怒った猫の声や耳の形など5つの体の変化

怒った猫の声や耳の形など5つの体の変化

みなさんは猫が怒った時の体の変化をご存知ですか?今回は猫が怒った時に見られる体の変化、そして鳴き声などの特徴をいくつかまとめましたので、是非参考にしてみてください。そしてこれからの猫との生活に役に立てて頂ければなと思います。

怒った猫の体の特徴

不満げな表情の猫

猫が怒った姿を見たことがありますか?実際に猫を飼育している人ならYESと答える人は多いかもしれません。しかし猫を飼育したことがない人や、とても穏やかな猫を飼育している人にとっては”怒った猫”のイメージは少ないのではないでしょうか?

今回は猫が怒ったときの体の特徴をいくつかご紹介したいと思います。

怒った猫は声が高くなる

喧嘩する2匹の猫

怒った猫は声が高くなることが多いと言われています。「ウゥー」と唸る声、そして「シャー!」と怒る声とは別に、「ニャー!」や「アォーン!」などの高くて大きな声を出すことが多いです。

我が家では多頭飼育をしていますが、怒った猫同士が高く大きな声で鳴き、次第に猫パンチや引っかき合いになる場面をよく見かけます。

怒った猫は耳を後ろに倒す

耳を倒して威嚇する猫

怒った猫は耳を後ろに倒します。あの可愛い耳を「イカ耳」とも呼びますが、斜めに耳を倒す猫や、ペタンと倒す猫までさまざまです。猫がイカ耳になる場合は、

  • 警戒している
  • 怒っている
  • 驚いている

など様々な理由が考えられます。また怒った猫がイカ耳になっている状態のときには、近づいたりしつこくしたり、手を出したりしてしまうと、人間に爪を立てて猫パンチをしてくることが多いので、特に注意しなければいけません。

怒った猫は瞳孔が開く

目を大きく開いている猫

基本的に猫の目は日中の明るい時間は光の調整をするために瞳孔が細くなっていて、夜などの暗いときには逆に瞳孔が開きます。しかし明るい時間に猫の瞳孔が開いているときは、猫が怒ったときの証拠なのです。

大体の猫はかなり怒っているときに瞳孔を開き、大きな目に大変身する場合が多いと言われています。

怒った猫は毛を逆立てる

全身の毛を逆立てた猫

怒った猫は毛を逆立てます。全身の毛がブワッと逆立ち、しっぽがたぬきのように太くなるときは、猫が怒ったとき、もしくは警戒しているときだと言えます。そしてヒゲも、ピーンと前に突き出た状態になることが多いとのことです。

ちなみに猫は、興味があるとき(獲物を見つけたときやオモチャで遊んでいるときなど)にも、ヒゲを前に突き出すことがあります。猫のヒゲの見分け方としては、

  • 猫が興味を持っている=耳を立ててヒゲを前に出している
  • 猫が怒ったとき=耳を後ろに倒しヒゲを前に出している

という見分け方が一般的だと言われています。

怒った猫はしっぽを叩きつける

ねこのしっぽアップ

怒った猫は床に大きくバタンバタンとしっぽを叩きつけることがあります。

実は猫のしっぽは、猫の様子がよくわかると言われています。リラックスしているときにはゆらゆらと大きく揺らし、怒ったりイライラしているときには小刻みにしっぽを動かします。

そして猫が怒ったときには、バタンバタンと床に叩きつけるようにしてしっぽを動かしますが、このときは毛を逆立ててしっぽを太くすることがほどんどです。

猫が怒る理由

鋭い眼差しの猫

猫が怒る理由は様々ですが、多くは縄張り争いでの喧嘩や、嫌なことをされたとき、そしてしつこくされたことに対して猫は怒ることがほとんどだと言えます。

怒った猫はしばらく機嫌が直ることがないので、下手に刺激しないよう、そっと遠くから見守っておくことが1番安全かもしれません。

怒った猫に対してちょっかいを出したり、しつこくしたりしてしまうと、飼い主さんがケガをしてしまうことや、嫌われてしまうこともあります。

怒った猫すらもかわいい!という気持ちはとても分かりますが、ケガをしたり猫に嫌われたりしないよう、ほどほどにしておきましょう。

まとめ

全身で怒っている野良猫

猫が好きな人にとっては、怒った猫の姿もとても可愛く見えてしまいます。「シャー!」といったときの顔や、猫のイライラしている姿はちょっと笑えるときもあって、怒った猫を更に怒らせるようなことをしてしまうこともあるのではないでしょうか?(;'∀')

私も飼育している猫たちが喧嘩を始めると、最初は「可愛いな」と黙ってみているのですが、あまりにも喧嘩がヒートアップしてしまうと、怒った猫は手をつけられなくなりますので、すぐに引き離すようにしています。

ひどいときには猫同士の喧嘩で、猫の毛の塊が部屋中に散らばっていたこともあります。いくら爪を切っていても、怒った猫が必死に爪を立てひっかき合うことで、猫から毛が抜け落ちてしまったり、血が出てしまったりすることも珍しくありません。

猫をかわいいと思う気持ちがあるからこそ、猫を怒らせないようにと気をつけなければいけませんね。

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