猫にとうもろこしは大丈夫!
- 猫にとうもろこしは与えても問題無い
- 猫にとうもろこしは進んで与える必要はない
猫にとうもろこしは与えてもいい食材ですが、すすんで与えたい食材ではありません。理由は猫にとって穀物類は消化しにくい苦手な食べ物だからです。
猫はとうもろこしの消化が苦手
猫はそもそも肉食動物です。野生の時代は小動物をハンティングして食べていた猫ちゃんは、その腸の構造から肉を消化することに特化しているので食物繊維や穀物類を消化するのには向いておらず、消化不良を引き起こしてしまう原因にもなるのです。
猫にとうもろこしを与える時の注意点
- 生のとうもろこしはNG
- とうもろこしは元々塩分があるので量に注意する
- とうもろこしの薄皮を喉に詰まらせないように注意する
- とうもろこしを食べてアレルギーが出ないか注意する
猫に生のとうもろこしは与えてはいけない
猫ちゃんはとうもろこしを与えても問題はありませんが、生で与えてはいけません。
とうもろこしの塩分に注意
さらに塩分にも気をつけなければなりません。塩分?と不思議に思った方、とうもろこしは元々塩分が高い食べ物なのです。そのため、とうもろこしは茹でただけでも味があっておいしいのです。
とうもろこしの薄皮に注意
与えるうえで気をつけたい点はもうひとつ、とうもろこしの粒ひとつひとつに付いている薄皮です。
薄皮はのどに引っかかって食べにくい、のどに詰まってしまうといったこともありえます。薄皮には十分注意して与えてあげるようにしてください。消化が悪く形のまま便に混じることもあります。あげる場合は刻むなど小さくしたほうがよいでしょう。
また初めてとうもろこしを与えるときに心配なのがアレルギーです。
初めて与えた場合はアレルギー症状が出ないかしばらく観察してあげるようにしましょう。
猫のとうもろこしアレルギーに注意する
- 猫はとうもろこしなどの穀物アレルギーがある子がいる
- とうもろこし
- 小麦
- 米
また、猫ちゃんは食物アレルギーを発症する可能性がある動物です。
あまり知られていませんが猫にとって食物アレルギーを引き起こす可能性があるアレルゲンはとても多く、中でも穀物類であるとうもろこしはもちろん、小麦や米といったものもアレルゲンとなり得るのです。
ただし、食物アレルギーを発症しない猫ちゃんも多いです。実際に猫ちゃんのドライフードにはとうもろこしが使われていることもありますので、一度愛猫に与えているキャットフードを確認してみてください。
猫にとうもろこしを与える正しい方法
- とうもろこしを茹でる
- とうもろこしのひげを取る
- 猫にとうもろこしは少量1粒2粒ほどをたまに与えるようにする
- とうもろこしは消化しずらいので細かく砕いてあげる
猫にとうもろこしを与える場合は茹でて与えてあげるようにしましょう。決して生で与えてはいけませんので注意してください。さらに薄皮は猫ちゃんの喉に引っかかる原因となりますので取り除いてあげるほうが猫ちゃんにとっても安心です。
もっとも気をつけたいことは与える量です。とうもろこしを多量に与えるのは危険だと言われています。その理由は穀物類は猫にとって消化不良の原因になるからです。消化不良をおこすと嘔吐や下痢の原因となってしまいます。
さらにとうもろこしは塩分が高い食材でもありますので与えるときは消化しやすいように細かく砕いてあげることと、量は1粒2粒ほどに留めるようにしましょう。
猫がとうもろこしを使った製品を食べても大丈夫か
ポップコーン
とうもろこしを使った製品としてまず思い浮かぶのはポップコーン。結論からいうとポップコーンを食べること自体には問題ないのですが、そもそもポップコーンに栄養素はなにもありませんので与える必要がありません。
それどころか、ポップコーンの塩分など濃い味付けにより糖尿病や腎臓の病気になる恐れがあったり、ポップコーンの独特の形状により喉につまらせて窒息死してしまう可能性もあります。すすんで与えたい食べ物ではないのでご注意ください。
とうもろこしの葉、ひげ
そのほかに、とうもろこしの葉やとうもろこしのひげは食べても問題はないかと疑問に思っている方もいらっしゃるかと思いますが、食べても問題はありません。問題はありませんがすすんであげるべき食材ではありませんので覚えておきましょう。
とうもろこしと猫の動画
とうもろこしをそのまま食べることはできないけど枕にすることはできるにゃ。そんな声が聞こえてきそうなとうもろこしを枕にするかわいい猫ちゃんの動画を発見してしまいました。
投稿者は長野県のキャンプ場の管理人さんで、「お昼はとうもろこしの予定だったのに・・・」と困惑する投稿者さん。ひんやりして気持ちよかったのでしょうか?サイズもぴったりでとっても可愛いですよね。
とうもろこしが大好きな猫ちゃんです!そのまま丸かじりしています。他の猫ちゃんが何だろう?とクンクンしようとすると、強烈な猫パンチをお見舞いしていました!
まとめ
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猫にトウモロコシを与えても問題は無い
猫にとうもろこしを与える時は与えすぎないように注意する
- 猫にとうもろこしを与える時は生で与えてはいけない
- とうもろこしのひげを取って与える
- 猫にとうもろこしを与える時は少量1粒2粒ほどをたまに与えるようにする
- とうもろこしは猫にとって消化しずらいので細かく砕いてあげる
今回は猫にとうもろこしを与えてもいいのかということについてご説明しました。
猫ちゃんにとってとうもろこしを始め、穀物類はあまり得意ではない食材です。そのことから最近では穀物を使っていないキャットフード、グルテンフリーのご飯が次々と販売されています。
もちろん神経質に穀物類を排除する必要はもちろんないですが、愛猫にアレルギー症状が見られる、消化不良と思われる嘔吐と下痢が見られるといった場合は食事の見直しが必要かもしれませんね。
この機会に是非食生活の見直しをしてみてください。
その他、猫が食べていいもの・悪いもの
今回紹介した食材以外にも、人間には安全でも、与え方や量によっては猫にとって有害な食べ物が数多くあります。場合によっては命に関わるような食材もあるため、飼い主さんは正しい知識を身につけておくことが必要です。万が一のことが起こってしまわないよう、「猫が食べていいもの・悪いもの」を事前にチェックしておきましょう。