であり、優れた運動能力は「最強」に近い十分な能力と言えるでしょう。

ネコ科最強ランキング 4位 ヒョウ

木の上で休むヒョウ

ネコ科最強を決める猛獣ランキング!ベスト4位ヒョウです。日本ではヒョウ柄としての模様で有名な大型ネコ科動物ヒョウ。

しかし、ヒョウは大き過ぎず小さ過ぎない体格のため、ライオンやハイエナなど群れで行動する動物に襲われやすく、大きさでも他の大型ネコ科動物に負けてしまうため、ネコ科最強を決める猛獣ランキング!ベスト4位はヒョウです。

生息地域

中国から中央アフリカまで幅広い地域に分布しており山地や熱帯雨林、乾燥地帯や湿地帯など生息地域は問わない。(標高500m以上のキリマンジャロやヒマラヤ山脈も生息可能)

体つきの特徴

  • 体長(オス):約140cm~190cm程度
  • 体長(メス):約120cm前後
  • 尾長(オス):約90cm~110cm
  • 尾長(メス):約60cm~90cm
  • 体重(オス):約40kg~90kg程度
  • 体重(メス):約30kg~60kg程度

ヒョウの模様

またヒョウの模様は梅の花に例えられるほど美しいとされています(この梅の花の真ん中に点があるのがジャガーの模様です)。ヒョウの毛色はチーターと似たクリーム色ですが黄色みが強く、黒い花模様に似た斑があります。

ヒョウの狩りのスタイル

ヒョウは自分よりも10倍の大きさがある動物も獲物として仕留めることができ、最強の力の持ち主とされていますが、同じ大型ネコ科動物のチーターから獲物を奪う姿も時折見られています。

その一方で、ヒョウの待ち伏せスタイルの狩りは巧みであり、跳躍力は驚異の2.5m、獲物を追いかける時速は60kmの俊足を持ちます。
また木登りが得意で、捕まえた獲物を木の上に持ち上げて貯蔵するなどの行動をとり、狩りの失敗を考慮した知的な一面があります。

ネコ科「最強」を決める猛獣ランキング!では4位になったヒョウですが、ネコ科の中で、その知恵と優れた運動能力は「最強」に近い十分な能力と言えます。

ネコ科最強ランキング 3位 ジャガー

岩の上で休むジャガー

ネコ科最強を決める猛獣ランキング!ベスト3位はジャガーです。
アマゾン最強の捕食者と呼ばれ恐れられるジャガーは、獰猛であり、凶暴さで言えば大型ネコ科動物のトップクラスを争います。

しかし、ジャガーは単独行動のため、群れを成す大型ネコ科動物や大きさという点において他の大型ネコ科に負けてしまうので、ネコ科最強を決める猛獣ランキング!ベスト3位です。

生息地域

メキシコから南アフリカ中部の森林地帯や沼地など水辺周辺。(多くがアマゾン盆地の低地熱帯雨林で生息している)

体つきの特徴

  • 体長:約120cm~180cm程度
  • 尾長:約50cm~90cm
  • 体重:約60kg~150kg程度

ネコ科最強ランキング3位のジャガーは、オレンジ色の毛色に黒い斑模様、あご下からお腹にかけてが白い毛色をしているため、他の大型ネコ科動物とも見分けやすく、その体長は120cm~180cmであり体重60kg~150kgほどあります。

泳ぎが得意

この逞しい体格と重量は、大型ネコ科動物としてトラやライオンに並ぶ大きさです。
しかしジャガーは、体の大きさに反して泳ぎが得意であるため、自ら好んで沼地など水辺周辺に生息しており、川で魚を取るほか、亀やカピバラ…そしてワニまで、何でも食べてしまうアマゾン最強の捕食者なのです。

ジャガーの前足で繰り出す猛烈なパンチと、頭部が大きく、何でもかみ砕くあごの力はネコ科最強で、チーターやヒョウなど他の大型ネコ科動物を上回る力があります。

今回、ネコ科「最強」を決める猛獣ランキング!では3位のジャガーですが、その獰猛さと強力なあごの力や、大きな体は十分に「最強」と言える存在でしょう。

ネコ科最強ランキング 2位 ライオン

寄り添うライオンのカップル

ネコ科最強を決める猛獣ランキング!ベスト2位はライオンです。
ネコ科最強、百獣の王とも呼ばれるライオン、大型ネコ科動物では最強の猛獣のイメージが強いですが、ネコ科最強を決める猛獣ランキング!ベスト2位となりました。

生息地域

アフリカやインドの一部などサバンナや茂みのある岩場に生息しています。

体つきの特徴

  • オスの体長:約170cm~250cm程度
  • メスの体長:約160cm~200cm程度
  • オスの尾長:約70cm~105cm
  • メスの尾長:約60cm~100cm
  • オスの体重:約150kg~250kg程度
  • メスの体重:約120kg~180kg程度

ライオンは群れで暮らす

ライオンの毛色は黄褐色または灰褐色。オスライオンの象徴である「たてがみ」は、急所である首を守る役割があります。

ライオンはネコ科の中では2番目の大きさがある大型ネコ科動物ですが、その特徴といえばネコ科動物の中でも珍しい「プライド」と呼ばれる群れを成して生活しているところです。

ライオンのオスが群れを守り、メスが狩りをするという生活をしています。
この他ライオンの群れの在り方には少し違いはありますが、ネコ科でも珍しい協調性と役割をもって各自行動しています。

ライオンの身体能力

体が大きくてもネコ科のライオンは優れた運動能力を有しており、2.5mの高さまで飛べる跳躍力を持つほか、時速60kmの速さで走ることができます。

これに加えてライオンは群れで行動するため、群れで行動すれば最強のネコ科とも言えるでしょう。他の単独行動する大型ネコ科動物にとっては、脅威となる存在です。

今回、ネコ科「最強」を決める猛獣ランキング!ではベスト2位になりましたが個体としての能力も十分に優れているので、「最強」に最も近い存在です。

ネコ科最強ランキング 1位 アムールトラ

休んでいるアムールトラ

ネコ科最強を決める猛獣ランキング!栄えあるベスト1位は、ネコ科の中でも最大最強と呼ばれる『アムールトラ』です。

生息地域

シベリア、中国などの森林地帯

特徴

  • オスの体長:約250cm~350cm程度
  • メスの体長:約240cm~280cm程度
  • 尾長:約100cm~120cm
  • オスの体重:約180kg~300kg程度
  • メスの体重:約100kg~170kg程度

アムールトラの毛色は、トラの黒い縞模様の幅がやや狭く、腹部は白い毛に覆われています。

ネコ科最強の大きさ

トラとライオンは、大型ネコ科動物の中でもトップクラスの大きさがあります。
その中でもアムールトラのオスはネコ科最大の大きさを誇り、体長が約250cm~350cm、体重が約180kg~300kgと非常に巨大な猛獣です。

クマより強い

アムールトラはシカやイノシシを餌にしていますが、時には単独でツキノワグマやヒグマを倒すなど、ネコ科動物とは思えない力と運動能力を有しており、まさにネコ科「最強」の存在と言えるでしょう。

泳げる

アムールトラは、一晩で10㎞~40kg近く歩き回るほか、泳ぎも得意で、積極的に狩りに出るなどネコ科最強の動物としては、アクティブな一面を持ちます。

今回、ネコ科最強を決める猛獣ランキング!ベスト1位に輝いた、アムールトラのネコ科最大級の体格と重量、そしてヒグマや牛を単独で倒してしまう圧倒的な力は、まさに1位にふさわしい「最強」の存在です。

まとめ

母猫とたくさんの子猫たち

ネコ科最強ランキング!生態や特徴についてご紹介しました。
ネコ科最強を決める猛獣ランキング!ベスト1位アムールトラでしたが、身近にいるネコ科動物「イエネコ」は、また違った意味での最強と言えるんです。

それは世界で一番多いネコ科であるということです。
2018年1月時点で、猫の世界飼育頭数は約6億匹!という驚異の数を誇ります(野良猫を入れると、もっと多いかも知れません)。

そして、スミソニアン博物館ライター、アビゲイル・タッカー氏は本の中で、猫たちを「地球の小さな征服者」と呼んでいます。
猫たちはネコ科最強のアムールトラのような大きさや力がない代わりに人と共存することで、絶滅危惧もなく、その数を増やしたということになりますね。

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