糖尿病の猫に食べさせるフードの選び方

糖尿病の猫に食べさせるフードの選び方

飼い猫ちゃんの様子がおかしいと感じ、病院に連れて行ったら糖尿病だった!そうなると、インスリン治療に加えて今まで与えていたフードを見直す必要が出てきます。しかし、糖尿病だと診断された猫ちゃんにはどんなフードを与えるのが良いのでしょうか?フードを選ぶときの基準や糖尿病の猫ちゃんでも食べられる食事内容についてご紹介していきたいと思います!

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記事の監修

北里大学獣医学科卒業。埼玉県内の動物病院で勤務医をしながら教育・研究にも携わっており、大学では『伴侶動物の鉄代謝』をテーマに研究しています。『猫は小さな犬ではない』という格言のもと、何よりも猫ちゃんの健康と福祉の向上を一番に考え、日々の診療に励んでおります。

糖尿病の猫に与えるフードの選び方

キャットフード

糖尿病と診断されたら、今後どんなフードを与えていくべきかとても悩みますよね。
糖尿病をもつ猫ちゃんに与えるべきフードの特徴とは?

栄養価の高いフード

猫が糖尿病にかかると、栄養がうまく取り込めず体重が減っていってしまうことが多いです。腎機能に問題がないのであれば、できるだけ高タンパク・低炭水化物の糖尿病療法食を選ぶようにしましょう。しかし痩せた猫ちゃんに与えてしまうと体重が増えにくくなってしまうので要注意です。

また、腎臓病やアレルギー疾患で既に別の療法食を食べている猫ちゃんではそちらのフードを優先してあげてください。

食物繊維が豊富

猫の糖尿病には血糖値の上昇を緩やかにさせるために、食物繊維が豊富なフードもオススメです。

グレインフリー

「穀物不使用」という意味のグレインフリーのフードは、素材や製造法にこだわりを持っているものが多いです。と言うのも、猫ちゃんは肉食動物ですので穀物類を摂取してもあまり栄養にならず、更に消化もうまくできません。 少ない量でもしっかりと栄養がとれるグレインフリーのものを選ぶと良いでしょう。

ウェットフード

糖尿病にかかると、文字通り尿中に糖が出てきてしまい多飲多尿につながります。多尿は脱水を引き起こしやすいため水分含有量の多く糖質が少ないウェットフードの方が食事からも水分補給ができるのでオススメです。 また、ドライフードよりもウェットフードの方が猫ちゃん本来の食事内容により近いので食いつきが良くなる場合もあります。余裕があればウェットフードに切り替えてしまうのも有りです。

糖尿病の猫のフード選び

ご飯を食べる猫

一括りに糖尿病と言っても、肥満の程度、併発疾患の有無、猫ちゃんの年齢など様々な状況により適切なフードは変わっていきます。

フードを切り替える時は飼い主さんの独断で決めてしまわずに、必ず先にかかりつけの獣医さんに相談してから与えるようにしましょう。

監修獣医師による補足

猫ちゃんの糖尿病治療は適切なインスリン投与と併発疾患の治療が主軸になります。その上で食事は毎日同じものを同じ量食べることが基本となり、無理に嫌いな療法食に変更して食べなくなってしまうと良好な血糖コントロールは難しくなります。ですので無理に変更するのではなく、治療経過が順調であれば変更するぐらいの気持ちで問題ないかと考えます。 食事内容としてはarisuさんのお話しの通りで、可能なのであればウェットフードをオススメします。 また、手作り食は賛否が分かれるところなのですが、世の中に出回っているレシピのほとんどが栄養学的な要求を満たしていないとも言われています。 糖尿病のような食事内容によって病態が変わってきてしまう疾患において安易な判断で手作り食のみを継続するのはやや問題があると考えます。

獣医師:長谷川 諒

まとめ

猫とご飯

糖尿病と診断されるとインスリンによる治療が最優先ですが、食餌療法が可能な猫ちゃんは、タンパク質と食物繊維を中心に摂ってもらうことで血糖コントロールで状態が良くなることがあります。

獣医師さんとよく相談しつつ、愛猫ちゃんに合ったフードを与えて少しでも回復に向かうようサポートをしてあげましょう。

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