猫が食べても良い夏野菜は?
夏といえば、夏野菜!トマトやキュウリなど、夏ならではの美味しい野菜はたくさんありますよね。そんな夏野菜を猫ちゃんと一緒に楽しみたい!という人も、なかにはいるのではないでしょうか。
そこで今回は、猫ちゃんに与えてもよい夏野菜を紹介していきます。猫のからだにとって良い効果を与えてくれる夏野菜もあるので、さっそく見ていきましょう。
1. トマト
トマトにはリコピンという成分が含まれています。ガン、肝臓の病気、ダイエットなどに効果があるといわれているので、猫のからだに良い夏野菜といえるでしょう。しかも、トマトは水分量が多いので、夏の脱水症状予防にも役立ちます。
与えすぎに注意
ただし、その一方でトマチンとよばれる猫にとってあまり良くない成分も含まれているため、注意が必要です。
トマチンを猫が大量に摂取してしまうと、嘔吐や下痢といった症状を引き起こすことがあります。そのため、猫にトマトを与える場合は、少量にとどめておきましょう。
2. キュウリ
キュウリは水分量が多いため、水分補給として使える野菜です。ただし、栄養価はさほど高くないため、キュウリを与えても猫ちゃんの栄養摂取にはならないということを覚えておきましょう。
腎臓疾患の猫は注意が必要
また、キュウリにはカリウムとよばれる成分が含まれています。腎臓の病気を抱えている猫ちゃんがカリウムをたくさん摂取してしまうと、腎臓に大きな負荷がかかってしまうため危険です。そのため、腎臓病の猫ちゃんにキュウリを与えるのはやめましょう。
3. トウモロコシ
トウモロコシも猫ちゃんに食べさせて良い夏野菜ではありますが、キュウリと同じく、特別からだに良い成分が含まれているというわけではありません。
トウモロコシは穀物に分類することができますが、猫ちゃんは穀物の消化があまり得意ではありませんので、しっかりと加熱したうえで、1~2粒与える程度にとどめておいたほうがよいでしょう。
穀物アレルギーに注意
また、穀物アレルギーを持っている猫ちゃんの場合、トウモロコシを食べてアレルギー症状を起こしてしまうかもしれないので注意してください。
4. オクラ
オクラのネバネバ部分の中には食物繊維が入っており、猫ちゃんが摂取すると便秘解消や余分なコレステロールの排出に繋がります。また、免疫力のアップや大腸ガンの予防にも効果的だといわれています。
与える量は少量で
ただし、食物繊維を大量に摂取しすぎると反対にお腹を壊す原因にもなりかねないので、少量だけ与えるようにしましょう。
5. カボチャ
カボチャも猫ちゃんに与えて問題ありません。カボチャにはビタミンA、ビタミンE、ビタミンCなど、さまざまなビタミン類が含まれています。そのため、ビタミンが不足している猫ちゃんにはうってつけの夏野菜といえるでしょう。
与える量と加熱処理に注意
ただし、過剰に与えすぎるとビタミンの過剰摂取となってしまい、からだを壊す原因にもなるため注意が必要です。また、生のカボチャは消化に悪いため、必ず加熱をしてから与えましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:きち / ♂ / 1歳 / 雑種 / 1.2kg
今回紹介した夏野菜は、どれも猫ちゃんにとってメリットがあるため、必要に応じて適量を食べさせるのもよいでしょう。
ただし、メリットがある一方でデメリットも持っている夏野菜はたくさんあるので、くれぐれも過剰に与えすぎないよう注意してください。