愛猫の最期に瞬間って?
猫が苦しむことなく眠るように旅だってくれれば、嬉しいですが「気付かないうちに息をしていなかった」ということは寂しいですよね。では、愛猫が旅立つ瞬間の様子はどのような状態になるのでしょうか。ご紹介させていただきます。
呼吸
猫は最期のとき、呼吸が弱くなるような感じになります。他にも
- 口呼吸になる
- 呼吸が浅く弱くなる
- 呼吸が早くなる
- 呼吸が深くゆっくりになる
などのような特徴があります。眠るように旅立ってくれるのは嬉しいですが、知らないうちに息をしていなかったということがないようにするためにも呼吸は見ておいてあげると分かりやすいです。
体温
猫の体温は平熱で38~39度ほどです。しかし、最期に近づくと少しずつ体温が下がってきて亡くなるときあたりには36度くらいまで落ちることがあります。無理に体温を測る必要はありませんが、触ってみてもだんだんと体温が下がってきていることが分かると思います。
心拍
猫の心拍数は人間よりも早く、通常で1分間に120~180回です。しかし、最期が近づくと極端に早くなったりゆっくりになります。
じっとしている
猫は最期が近づくとぐったりと元気がなく動かなくなってしまいます。餌や水を近くに置いても寝転んだりぐったりと伏せたままじっとしています。
隠れようとする
猫は最期が近づくと「隠れようとします」。キャットハウスや押し入れの中など、人目のつかないところで孤独に最期を迎えようとします。これは、自分が弱っているので天敵に見つかってしまわないように隠れるのですが回復をすることなく亡くなってしまうのでこのような行動をします。もし元気がなく体温や呼吸も激しく変化し、隠れようとしたときには旅立つ直前なのかもしれません。
嘔吐をする
こちらは少し悲しい最期なのですが、最期の瞬間に嘔吐をしてそのまま旅立ってしまうことがあります。腎臓病などの持病によって嘔吐を繰り返ししているときに、嘔吐によって心臓に負担がかかりそのまま亡くなってしまうことがあります。
愛猫の最期に飼い主ができる事
愛猫の最期に飼い主ができる事はどのようなことがあるのでしょうか。愛猫の最期は今まで長年一緒に過ごしてきたことを思い返しながら、涙を流してしまいますよね。愛猫の最期には何をしてあげたら良いのか悩んでしまうのは、猫を飼っている飼い主はみんなが思うもの。
ここでは、愛猫の最期に飼い主ができる事についてご紹介させていただきます。
側に居てあげる
愛猫の最期は寂しく1匹で迎えるより、側で一緒に過ごしてあげることが良いでしょう。時間の許す限り一緒に過ごして、猫の様子を見守ってあげてください。
声をかけてあげる
ニャーンと鳴いて苦しそうにしているときは、たまらなく可哀相ですよね。私の愛猫は最期は鳴き続けて力尽きるように亡くなってしまったので「早く楽にしてあげたい」ととても飼い主自身も辛かったです。このようなときには、鳴き声に答えてあげるように名前を呼んであげたり優しく撫でてあげてください。
抱っこをしてあげる
もともと抱っこが好きな猫である場合には、最期にも抱っこをしてあげると良いでしょう。抱っこをされることで飼い主の温もりを感じながら眠ることができます。
帰宅をすると待っていたかのように突然亡くなってしまう猫、飼い主の足の上で亡くなる猫...。どんな猫でも、飼い主の元からお空へ旅立ってしまうと悲しさが溢れてしまいますよね。
私の愛猫も癌で最期は隠れるように段ボール箱で静かに息をひきとりました。最期の瞬間はずっと側で息が弱くなるのを感じながら...最後に溜め息をつくように「フー...」と息をはき、お空へ旅立ちました。
最期を迎える直前やそのときに「どうしてあげたらいいものか」と悩んでしまいますが、まずは猫の側に居てあげることが一番でしょう。
まとめ
猫の最期を看取れないのは嫌ですが、看取るのも本当に辛いですよね。私自身も最期を看取ったとき、頭の中に今までの猫と過ごした思い出が走馬燈のように思い出しました。猫の最期の迎え方は様々な形がありますが、猫を少しでも安心させてあげるためにも側に居てあげてくださいね。