飼い主が乗る車のエンジン音に反応する猫もいる
車で出勤したり、お出かけをする飼い主さんはたくさんいると思います。なかには、車で帰宅すると猫が必ず出迎えてくれるのが日常の光景となっている飼い主さんもいるのではないでしょうか。しかも、飼い主さんが乗る車の音だけに反応し、他の人が乗る車には一切反応を示さない猫もいる…という話も至るところで耳にします。
猫は飼い主さんが乗る車のエンジン音と、他の人が乗る車のエンジン音を聞き分けており、飼い主さんの車が家の前に停車した時だけ反応しているのでしょうか。
エンジン音以外でも
結論からいうと、猫によってはエンジン音で判別している子もいるようですが、エンジン音以外の部分で判断している猫も多いようです。
飼い主さんの帰宅する時間帯や、車から降りた時の飼い主さんの足音やかすかな声、物音など、エンジン音以外の部分も考慮して、飼い主さんかどうか確かめる猫もいます。
他の人の車で帰宅をしたり、車以外の手段(徒歩や自転車など)で帰宅した場合でも、愛猫が玄関先で待っていたり、反応を示しているようであれば、エンジン音以外の部分で判断している可能性が高いでしょう。
数メートル先の車に反応する猫もいる
不思議なことに、飼い主さんの車が家の目の前に停車する前から「飼い主さんがそろそろ帰ってくるぞ!」と反応を示す猫もいます。
家からまだ数メートル以上車が離れているにも関わらず、かすかな音を聞き取って玄関先に向かう猫もいるとか…。相当耳が良いのか、はたまた時間帯などで判断しているのかもしれませんね。
猫は優れた聴力や記憶力をもっている
「車のエンジン音の聞き分けなんて人間でも難しいのに、猫がそんなことできるの?」と思う人もいるかもしれません。でも、猫は人間が思っている以上に、さまざまな物音に対し敏感で、さらに記憶力もあるのです。
猫の聴覚は人間の約2倍もあり、人間が聞き逃してしまうレベルのかすかな音もキャッチすることができるため、恐らく車のエンジン音の特徴も細かく捉えることができます。
しかも、猫は一度覚えた音(例:飼い主さんの声や嫌いな猫の鳴き声など)は、なかなか忘れないといった習性ももっているため「このエンジン音が家に近づいて来た時は、飼い主さんが帰宅するサインだ」と覚えてしまえば、その後もしっかりと記憶している可能性が高いです。
まとめ
今日のねこちゃんより:がんも♂ / 5歳 / 茶トラ / 5kg
猫によっては、車のエンジン音を聞き分けられない。もしくは聞き分けようと思っていない子もいますし、エンジン音以外の部分に頼りながら、飼い主さんの帰宅を判別している子もいます。
その一方で、実際にエンジン音を聞き分けている子もいますし、聞き分けられるほどの優れた聴力をもっているというのは、とても興味深いですね。