猫に無視される理由について
自由奔放で気分屋な猫でも、飼い主さんと一緒に暮らしていれば普通であれば懐いてくれますよね。しかし、呼びかけに反応をしてくれなかったり触ると嫌がるような仕草をしたりするときには、いくつかの原因が考えられます。その理由についてご紹介します。
1.苦手な匂いがするから
猫は犬ほどではないものの、人間よりは嗅覚が優れています。それなのに飼い主さんが香水をつけていたり、タバコを吸っていたりすると、その「匂い」が苦手で近づきたくても近寄れない存在になってしまうことがあります。
猫はきつい匂いが大変苦手ですから、猫の過ごしやすい環境づくりをするためにも香水やタバコの匂いは衣類につけない、つかないように対策をしてください。
2.コミュニケーション不足
ふだんから猫と一緒に遊んでいなかったり、猫が求めてくるときに触らなかったりなど、「相手をしない」ということを繰り返していると、猫は拗ねて懐かなくなってしまいます。
猫は気分屋な動物ですから、飼い主さんが触りたいときではなく、猫が甘えたいと求めてきてくれたときにたくさん愛情を注いであげるようにすると、ふだんからコミュニケーションがうまくとれるようになるでしょう。
3.留守番が多いから
猫は意外にも寂しがりやで甘えたさんな性格をしています。それなのに、忙しいからといって長時間留守番ばかりさせてしまうと、猫は飼い主さんに全く懐かなくなってしまう事もあるでしょう。呼びかけにも無視をしたり、触っても無反応だったりするときには拗ねている可能性もあります。
4.お休み中
猫はご飯を食べているときや寝ているときなど「自分のしていること」に集中をしているときには無反応になることがあります。
猫は起きているようでウトウトと眠っていることもありますから、呼びかけに反応しなかったり無視されたりするときには「寝ているだけ」のこともあるでしょう。
猫はたくさん眠る動物ですが、あまり深い眠りにはつけていませんので寝ているときには邪魔しないようにしてあげてくださいね。
5.具合が悪い
猫に無視されるときに「猫の耳が聞こえていない」ということや、その他の病気であることが原因である場合もあります。
触ると痛がるような素振りをしたり、逃げるようなことを突然したりするようになったときは「どこかを怪我している」可能性もありますので、様子を見て動物病院へ連れて行くようにしてください。
6.興味がない
猫が触ってもスルー、呼びかけても無視ということがまれにありますがこれは嫌われているわけではなく、猫は「興味がない」ことによって反応をしていないだけのときもあります。
例えば、「今はおもちゃで遊んでる」「今はグルーミングをしている」という猫が何かをしているときには、単に反応をしないだけのときもあるでしょう。
まとめ
猫が触ってもスルーをしたり無視をするようなときにはストレスによってわざと無視をしていたり、拗ねていたりする可能性があります。「今の生活に満足できているか」という猫に気持ちをふだんから考えてコミュニケーションをとってあげると、うまく信頼関係を築くことができますよ。