猫が安心して眠れるための8つの方法

猫が安心して眠れるための8つの方法

愛猫が眠るときには、安心して寝ることができるように飼い主が工夫をしてあげたいですよね。そこで今回は猫が安心して眠れるための方法についてご紹介させていただきます。

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

愛猫が安心して寝られる8つの方法

陽だまりで昼寝をする子猫

愛猫が眠るときに、安心して寝ることができるような方法はどのようなことがあるのでしょうか。8つの方法をご紹介させていただきます。

音楽をかける

ピアノの上で眠る猫

意外なことに、猫は音楽をかけてあげることで安心して眠りにつくこともあるそうです。猫の聴力は人間よりもはるかに優れているので小さなボリュームで眠るときにふさわしい曲を選曲してかけてあげましょう。

「猫が気に入る曲」というのも音楽サイトなどにたくさん掲載されていますが、クラシックなどを静かにかけてあげることもおすすめです。

私の愛猫も眠るときにクラシックをいつも聴かせてあげていますが、バッハなどの落ち着いてゆったりした曲をかけると安心しているように見受けられます。

【補足】
猫がリラックスできる音楽を研究してCDを発売している研究者もいます。詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

リラックスさせる

猫は一日中寝ているイメージがありますが、眠りの深いノンレム睡眠は実は非常に短い時間でしかできていません。本能的に「いつ天敵に襲われても逃げられるように」とあまり深い眠りにはつかないのです。

そんな猫に、安心して寝ることができるようにするためにもリラックスさせてあげることがおすすめです。

猫には、それぞれの癖や好みがあります。少しでも猫が眠りにつきやすい環境作りを飼い主が心がけてあげると良いでしょう。

寝場所を整える

暖かい猫ベットで眠る猫

猫は自分が眠る場所はいつも決めていることが多いです。

そんな場所に荷物がおいてあったり、散らかっていると安心して眠ることができなくなってしまいます。そのようなことがないようにするためにも、いつも寝ている場所をきれいに整えてあげることが大切です。

絨毯やタオルケットなどで、地面が固くて寝づらくなってしまわないようにしてあげましょう。

パーソナルスペースを作る

猫をパーソナルスペースで寝かせてあげることも非常に重要です。

パーソナルスペース、つまり自分だけの縄張りの場所で眠ることによって安心させることができ、ストレスを軽減させるというメリットがあります。

ですので、猫が眠れる環境作りをするときにはキャットハウスなどのパーソナルスペースを作ってあげるのもおすすめです。生活環境や性格によっては、ケージを利用するのも良いと思います。

マッサージをしてあげる

マッサージをされて眠る子猫

猫は大好きな飼い主さんにマッサージをされながら眠気に誘われることで非常に安心して眠りにつくことができるでしょう。

猫は、頬などの顔の周りをマッサージされるのが大好きです。自分では届かないような場所をマッサージしてあげて、猫がリラックスして眠ることができるようにしてあげましょう。

部屋を快適な温度にする

猫も快適な温度で過ごした方がよく眠れるでしょう。冬場に寒くて、また夏場に暑くて夜も眠れないということが猫もあります。

そんなことがないように、部屋の温度には常に気を使ってあげるようにしましょう。飼い主が留守にするときにも猫が寒いまたは暑いと感じることなく眠ることができるように、様々な冷暖房器具や敷物などで温度調整をしてあげましょう。

よく眠れるようにたくさん遊ぶ

猫も人間と同じように体が疲れていないと、なかなか眠りにつくことができないかもしれません。夜に疲れてぐっすりと眠ることができるように飼い主さんが日中にたくさんおもちゃなどを使って遊んであげるようにしましょう。

猫も目一杯体を動かして走り回ったりすることでストレス発散にもなりますし、寝つきもよくなります。

空腹にならないように餌をあげる

猫もあまりにも空腹だと、眠れなくなってしまうことがあるでしょう。

そんなことがないように、猫の餌はきちんと補充をしておいてあげましょう一日分の餌をもう食べてしまっているのに夜お腹が空いていそうな場合には、えさを与える時間を遅くしたり、あらかじめ夜に食べる分を差し引いた量だけを昼間に与え、夜にもう1回えさを与えるようにすると良いでしょう。ニャーンと鳴いたりお腹を空かしている様子であればいつでも餌を与えてしまうと、食べ過ぎにつながります。

夜に空腹で眠れなくなってしまうことがないように飼い主が様子をみて、えさの時間と量を調節してあげてくださいね。

まとめ

お腹を出してリラックスして眠る子猫

愛猫が安心して眠ることができるようにするには飼い主が工夫をしてあげることが大切です。
具体的な方法としては

  • 音楽をかける
  • リラックスさせる
  • 寝場所を整える
  • パーソナルスペースを作る
  • マッサージをしてあげる
  • 部屋を快適な温度にしてあげる
  • よく眠れるようにたくさん遊ぶ
  • 夜に空腹にさせない

これらのようなことをすると愛猫も安心して深く眠りにつくことができると思います。
是非一度トライしてみてくださいね。

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