猫はタケノコを食べられる?
少量であれば問題ない
猫がタケノコを食べるのは、成分的に、中毒を起こさない為大丈夫です。しかし、消化不良を起こしやすい食材でもあります。猫がタケノコを欲しがる場合、少しなら食べさせても問題は無いですが、あまり与え続けるのは良くないようです。
泌尿器系の病気の猫は食べてはいけない!
タケノコにはカルシウム、マグネシウム、リンなどのミネラルなど分が多いため、泌尿器系の病気を患っている猫には、食べさせるのはやめましょう。また、健康の猫であっても泌尿器系の病気(慢性腎不全、膀胱炎、尿石症)になる危険性も考えなければいけません。
タケノコの効果や栄養素
効果と栄養素
タケノコには、食物繊維やミネラルが豊富に含まれています。便通をよくし、腸内の老廃物を排出する働きがあります。塩分を排出する効果があり、結石を予防するカリウムが多く含まれていると言われています。
猫にタケノコを与えすぎるデメリット
タケノコには、食物繊維が多く含まれ腸内の老廃物を排出してくれる一方で、食べ過ぎると消化不良を起こす場合があります。また、タケノコにはシュウ酸とカルシウムが多く含まれています。シュウ酸はカルシウムと結合すると『結石』の原因になると言われています。
猫にタケノコを与える時に注意する事
1.アク抜きをする
アク抜きをする事で、タケノコのエグミが取れます。このタケノコの、アクやエグミがシュウ酸と言われます。
アク抜きをせずに食べると、皮ふにぶつぶつができたり、痒みを引き起こすアレルギーに似た症状が出ると言われます。嘔吐や下痢や目の充血もアレルギー反応の可能性があります。
2.ゆでる(加熱)する
消化を良くする為に、茹でて柔らかくして下さい。
また、タケノコからでるアレルギーの原因は、アセチルコリンと言う物質です。そのため加熱やアク抜きをする事で、アセチルコリンを減らすことが出来ます。
3.味付けしない
人間が食べる用に味付けしてる物は塩分を摂取しすぎるのでいけません。猫に与える時は、茹でた何も味付けしてないタケノコを食べさせましょう。
4.細かく刻む
タケノコは、繊維質が多いので歯の隙間に詰まりやすいです。また、うまく噛めずに喉に詰まると言うケースもあるようです。歯に詰まると、歯周病の原因や気になって顔を引っかいてしまう可能性もあります。タケノコは、食べやすいように細かく刻むようにしましょう。
あげるならば、タケノコの堅い部分を避け柔らかい部分を選びましょう。
まとめ
タケノコには、メリットとデメリットがあるので猫が欲しがらないなら与える必要はないと思います。
タケノコを与えるよりも、他の物で栄養を摂取出来る食べ物を与えた方が良いと思います。
大事な愛猫が病気にならないように、欲しがるから与えるのではなく、必ず安全かどうかを知ったうえで与えて行かなければいけないですね。
その他、猫が食べていいもの・悪いもの
今回紹介した食材以外にも、人間には安全でも、与え方や量によっては猫にとって有害な食べ物が数多くあります。場合によっては命に関わるような食材もあるため、飼い主さんは正しい知識を身につけておくことが必要です。万が一のことが起こってしまわないよう、「猫が食べていいもの・悪いもの」を事前にチェックしておきましょう。