飼い主を避けたがる猫の気持ち
もしかして嫌われてるの?と感じてしまう猫の行動があります。猫が嫌な気持ちになっているときは、避けるような行動をとるようです。飼い主さんを避けてしまう、猫の気持ちを見ていきましょう。
1 「邪魔するにゃ!」
猫には、誰にも邪魔されたくないスペースがあります。一人でくつろぎたいときに、飼い主さんに近寄られたり、触られたりすると嫌な気持ちになります。「一人になりたいのに邪魔しないで」と移動をします。猫は、おひとり様気分でいたいときもあるようです。
2 「くさいにゃ!」
猫は匂いにとても敏感です。女性なら、服に香水を付けていれば猫は「くさい!」と離れてしまいます。男性なら、タバコの匂いに「くさい!」と近寄らなくなってしまうようです。猫の嫌いな匂いがする場所へは行こうとしないのでしょう。
3 「見つめられると嫌にゃ!」
猫の気分は、読めないことが多いでしょう。猫がこっちを見つめてくるときもあれば、飼い主が猫を見ると逃げてしまうこともあります。逃げていくのは目が合うと都合が悪いのでしょうか?咄嗟に、嫌な予感を抱き、避けられてしまうこともあるようです。
4 「行きたくないにゃ!」
飼い主さんが、猫のキャリーケースを手にすると、腰を低くして逃げる体勢をとります。「え?病院!?」「行きたくない!」と飼い主さんの傍から離れてしまいます。キャリーケース=嫌な場所となってしまっているのでしょう。
5 「強制されるのは嫌いにゃ!」
猫は「無理に何かをされる」と言うことに、悪意を感じてしまうようです。「飼い主さんが自分に近づくと、ろくなことがない」と記憶されているのかも知れません。
抱っこされると爪を切られる、抱っこされたら部屋に入れられる、抱っこされたら触られまくる、などから、抱っこされると強制されてしまうと思っているのでしょう。
6 「都合が良すぎるにゃ!」
猫は飼い主さんに、腹を立てているのでしょう。自分の都合で構ってくる飼い主さんに「都合がいい」と思っているようです。構ってほしいときに無視された、自分以外のものに愛情を見せた、怒鳴られた、驚かせた、などのことがそう思わせたようです。
7 「しんどいにゃー」
猫が飼い主を避けるのは、飼い主さんに気を使っているのです。猫の体調が悪い、痛みがあると言う場合は、誰にも悟られたくないようです。
心配かけないように隠れて休息しようとします。なので飼い主さんが寄ってくると、「しんどいから、そっとしといて」と弱々しい声で鳴くのでしょう。
猫が避けるのは『嫌い』だから?
怖いから避ける
猫の気持ちには、『嫌い』と思うことよりも『怖い』が先にくるようです。嫌なことを避けたい、ケンカを避けたいと言う気持ちが強くあるので、あからさまに避けようとするのでしょう。
簡単に言うと、猫の習性からきている行動なのです。もしも飼い主さんが「猫に嫌われている…」と思っているなら、嫌いではなく怖がっているからと言うことなのです。
安全ではないから
猫も人間を選びます。好き嫌いで単純に分けるというよりは、「その人がする行為が安全かどうか」で分けられるようです。その人が嫌いだから避けるのではなく、自分を守るための行動なのでしょう。
飼い猫の場合、人間と共存している訳ですから一人になるのは無理ですよね。猫は苦手な人とも、上手く付き合っていかなければいけないのです。
猫はその人を安全と思ったときに、自分のペースで距離を近づけてくる生き物なのです。
不安になるから
猫が飼い主を避けるのは、飼い主さんの行動が一貫していないからなのです。猫とのコミュニケーションの度合いが、猫を不安にさせているのでしょう。
猫は自分のおかれている環境に慣れようとします。飼い主さんの行動が、たくさん構いすぎる日、構わない日があると、猫の気持ちが不安定になってしまうのです。
人間同士のコミュニケーションでさえ、難しいとされているのです。猫と人間なら、なお更難しくなると言えるのではないでしょうか。
まとめ
猫が飼い主を避ける気持ちについて紹介しました。猫が飼い主を避けるのは、怖い、危険、不安からくるようですね。猫の場合、表情から気持ちを読み取るのは難しいです。
猫が好意を示すときは、自ら近寄ってくるのが安心を示している行動になります。猫に避けられて「嫌われた…」と思わずに、猫の本来ある習性から、このような行動をすると理解してあげましょう。