猫にも「絶対音感」はある?

猫にも「絶対音感」はある?

ある音を聞くとどの音名かが分かる「絶対音感」。絶対音感がある人を羨ましく感じる場合も、あるのではないでしょうか?実は、猫は絶対音感を持っている、という噂があります。にゃんとビックリ!!その真相を、確かめて行きましょう。

猫に「絶対音感」があるか否か

ピアノの鍵盤の上で眠る猫

猫には、絶対音感があるのでしょうか?

1.「絶対音感」があると言われている

おもちゃのギターを抱えた猫

猫を始めとした言葉を使わない動物は、絶対音感で音を判断しているという話があります。ですから、人も言葉を話す前は絶対音感があり、音の高低で判断しているのだとか。

ですから、同じ「ご飯」でも猫にとっては、音の高低で違う音に感じているとのこと。さらに、猫は各音階のより細かい音の高低も聞き分ける、と言われています。

どんだけ耳が良いんだと思いますが、猫の耳は人の想像以上の能力があるのかもしれません。

2.同じ音で鳴く猫がいる

マイクを持った子猫

ある飼い主さんは、猫がご飯をねだるときや甘えるときなど、そのときによって決まった音階がありそうなことに気がつきました。

そこで鍵盤を弾いて試してみたところ、名前を呼んだときは「ド」の音で返事をし、瞬きをするときは「レ」、甘えるときは「ミ」の音で鳴いていることが分かりました。コレ、すごくないですか!

3.好きな音と嫌いな音がある

ピアノの鍵盤の上を歩く子猫

猫は、ピアノの音を好む場合が多いと言います。一方で、エレクトーンの音は嫌い!と言う猫も。

ある音楽家が飼う猫は、飼い主さんがピアノを弾いているとうっとり聞き惚れますが、エレクトーンの音に切り替えると、突如手に噛みつき、止めてアピールをするのだとか。再びピアノにすると、またうっとり聞き始めます。

恐らく、ピアノとエレクトーンの音の周波数か何かが違うので、反応が異なるのではないでしょうか?ピアノの音は猫にとって心地が良く、エレクトーンの音は猫には不快に感じるのでしょう。

人が聞くとわずかな音の差しか感じませんが、猫にはきっと大きな差を感じるのでしょうね!猫、すごい!

4.ピアノも弾いちゃう!

ピアノの鍵盤の上に置かれた猫の手

世界的に有名なピアノ弾き猫、「ノラ」をご存じですか?アメリカニュージャージー州の保護施設にいたノラは、ピアノ講師の飼い主さんに引き取られました。

1歳になったとき、突如としてピアノを自ら弾き出します。飼い主さんやその生徒さんがピアノを弾いているのを見て、自分もやってみたくなったのでしょうか?その音楽性は高く評価され、オーケストラとの共演も果たしています。

特に「レ・ミ・ファ」を好むようで、たまに半音にも手を伸ばします。猫がピアノを弾いているだけでも可愛いのに、その純粋な音は天国を感じさせますね。

ノラが「この音はレ・ミ・ファだ。」と認識しているとは思えませんが、きっと、「この音、心地良い」と感じているのでしょう。それが分かると言うことは、やはり絶対音感を持っていると考えられます。

5.音楽で集合できる

スピーカーの裏から顔を出す子猫

絶対音感には直接関係がないかもしれませんが、猫が決まった曲がなると集合する、と言う例もあります。

野良猫をお世話している方が携帯電話の着信メロディーを流すと、朝ごはんのために集合するそうです。ラッパの音でそのお世話する方と散歩をするため、集合するのも日課です。

猫はご飯と音を関連付けやすいようなので、ご飯のために猫を呼ぶのに、音楽を使うのも良い方法ですね。大声で「ご飯だよ~!」と呼ぶより、スマートかもしれません。

まとめ

リコーダーと楽譜とくつろぐ猫

猫の耳は人よりもはるかに幅の広い周波数の音を聞くことができ、高性能なのですが、更に絶対音感があるとはビックリですね。

とはいえ、私たちも言葉を話す前は、絶対音感を持っていたようです。全く記憶にありませんが、生きていく上で言葉を取るか絶対音感を取るか、どちらかの選択になるのかもしれません。

もちろん、大人になっても絶対音感がある方もいますし、訓練で鍛えられると言います。ちょっと話が反れましたが、どうも猫には絶対音感があるらしいと言う結論が見えてきましたね。

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