キューバ危機回避の裏にも猫の存在が?君主や大統領の心をなぐさめ、影響を与えた「政治家猫」英国・米国

キューバ危機回避の裏にも猫の存在が?君主や大統領の心をなぐさめ、影響を与えた「政治家猫」英国・米国

歴史的に、猫は君主や政治家に大きな影響を与えてきました。猫の存在はストレスをやわらげるだけでなく、重要な意思決定にもプラスの影響を与えます。そんな例をご紹介しましょう。

英国王室の宮廷猫

ヴィクトリア女王のイラスト

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古代エジプトから現代にいたるまで、猫は何世紀にもわたって注目を集め、政治的指導者に影響を与えてきました。

たとえば英国王室。宮廷の猫は重要な役割を果たしてきました。なかでも有名なのは、ヴィクトリア女王の侍女だったDickie Meyrickの飼い猫Puffing Billyです。

この猫はとても愛情深い性格で知られており、Dickieが宮殿や庭園を歩くときは必ずついてきました。あまりに飼い主のことが好きすぎて、夜は一緒にベッドで眠ったといいます。

ヴィクトリア女王自身も猫をとてもかわいがり、公式訪問やその他の行事の際には、しばしば猫たちの同席を求めました。

歴史的に、英国王室と猫とは深い愛情と協力関係で結ばれてきました。Puffing Billyのほかにも多くの猫たちが宮廷に住み着き、人間の仲間を支える重要な役割を果たしてきました。心を慰めるだけでなく、忠実な従者として大きな存在感を示していたのです。

2匹の猫を愛したケネディ大統領

ケネディの顔を描いた切手

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米国でも指導者の意思決定に影響を与えた猫がいます。

ジョン・F・ケネディ大統領の猫もその一例。彼は2匹の猫MacaroniとTillieを特に愛していました。猫たちがホワイトハウスの机の上でくつろいでいる姿がよく目撃されています。

ケネディ大統領の猫への愛情は、現実の政治にも影響を与えました。歴史家によると、彼は「キューバ危機」をはじめとするストレスの多い時期に、しばしば猫になぐさめを求めていたそうです。

MacaroniとTillieがゴロゴロと喉を鳴らす音が、当時のソ連との緊張緩和に直接役立ったかどうかは定かではありませんが、彼が猫のもたらす安らぎに心を慰められたのは明らかです。

猫はやすらぎとアイデアの源

執務室で働く猫のイメージ

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大きなストレスにさらされる君主や政治家が、猫を愛するのは偶然ではありません。フワフワした毛並みの猫がそばにいれば、心が落ち着きストレスも軽減するからです。

もしあなたが何かの団体でリーダーを務めていたり、重要な意思決定を求められているなら、ケネディ大統領にならって、まずセルフケアとリラクゼーションを優先することが大切です。

飼い主なら誰もが知っているように、かわいい猫と一緒にソファに座っているときにこそ、最高のアイデアが浮かぶのですから。

出典:Famous Felines That Shaped History and Culture

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