人のケンカを猫が仲裁する理由
猫が人のケンカを仲裁することは実際にあるようです。なぜそのような事をするのか、理由を探って行きましょう。
- 仲良くして欲しいから
- 大きな声が嫌
- 好きな人をいじめるにゃ!
仲良くして欲しいから
特に大好きな家族たちがケンカしているのは忍びないと思うのか、ケンカの仲裁をする事があるようです。親子喧嘩や夫婦喧嘩の時、猫に止められたという飼い主さんは多いです。
大きな声が嫌
ケンカの時に人が発する大きな声が嫌なのかもしれません。猫は突然鳴り響く大きな音が苦手ですから。「その大きな声、止めて欲しいにゃん!」と怖がっている可能性があります。あまり猫を刺激しないよう、ケンカはほどほどにしないといけませんね。
好きな人をいじめるにゃ!
猫によっては、ご贔屓の人が他の人に怒鳴られていると、まるでその人がいじめられているように感じてかばうことがあるよう。中には、夫婦喧嘩をした翌日、奥様贔屓の猫がご主人の枕に必ず粗相するというケースもあったとか。ご主人にしたらたまったものではありませんが、奥様は愛猫の愛情が嬉しいでしょうね!(笑)
猫のケンカ仲裁方法
猫が人のケンカを仲裁する時はこんな方法で止めてくれるようです!
- 「にゃ〜」と鳴く
- 人の間に入る
- スリスリする
- 影で様子をチラチラ見る
「にゃ〜」と鳴く
猫のケンカ仲裁方法でオーソドックスなのが、「にゃ〜」と鳴き声で止めようとする方法です。我が家の猫もこのスタイルです。大声をあげている人に向かって、「にゃ〜(止めて〜!)、にゃ〜(おい!)、にゃ〜(止めろって言ってんだよ!)、にゃ〜(しつっこいなもう!)、にゃ〜(いい加減にしろ!)」と言っているかどうかは分かりませんが、止めて欲しいという気持ちなのに違いありません。
愛猫がせっかく仲裁に入ってくれているのだから、そのかわいさに免じてストップしたいところですが、そうは気持ちがうまく収まらないところが人間の至らない点です。(筆者だけかもしれませんが)猫さん、ごめんなさい。
人の間に入る
ケンカをしている人の間にすかさず入り、仲裁する猫もいます。下手をしたら自分にも降りかかってくるかもしれないのに、体を張ったその心意気には感心です。きっと度胸の座った猫さんなのでしょう。いや、あっぱれです!
スリスリする
ケンカをしている人の足元に来てスリスリして止めようとする場合も。柔らかい猫の感触に、思わず怒りも収まってしまいそうです。普段は人に無関心な猫が、ケンカの時だけスリスリしにくるという飼い主さんもいました。そのギャップにやられて、見事ケンカが止まるそうです。微笑ましい光景ですね!
影で様子をチラチラ見る
直接ケンカを止めにくるのではなくても、影でチラチラと人がケンカしている様子を猫が見ているだけで、仲裁になってしまうこともあるのだとか。「今出て行ったらきっとマズイよね。どうしよう〜(オロオロ)」とばかりに、壁に隠れながら様子を伺う猫の姿に、ギスギスしていた人の心が一気にほぐれ、一転して大爆笑!もうケンカどころではない、お笑いムードを作り出してしまうそうです。猫のすごさが滲み出る、そんな一幕です。
まとめ
人がケンカを始めると、関わりたくないとそそくさと立ち去る人が多い中、止めに入ろうとしてくれる猫がいるなんて驚きです。
全ての猫さんが仲裁しようと思う訳ではないようですが、それでも一部の猫さんは、自分よりも体の相当大きな人に立ち向かって行くのですから、その勇気には拍手を送らなければいけません。
猫って意外と正義感が強いのかも?人が忘れかけている動物としての基本的なことを、猫は思い出させてくれようとしているのかもしれません。愛猫を悲しませない為にも、なるべくケンカをしないよう心がけたいものです!