猫はなぜもふもふなのか?猫の毛の役割や種類とは

猫はなぜもふもふなのか?猫の毛の役割や種類とは

猫のもふもふした毛に魅了されてしまう人は、多いでしょう。あのもふもふ、たまりませんよね。でも、実は飾りではないのです。猫の可愛らしさを増していることには違いないのですが、きちんとした役割があって、生えているのです…

猫の毛は、体温を調節している

洋服を着た猫

猫はあのもっふもふな毛で、体温調整を行っています。人で言う洋服と同じ役割です。冬は寒さに耐えうるよう、厚い被毛が生えますし、夏は暑さに参らないように被毛が抜けるようになっています。

季節の移り変わりに合わせて、毛が生え変わる時期を「換毛期」と言いますが、この時期は抜け毛が大量になり、猫が毛づくろいをして体内に詰まってしまうことがありますので、マメにブラッシングをしてあげると良いでしょう。

ブラッシングをすると抜け毛を効率的に取り除くことができ、猫が飲み込む毛の量も、部屋に舞い散る毛の量も減らすことができます。

毛で体を守っている

スフィンクス

もふもふの毛があることで、皮膚を外傷や紫外線、病原菌などから守っています。猫は皮膚が薄いので、毛がないと外部からの刺激を受けやすくトラブルの元になります。

毛のないスフィンクスやバンビーノという種類の猫は、気をつけなければいけません。実際には全くのツルツルという訳ではなく、うっすらとうぶ毛が生えているのですが、体温調節が苦手だったり皮膚が脂っぽくなりやすかったりしますのでケアが必要です。

シングルコートという種類

コーニッシュレックス

猫の毛には、3種類あります。その1つが、シングルコート。シャムやソマリ、コーニッシュレックスなどがシングルコートを持っています。シングルコートは1番長くて太いオーバーコートか、1番短くて細いアンダーコートのどちらかしかありません。

シングルコートの猫には換毛期がないので、割と抜け毛は少ない方です。それでも全く抜けない訳ではないので、抜け毛のお掃除をしなくて良い、ということには残念ながらなりません。

ダブルコートもある

ロシアンブルー

ダブルコートは、オーバーコートとアンダーコートの2種類生えているパターンです。日本の雑種猫のほとんどが、このダブルコートの猫です。純血種では、アメリカンショートヘアやノルウェージャンフォレストキャット、ブリティッシュショートヘアなど。

換毛期には抜け毛が大量になり、飼い主さんの掃除が大変になる被毛の種類です。マメにブラッシングをすることで、抜け毛の量が軽減されるでしょう。

トリプルコートも!?

サイべリアン

シベリア原産のサイベリアンは、珍しいトリプルコート、つまり3重構造の被毛を持つ猫です。シベリアは冬になると非常に寒さが厳しく、特殊なトリプルコートで過酷な環境から身を守っています。ダブルコートの上に更にガードヘアと言う、油分の高い防水、防寒機能を持った毛が、生えています。

まとめ

ちゃろ

猫のもふもふには、重要な役割があることが分かりました。可愛らしさだけでは、決してないのです。猫の毛も、大切にしてあげましょう。

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