猫が「顎の下を触られる」と喜ぶ3つの理由と上手な触り方

猫が「顎の下を触られる」と喜ぶ3つの理由と上手な触り方

昔から、「猫は顎を撫でられるのが好きで、撫でるとゴロゴロいう」と言われていますよね。しかし、これは本当なのでしょうか?何故触ると喜ぶのでしょう?

猫が顎の下を触られると喜ぶ理由

顎の下を撫でられてうっとりする猫

1.顎には臭腺がある

スリスリする時に顎も使ったりしていますよね。
顎には臭腺があり、顎をスリスリすることによって自分の匂いをつけ、マーキングしているのです。

2.グルーミングが届かない場所

顔や頭も直接舌は届きませんが、前足に唾液をつけてかきかきしたり、他所の猫にグルーミングして貰ったりが出来ます。
しかし、顎はそういったことが出来ません。
なので飼い主さんが代わりに掻いてあげると気持ちよくて喜びます。

3.信頼しているから

グルーミングが出来ないので汚れが溜まりやすく、汚れたまま放っておくと雑菌が繁殖し猫にきびが出来たりします。
ごはんの後は濡らして固く絞ったタオルや猫用ウェットティッシュなどで汚れを拭き取ってあげましょう。

さらに、顎の皮は薄く、敏感な場所です。
なので信頼していない人に触られたくないのです。

しかし、信頼されているからといって乱暴に触ったりすることはNGですよ。

これらの理由から、本来ならばあまり触られたくない場所なのですが、しかし、心から信頼している人ならば触ることを許してくれます。
基本的に顎を触られると喜ぶ猫ちゃんは多いので、心を開いてくれたら定期的に顎を撫でてスキンシップをとると良いでしょう。

猫の顎の上手な触り方

リラックスしている猫

敏感な場所なのであまり乱暴にガシガシと触るのはやめましょう。指を使ってランダムに動かし、まずは優しく撫でてあげます。猫により好みの強さがあるので、猫の表情を見ながら強さを調節して下さい。

目を細めたりゴロゴロ言っていたら喜んでいる証拠です。しかし、喜んでいるからと言って長時間しつこく触り続けると、逆に嫌がります。

顔を背けたり、しっぽが大きくぶんぶん動いている時は嫌がっている証拠なのですぐにやめるようにして下さいね。

また、寝ている時やごはんを食べている時も手を出すのはやめましょう。
顎を撫でるついでに猫にきびが出来てないかチェックすると一石二鳥です。

顎を触られるのが嫌いな猫もいる

不満げな表情の猫

たとえ信頼している相手でも、顎を触られること自体が嫌いな猫ちゃんもいます。

リラックスモード中でも顎を触ろうとすると噛みついてきたり、イカ耳になったり、逃げたりする場合は顎を触られるのが嫌いな可能性があるので無理に触ろうとしてはいけません。

顎を触るのは諦め、他の場所を撫でてあげましょう。

まとめ

うっとりとくつろぐ長毛猫

昔から伝わる「猫は顎を触ると喜ぶ」というのは間違いではなかったようです。
しかし、信頼している人にしか触られたくない、乱暴に扱うのはタブー、触るられるのが嫌いな子もいるということを念頭において、無理に触るのはやめましょう。

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